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ARCANA PROJECTの「快晴のエスタリスタ」「慟哭のトルメンタ」を聴いて欲しい

僕が推しているARCANA PROJECTは、来たる8/24に待望の1stアルバム「創世記」をリリースする。やっと、本当にやっとだよ!!

タロットカードの世界観をモチーフに活動する彼女たちのアルバムCDは、アニメタイアップ曲を中心とした、アルカナ入門編とも言える正位置と、カップリング曲でグループの深みを見せる逆位置の2枚で構成されている。

そして各盤のリード曲を担うのが今回紹介する「快晴のエスタリスタ」「慟哭のトルメンタ」の2曲だ。

この2曲がとにかくすごいっていう紹介をしたいのよ。これからのARCANA PROJECTの名刺代わりになる曲だと思うし、このグループが作り上げようとしている世界観と歌への想いを感じられる2曲だと思ってる。何より自分はこの2曲でまたしてもクソデカ感情を背負ってしまった。本当にARCANA PROJECTは最高なんだよ。

正位置盤リード曲「快晴のエスタリスタ」

「快晴のエスタリスタ」は作詞を田淵智也さん、作曲を草野華余子さん、編曲を堀江晶太さん、ストリングスアレンジを宮野幸子さんと、アニメ「白い砂のアクアトープ」のOP曲を制作したチームが再集結して作られた曲で、正位置盤の最初の曲となっている。
エスタリスタとはスペイン語で「準備はできた」的な意味らしい。この曲が表すのは「希望」。どことなく「とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか」に似た、アルカナの明るい決意表明とも言える希望に満ち溢れた曲だ。

とにかく壮大で3拍子と4拍子を行ったり来たりして次の展開が予想できない、そんな音楽に引けを取らないどころか完全にモノにしている5人の歌唱をこれでもかと堪能できる文句なしの神曲(なんでも神曲って言えばいいと思ってるオタクくんさあ……)。

もうちょっと細かく見所の話をしたいが、それについてはもう一つのリード曲、「慟哭のトルメンタ」について話してからにする。

逆位置盤リード曲「慟哭のトルメンタ」

この曲については、できれば快晴のエスタリスタを聴いた後に聴いて欲しい。

「慟哭のトルメンタ」は作詞作曲を草野華余子さん、編曲を中山真斗さんというアクアトープED曲制作チームによって作られた曲で、逆位置盤の最後の曲となっている。

トルメンタはスペイン語で「嵐」という意味。この曲が表すのは「絶望」、と見せかけて絶望さえも乗り越えて私を生き抜いていくという、アルカナの悲哀がありながらも力強い決意に満ち溢れた曲になっている。

音数は比較的少なめだが重厚な世界観が構築され、3拍子と4拍子を行ったり来たりして次の展開が予想できない、そんな音楽に引けを取らないどころか完全にモノにしている5人の歌唱をこれでもかと堪能できる文句なしの神曲………あれ?

2曲のとんでもない仕掛け

2曲とも聴いた方はお気づきかもしれない。
そうなんです。この2曲、歌詞や編曲は違えどメロディーが全く同じなんです。

そして先述した通り、このグループはタロットカードの世界観をグループのモチーフにしている。また、両曲はアルバムでの曲の位置も真逆となっている。
ARCANA PROJECTやりやがった。とうとう曲に正位置と逆位置の概念を組み込んできやがったよ。
この仕掛けに気付いた瞬間に、クソデカ感情が爆発して泣いた。草野さんをはじめ、楽曲制作陣がいかにアルカナのことを大切に思ってくれているか、そしてそれを受け止めて高いレベルで昇華してアウトプットした5人の歌への強い想いを感じて涙が抑えきれなかった。本当にARCANA PROJECTって最高のグループなんですよ(2回目)(クソデカ感情の極み)。

個人的メンバー別見どころ

この対となる2曲を歌い上げている5人の表現は特筆すべきものが多すぎるが、今回は個人的にここをみて欲しいっていうところをメンバー別に書き連ねていく。

①メインパートを担うひかるちゃん、うーちゃんの歌唱力

曲の始め、落ちサビの始めと終わりという重要パートを一手に担うのが、快晴のエスタリスタはひかるちゃん(天野ひかる)、慟哭のトルメンタはうーちゃん(桜野羽咲)だ。
ひかるちゃんの歌声はまさに希望に満ち溢れていて、うーちゃんだからこそ説得力のある、力強い歌声になっている。2人ともこの大役にふさわしいなあと思う、圧巻の歌唱力だ。

②表情も凄まじいあおにゃんの表現力

あおにゃん(空野青空)だけMVまでひっくるめての話になってしまうけど本当にすごいから見てほしい。普段はとにかく明るく笑顔しか知らなそうなキャラをしているのに、慟哭のトルメンタのMVでは一気に悲哀に満ちた表情、歌声になるそのギャップがすごくいい。
もちろん、快晴のエスタリスタでのあおにゃんらしい歌声やコロコロ変わる表情もすごくいい。
先日行われた歌劇でも、展開が進むにつれて表情に微妙な変化をつけるのがうまかった。とんでもない表現者だと思う。

③1パートで曲の印象を決定づけるしおぴ、ハナちゃんの爆発力

この2曲、基本的にはソロパートの歌割りはガラッと変えているが、2か所だけ同じ歌割りのところがある。それがしおぴ(相田詩音)の2番Bメロとハナちゃん(花宮ハナ)のCメロだ。
このたった1パートの2人の表現で、2曲が対になっているということがより強く印象づけられる。真摯に歌に向き合っているからこそ聞き手がグッとくる歌い方になってると思うし、2人ともほんとにすごい歌い手だわ。

1stアルバム「創世記」は8/24リリース!

改めて、ARCANA PROJECTはとんでもない曲を世に放ってしまったと思う。とめ潮の歌詞で「僕たちの歌を歌っていく」とあったが、この2曲はまさにアルカナにしか歌えない「僕たちだけの歌」だろう。こんなにも制作陣含めてグループのコンセプトや歌への想いを大切にして、それをしっかり表現できるグループは他にはないと思っている。本当に最高のグループなんよ(3回目)(わかったから)

そんな2曲がリード曲となっている1stアルバム「創世記」は1ヶ月後の8/24にリリースとなる。既出曲で考えるともう最高のアルバムになることは確約されているので、大袈裟になるけど本当に全人類に手に取って聴いてほしい。
これからの期間はオンライン、オフラインともにリリースイベントが開催されると思うので、もし興味があれば参加して欲しい。

リリイベ(7/26アルカナ×CYNHN合同リリイベ)


オンラインリリイベ(7/29私服チェキサイン会)


こんなにもすごい曲を歌って、あんなにもすごいライブをするんだから、ARCANA PROJECTはいち早く世界に知られてくれ、本当に頼む、という願いを込めてこの文章を締めたいと思います。読んでいただきありがとうございました。

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