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2024 皐月賞を読み解く③ 勝ち馬を導く『鉄の掟』とは

まず初めに、競馬を愛する者として触れないわけにはいかない。
藤岡康太騎手の笑顔と真面目で真摯な騎乗、忘れられません。
先日もPOG馬で勝ち上がりに苦しんでいたコルレオニスを勝利に導いてもらい、康太騎手には大感謝していたところなのに。
騎手という職業は危険と隣り合わせ。
それなのに馬券が外れたからと騎手を罵倒するような愛の無い他責思考の人間には私は絶対なりませんし、周りにそういう人間も置きたくない。
一般の競馬ファンの私に出来ることといえば、常に関係者にはリスペクトの気持ちを持って馬券を購入し、康太騎手が愛した競馬界がこれからも続くように愛していくことだけ。
康太騎手、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

さて皐月賞の予想。
皐月賞を読み解く①と②を読んでから、今回の記事を読んでいただくと更に今回の記事の面白さが伝わると思いますので是非!

何年経っても変わらない”レースの本質”というモノがあります。

皐月賞の本質

それは

『前に行ける馬が勝つ』


ということ。

「なんそれ!」

「そんなん当たり前やん!」と思ったあなた。

皐月賞の本質を本当に捉えていますか?



「前に行けるから」といっても、粘り込むようなタイプの先行馬は勝つことは出来ない。
「レース運びが上手いから」といっても、それしか取り柄が無い馬は勝つことが出来ない。

「前哨戦で前に行けて、尚且つ目立つような末脚を使っていた馬」

コレこそが皐月賞勝つための本質。
緩い前哨戦で後方からレースをしていた馬はノーチャンス。

「いや、皐月賞を追い込みで勝った馬いっぱいおるやん」と思ったあなた。

皐月賞でペースが流れて中段以降の位置取りになって勝った馬も、前走で先行出来るぐらいの自在性がないと皐月賞では勝てないんです!

それを見極めるための『皐月賞・鉄の掟』があります。
それは・・・

『前走4コーナー7番手以内』


調べる限り過去30年の皐月賞の勝ち馬(東京開催は除く)で、この鉄の掟を破って勝ったのは2010年のヴィクトワールピサだけ。(4コーナー9番手)
30年間の皐月賞勝ち馬のうち29頭がこの条件に該当していた。

去年のソールオリエンスは?
→前走 京成杯 5-5-5-5

追い込んで勝ったドゥラメンテは?
→前走 共同通信杯 3-7-7

末脚自慢のディープインパクトは?
→前走 弥生賞 8-7-7-3

この鉄の掟は皐月賞が中山競馬場の芝2000mで行われる限り、私が3回転生しても変わることのない本質。

では今年の皐月賞に出走する有力馬の前走4コーナー順位を見てみよう!!

●メイショウタバル
前走毎日杯 1-1
●ジャンタルマンタル
前走共同通信杯 3-5-4
●ジャスティンミラノ
前走共同通信杯 5-2-2
●シンエンペラー
前走弥生賞 4-3-5-5
●サンライズジパング
前走若駒S 5-5-6-7

差しタイプの馬は…

●レガレイラ 
前走ホープフルS 14-14-11-10

●ビザンチンドリーム 
前走きさらぎ賞  11-9

●アーバンシック
前走京成杯    12-11-8-10

あれれ??
上位人気、穴で人気しそうなこの3頭は皐月賞の鉄の掟で1着候補からは脱落します!!
(勝てないだけで2~3着にも来ない、とは言ってませんのでw)

前回のST指数上位だったビザンチンドリーム、ギリギリ買える位置だったレガレイラはここで勝ち馬候補からは残念ながら消し。

ST指数で基準値を超えて、しかも鉄の掟をクリアして勝ち馬候補になって残っているのは

・メイショウタバル
・ジャンタルマンタル
・ジャスティンミラノ

の3頭だけとなりました。

この中に今年の皐月賞勝ち馬がいるのか?
それ以外から浮上する馬がいるのか?
次回の「皐月賞を読み解く④」では別の角度から勝てる馬のポテンシャルを分析してみたいと思います。

信じるか信じないかはあなた次第ww
知らんけどw

その④へ続きます↓


サポートしてもらうようなこと何も書いてませんw