猫との日記
6月3日の夜、飼い猫のももぞう君とお別れをしました。18歳だったそうです。長寿!すごいなあ
もともと夫の家で飼われていた猫ちゃんで、私が一緒に過ごしたのはわずか2年ほどでした。
その間にたくさんのことを教えてくれたお兄ちゃんのような存在。そんなももぞう君との思い出の一部をここに残しておきたいと思います。
※この記事には大量の可愛い猫写真があります
ももぞう君は2003年生まれ。生後まもなく、きょうだい猫と一緒に捨てられていたところを拾われ、現在のお家へとやってきました。
きょうだい猫2匹を看取ったあとは義父母、夫とももぞう君の4人家族で暮らしていました。
・別荘でくつろぐももぞう君
◇
ももぞう君と私の出会いは、結婚前に初めて夫の家へお邪魔した2019年のお正月。
ずっと写真を見せてもらっていて、会いたい気持ちが増していくとともに、嫌われないか不安でもあったのですが…
そんな心配が吹き飛ぶほどにももぞう君は優しくてふわふわでもう可愛かった!
・ロッククライミングして草を食べてた
・かっこいい!足がピンクなのがチャームポイント
◇
2度目の訪問ではお家に泊まらせてもらうことになったのですが、寝具の違いやら緊張やらでうまく寝付けず困っていました。
トイレにでも行くかと廊下へ出ると、ももぞう君もそこに居て、落ち着くまでふわふわの毛皮を撫でさせてくれました。
おかげでその後ぐっすり眠ることができ、ももぞう君が居てくれて助かったことを覚えています。
・引越し作業の音がこわくて避難するももぞう君
ごめんね…
◇
7月、入籍と引越しが済み、ももぞう君と一緒の生活がはじまりました。
粗相はしないし、何をされても怒らない優しい子で、いままで出会ったどのオス猫よりも穏やかでした。
ただ、懐っこくても抱っこされるのは苦手なようで自分からヒトの膝に乗ることだけは1度もありませんでした。
・なでなでは嫌いじゃないももぞう君 ゴロゴロ
◇
夕食のときにこれみよがしに床へ寝転がったり、2階から鳴いていて様子を見にいくと猛スピードで階段をかけ降りてきたり、時折"かまって!"アピールをするのがいじらしかったです。
母親と一緒にいる時間が少なくて、甘えられないまま育ったのもあるのかな…
そんな不器用さも魅力でした。
来るもの拒まず、みずからは追わないところがなんだか格好良くて、一緒に住んでからもずっとももぞう『君』づけで呼んでいました。
・さんぽしたくて待ち構えている 粘り強いぞ!
◇
ペットショップで散歩ひもを買ってきて、一緒にお散歩にも行きはじめたのもこの頃。これを大変気に入ってくれ、朝夕の2回、私が休みの日は3回お外を一緒に歩きました。
晴れた日にごろんと寝転がって地面に体なでつけてるのめちゃくちゃかわいかったな〜!車のタイヤを舐めるのもなぜか好きでした、なんで…?
・あくび!
・タイヤ!
◇
寝転がってるとき以外は用心深く、車の音や犬の鳴き声に耳をすまして慎重に歩いていました。
お庭や家のまわりを毎日毎日、念入りにパトロールして守ってくれていました。偉いなあ
・葉っぱきれいだね
◇
朝は葉っぱについた朝露をなめるのが好きで、人・車の少ない夜は家から離れた草むらで遊ぶのが好きで、小さな体で自然をいっぱいに感じて楽しんでいたようです。
周りの草木、夜空の星をのんびり眺められるこの時間が私も大好きでした。
・石にすりすりも大好き
・雪でも元気いっぱい!
◇
翌年、私が切迫早産で入院することになりました。寂しくて毎日ももぞう君の写真と動画を夫に送ってもらって乗り切っていました…
以前から、誰かの帰りが遅いと玄関を覗きに行くような子だったももぞう君。
入院直後も1度、玄関から脱けだして探そうとしてくれたようです(すぐ連れ戻されました)驚かせてごめんね…
退院の日、玄関でももぞう君がちょこんと座って待っていてくれたときは感激でした!かわいすぎ!!
・よく私の寝床を占拠していた
・ananの表紙かい
◇
メンタルが不安定なときもあったけれど、ももぞう君からたくさんの元気をもらい、12月。
無事娘が産まれてからは、初めて見る人間の赤ちゃんに少し戸惑いつつもそっと見守ってくれていました。
お義母さんが代わりにお散歩してくれることが増えましたが、ときおり時間を見つけて一緒に歩きました。楽しかったなー!
・娘と私の部屋によく来るお客さん
◇
そんな元気いっぱいだったももぞう君も、今年のGW頃から少しずつ食が細くなっていきました。診てもらったところ肝臓が悪くなっていたようです。
ご飯を食べる量が減ってもお散歩には変わらず行きたがっていたので、お義母さんと私とで可能な限りお外に連れ出していました。
亡くなる3日前まで楽しそうにパトロールや日向ぼっこをしてくれていたので、見守る側としてもいくらか救われました。お散歩ひも買ってよかったな
・まぶしそうにしているももぞう君
◇
まだまだ思い出はたくさんありますが、出会ってからお別れまで新入りの私を受け入れてくれて、優しくしてくれた素敵なお兄ちゃんでした。
生活が大きく変わって戸惑うこともありましたが、そんな時に何度心を救ってもらったかわかりません。
ももぞう君!出会ってくれてありがとう!
またねー!
・3ショット!
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