【85日目】AI関連のホットなニュース7選(12月3週目)
こんにちは、AIディレクターのながいっつです!
先週はMidjourneyのV6がリリースされたり、Google Bardの拡張機能が実装されたりと、年末にふさわしいBIGなニュースが多かったように感じます。
今回は、12月18日~12月24日に発表されたAI関連のニュースで個人的に気になった5つを紹介します。
Google Bardの日本語版にも拡張機能が実装
GoogleのAIチャットボットBardの日本語版でも、Googleマップ、Gmail、YouTubeなどのサービスと連携が可能になりました。
これにより、Bardの応答内で複数のGoogleアプリケーションをまたいで情報を取得できるようになります。
例えば、旅行計画時には、Gmailからスケジュール、マップから経路、YouTubeから関連動画をBardのチャット内で取得できます。
Midjourneyの最新バージョンがリリース
Midjourneyの最新バージョンとなるV6がリリースされました。
350語以上の長いプロンプトへの対応、細かな文法や句読点への理解、色や影、構図、オブジェクトの配置に関するより具体的な指示が可能です。
また、画像内のテキスト配置も新機能として追加されています。
バージョンV5より処理速度は遅いものの、より詳細なプロンプト制御とリアルな画像生成が可能です。
ChatGPTにアーカイブ機能が追加
ChatGPT でチャット履歴をアーカイブ(非表示)できるようになりました。アーカイブを使うと、チャットを残したままサイドバーから削除できます。
アーカイブされたチャットは 「設定」で確認できます。現在、Web と iOS で利用可能となり、Android は近日公開予定です。
Copilotプラグインに音楽生成AI「Suno AI」実装
Microsoft Copilotが音楽制作のリーダーであるSunoと提携しました。Copilotを通じて、シンプルなプロンプトから歌詞、楽器、歌声を含む完全な曲を生成できます。
Microsoft EdgeでSunoプラグインを有効にし、Copilotに曲の作成を依頼することで音楽制作を開始できます。
AI動画生成・編集ソフト「Pika1.0」
スタンフォード大学の博士課程の学生が設立したPika Labsは、AI動画生成・編集ソフト「Pika1.0」をリリースしました。
このツールは、GIF画像から映画のようなビデオや3Dアニメーションを作成可能で、映像および画像編集業界に大きな影響を与えています。
Pika LabsはLightspeed Venture Partnersから5500万ドルの資金を調達し、「Pika2.0」の開発も進めています。
日本政府がAIの安全性を確保する新組織を設立予定
日本政府は、生成AIの普及に伴う偽情報の拡散などのリスクに対応し、来年1月にAIの安全性を確保する新しい組織「AIセーフティー・インスティテュート(AISI)」を設立する予定です。
この組織は、AIの安全性を評価する基準の策定や研究を行い、国際的な安全性の確保に寄与します。
組織の目的は、事業者向けのAIガイドラインに実効性を持たせることです。
StabilityAIがプラットフォームに動画API追加
Stability AIは開発者プラットフォームAPIに「Stable Video Diffusion」を追加しました。
このモデルは、2秒のビデオ(25フレームの生成と24フレームのFILM補間)を平均41秒で生成でき、様々な解像度とレイアウトをサポートし、MP4形式で出力します。
これにより、開発者はビデオ生成を効率的に製品に統合できます。
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