スト6のアクセシビリティ

格闘ゲームの世界規模の大会「EVO」で、盲目の格闘ゲームプレイヤー「BlindWarriorSven」という方が予選プールを突破して、ニュースになっていました。

https://news.denfaminicogamer.jp/news/230805a

ちなみに僕もストリートファイター6やってますけど、僕プラチナ1、この方プラチナ3なので、僕より強いです。

ストリートファイター6はアクセシビリティに力を入れていて、ゲーム中のいろいろな状況をSEで知らせてくれる設定が充実しています。相手との距離を、ソナーのように音の間隔で知らせてくれたりとか、上中下段を音で判断できるようヒット音を変えたり、とか。

今まで使ってなかったですけど、設定からONにするだけで使えるので、CPU戦でちょっとやってみます。慣れると情報が増えるので、うまくなれるかもしれないですね。
あと、将来敵に目が悪くなってほとんどの趣味ができなくなっても、今のうちに慣れておけば、スト6だけはできる、と。

スト6には身体障害を持つプレイヤーもいて、メディアに取り上げられたりもしています。顎でスティックを操作するんですよ。すごいな人間。

僕は健常者ですけど、いつか事故や病気、あるいは加齢で、自分の体の機能が低下する可能性があることを思うと、別段他人事でもないです。
こういう、障害者向けのアクセシビリティが充実することが、ひいては自分の万が一の後でも楽しめる娯楽がある、ということを担保してくれていて、希望が持てます。そういう意味では感謝しかありません。

東京オリンピックに際して、乙武洋匡さんが「パラリンピックはなくなるほうがよい。オリンピックとパラリンピックの区別をなくして、健常者も障害者も同じ土俵で闘えるのが理想だ」という趣旨のことを言っていましたが、eSportsがその夢を先に叶えそうです。

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