ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けてきたよ

この記事を書き始める前日にICL手術を受けてきたので、記録も兼ねてざっくり書いていこうと思います。

視力矯正の手術を受けるまでの前置きを書こうと思うとダラダラ長くなりそうなので、箇条書きでまとめるとこんな感じです。

●なんで視力矯正の手術を受けようと思ったか?
 ⇒眼鏡が面倒。23年間の我慢の限界。ICLの実績が10年経ったから。

●なんでICL?
 ⇒レーシックよりドライアイのリスクが少ないから。あと角膜をレーザーで削って変形させるレーシックは受け入れ難かった。

●どこで?
 ⇒新宿近視クリニック。東京で実績が多そうなのが新宿と品川の近視クリニックだったのでそのどちらでも良かったが家から近いのが新宿だった。

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■まずは適応検査
 さてじゃあICLやるか!って思っていきなりクリニックに行ってもすぐにできるわけではありません。まずはクリニックに電話して(またはWEBから)適応検査の予約を入れました。
 ① 適応検査
 ② レンズ発注
 ③ 手術
 ④ 定期的な術後検査
 こんな流れですかね。適応検査でそもそも自分の目はICLできるのか?を確認します。人によってはダメな場合も。ちなみに僕はレーシックとICLはOKで、リレックススマイルというレーシックの上位版みたいなものはNGでした。
 この検査によって自分に合うICLのレンズのスペックが決まりますので、既に手術の決心ができていればこの場で発注します。予約金(レンズ代)として20万円を支払いました(重度の近視や、乱視ありだとレンズ代は割り増しになる模様)。レンズ作成に2週間はかかるそうなので、必然的に手術日は2週間後以降になります。担当のスタッフとスケジュールを調整し、いつやるかを決定しました。術後の検査は大事なので、手術の翌日と1週間後に通院できる日程で組むことになります。
 ICLのリスクとしてレンズを入れてみたら合わなかった、という場合があるそうで、その場合目に異常が起きるのを防ぐために術後検査は絶対必要です。確率は低いですが必要に応じてレンズの調整、交換を行うこともあるそうです。

■手術3日前から
 予約金を払った際に目薬を1種類もらいました。
手術の3日前から1日に4回(寝起き、昼、夜、寝る前)目薬をさすようにという指示です。これは目の細菌を抑えるものだそうで。自分は趣味で自転車に乗ってるけども目薬をさしながら前日まで普通に乗ってました。
 あとやっぱり3日前から緊張し始めます。特に手術前日の晩はなかなか寝つけませんでした(ヽ´ω`)

■手術当日
 受付を済ませるとまずすぐに目薬をさします。瞳孔を開くやつかな?効くまで時間かかるのでその間に手術代金の残金26万円を支払いました。予約金と合わせて合計46万円です。そのあとでポイントあるからSBCの会員登録してね~ってことでスタッフの説明を聞きながらスマホを操作しますが、瞳孔が開きつつあって手元が見えなくなってくるので操作が至難になります。会員登録してもらうなら目薬さす前にやろうぜ・・・

 貴重品はロッカーに。スマホも見えにくいのでロッカーに仕舞い、スタッフが何度か追加で目薬をさしにくるのでなすがままに受け入れてただ時間が過ぎるのを待ちます。最初に目薬さしてから90分ほど経ってついに名前を呼ばれて手術の待合室へ。アルファ波的な音楽が流れる薄暗い部屋で高級そうなリクライニングチェアに座り、担当のスタッフの説明をきいてから麻酔の目薬をさされます。あぁ・・・ついに始まる。麻酔の目薬も何度かさすので30分ぐらいかな。そのあと麻酔がきいてるか確認と、なんかマーカーみたいので直接目玉にマーキングされました。でも感覚なし。そして手術室へ。ひぃ。

 手術台に寝かされ、顔にカバーをかけられて右目だけ露出した感じで固定され、瞼も閉じれないように固定されます。
そして強烈に眩しいライトをあてられます。眩しい!でも瞼閉じれない!ビクビク!水かなんか液体で洗い流しされるけど瞼閉じれない!ビクビク!でもすぐに慣れてきて光源が見えてくるのでそこだけ凝視するよう意識。そんな中、先生が角膜に穴をあけたのかな?わからん。いったんライトをどかし、「次はレンズ入れますね~」と言ってまたライト照射。眩しい!光源をみてるとなんか目の前に丸いレンズっぽいのがすっと滑り込んでくるような感じがしました。これか?これがレンズなのか?「位置を調整しますね~」と言ってるけど細かい動きはよくわからず。とにかく眩しいんじゃい!またすっとライトがどかされ、固定されてた瞼も開放されてひと段落、ふぅ。これで片方の目終わり。でも、いや、こんなもんか?全然痛みを感じなかったしこれならもう片方の目はもう少し気楽な気分だ。
 次は左目。右目の時と全く同じでとにかく眩しかったがすんなり終わりました。

 先ほどの手術専用待合室へ歩いて移動。普通に見えるがどのくらいよく見えるのかまだ瞳孔が開いてるせいでよくわかりません。また高級リクライニングチェアに座らされて目薬をさされます。30分ほど目をつぶって休んでくださいね~ってことで気持ちもここで落ち着きました。30分経って「はいもういいですよ~じゃあ次は検査しましょう」ってことでいくつか目の状態をチェックするような検査をやって、3種類の目薬(1週間分)と保護メガネ(もちろん度なし)をもらって解散。クリニック内の部屋のライトの周りに輪っかが見えたのでこれがハロ・グレアなんだろう、そんなに大して気にはならない。
 天気が良かったせいもあって、外の光が眩しく感じる!あまり大きく目を開けられません。まぁこれもまだ瞳孔が開いてる状態だからですね。すぐに地下鉄へ。地下は眩しくないのであたりを見回すと今まで眼鏡かけてた時と同じような感じ。ただ少しドライアイを感じます。これは事前にスタッフに聞いてた通りで、人によっては数日続く場合もあるとか。なので電車の中や家に帰ってからはなるべく目を閉じたままゆっくり休む。この日はこれ以降外出せずにさっさと寝ました。

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上は術後90分の状態。右目に血がにじんでるように見えますがよくあることでこれは時間の経過とともに消えていくそうです。特に痛みとかはありません。

■手術翌日
 この日は最初の検診です。朝起きると昨日感じてたドライアイはなくなってました。頻繁に瞬きする必要はなくなってます。ハロ・グレアは継続してて部屋のライトの周りに輪っかは見えます。3種類の目薬を順番にさしてクリニックへ。昨日ぶりの外出ですが昨日よりクリアに見えます。すごい。僕はいま本当に裸眼なのか?
 クリニックで視力検査を実施。下の方まで見えて両目ともに1.5!まじか。あと目の状態を検査したところ、通常より炎症が強いそうなので、炎症を抑える目薬は1日4回でなく8回つけるようにと指示をもらいました。ほぼ2時間おきですな。これは忙しい。まぁとりあえず1週間なので頑張りましょう。

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右目の血のにじみはちょっと薄くなってきてましたね。

■手術後3日目(2020/6/30追記)
 会社に出社しました。同僚から「お、眼鏡ないやん!」と言われたりします。まあそれは置いておいてうちのオフィスは天井に蛍光灯が大量にあるんですが、机に座ると視界の上の方に蛍光灯が見えます。すると視界上部に大きくアーチ状の光のラインが見えました。これもハロ・グレアですかね。自分の部屋の天井のライトで見えるハロ・グレアとは一回り大きいイメージです。まぁ自分の仕事は基本的にずっとPCの画面を見てるだけなので仕事的にはまったく支障はありませんが、今までなかった光のラインが視界上部に現れるようになったのでしばらく気になりました。が、半日もすると意識の外に出ていき、やはりこれも慣れですかね、帰る頃には大して気にならなくなってました。
 そもそもこのハロ・グレアについては、今後もずっと見えるものなのか、1か月もすれば見えなくなるのか、手術誓約書の中でも結果は保証していません。運次第か、人によるものでしょう。予約代金を支払う前にスタッフから誓約書の内容説明でよく説明されるところなので、許容できると思う人だけが受けるべきです。

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 仮にいま僕が見えてる光の輪が今後も見え続けてたとしても、室内のみであり、生活に支障が出るようなレベルでは全然ないので、個人的には許容範囲です。今後見えなくなるならそれに越したことはないけども、少なくとも現時点で許容範囲内で良かったと思います。
 次は術後1週間検診を楽しみにしておきます。

■手術後1週間(2020/7/5追記)
 この日の検診では瞳孔を開く目薬をさされてから目の状態を検査をしました。結果は問題なし。視力も1.5をキープ。この一週間は趣味の自転車も控えてましたが、「明日からは別に乗ってもいいですよ」と。ただし、「汗が目に入らないように注意してくださいね、汗にはバイ菌が含まれていますので。」ということなので、レンズを入れるために開けた穴が塞がるまで(およそ1か月)は汗止めのヘッドバンドを付けるなり気を付けて乗るようにします。
 また、先週の検診で炎症が強いってことだったのでこの1週間は炎症を抑える目薬を8回/日さしてましたが、また明日からは4回/日で続けて、目薬がなくなったら終了、という話です。この術後の目薬ケアって手術前に詳細な説明がなかったのでそこがちょっと気になりましたね。一応他の方のブログでも同じことを言及されてたので、やっぱそうなのねって感じでしたが、知らない人からすれば、「え?術後1か月も目薬を4回/日を続けるなんて聞いてないんやが?」って思うかもしれませんね。
 次は術後1か月検診を楽しみにしておきます。

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瞳孔を開く目薬をつけたあとの状態。術後翌日に貼った写真と比較してもらえれば、瞳孔がほんとに広がってるのがわかりますねw
そういや右目の血のにじみも徐々に薄くなってきたように見えます。

■手術後1か月(2020/7/28追記)
 この日は視力と眼圧の測定、および診察だけで済む簡単なものでした。15分ぐらいかな。
視力は両眼ともに1.5をキープ。良かった、3週間前から変わってない。ここ数日、夜中にスマホで漫画ばっかり見てたのでちょっと悪くなって1.2ぐらいになってるんじゃね?と思ってましたが杞憂に終わりました。
診察でも特に問題はなかったようで、手術によって角膜に開けた2mm程度の穴はもう完全に塞がってるとのこと。これで汗が目に入ろうが海に入ろうがお構いなし。

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術後にあった血のにじみも1週間ほど前には完全に消えてました。
この1か月続けていた目薬3種類(消毒系1、炎症抑制2)はすでに1つ使いきっており、残る2つも使いきるまで続けたらそれで終了とのことです。
 そういえば何度か言及したハロ・グレアは今現在も見える時は見えますが、完全に気にならなくなりました。これが慣れですね。そりゃ術前はそもそも見えなかったものが術後見えるようになったんだから気になるのは当然ですが、見えるなら見えるで1か月もすればそれが当たり前になるってことですね。

 次の術後検診は今から2ヶ月後ですが、ただの経過観察で終わると思うので実質これで終了かと。この記事もこれで終わりにします。
サヨウナラ、サヨウナラ~

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