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【RX 山本健一】 2019.11.16 東京都選手権ロードレース

クラスA 6位

振り返ると久々のサーキットコースでのレース。公道ばかり選んでいたわけではないのだけど。1.5kmの高速コースで過去を振り返っても「エンデューロ」以外では相性は悪くない。

前日のZWIFTした感じではパフォーマンスは当人比でかなり良好だが、南国帰り(東京ももはや亜熱帯だが)で消耗したのか、風邪の諸症状であまり乗り気でない。そもそも沖縄のレースの前にエントリーするのもチームメイトに背中を強めに押され震える指でポチったくらい。
ひと区切りと考えるほど、かのレースで成績を残せるわけでもないので、冷静に考えれば近場で走る貴重な機会を逃す手はないんだろう。

当日は午前中に取材活動、午後からレースと充実したスケジュール。
過去の経験でレーサーシューズとペダルだけは忘れたくないと心に誓っていたが、初めてシューズを忘れた。そんなこともある。
慌てても仕方ない。次のことを考えよと、チームメイトのまこっちにそのことを伝えると、さすがの拡散力を発揮していただき今回優勝したハンさんの耳に伝わる。氏より「二足持っているので、履ければ使ってみる?」とご慈悲深い声が。とのことでお言葉に甘える。
GIROのシューズ最高でした。サイズは2サイズ、ペダルはシマノと全く違うけど、意外と大丈夫そう。アーチを鍛えるとシューズのサイズが変わるというが、年々サイズが小さくなっている気がする。過去最大で45.5だったけど、今は44.5だし。メーカーにもよるか。
閑話休題
せっかく機会をもらえたので走ってみるか、と。
チームのミーティングで「調子は?」と聞かれて状況を話すと、自由に走って良いとのことで、花田選手完全マークで走ることを決める。チームは4人でまこっち・もやしとアタッカー、松尾でアタックマーク、高岡ゴール狙いか。最後トレイン組めればいいね、とも。
花田選手はジャパンカップではどんな動きにも対応できて、器用に勝利をつかんだような記憶がある。
いい機会。若者の走りをじっくりと観察。しっかりとした上半身でブレがぶれず、トラック選手のようなペダリングでとても美しい。大柄な選手ではないが集団の中では存在感がある。氏はスカッとする加速で3回アタックをしたが、すべて番手で反応した。さすがに他の選手にもマークされているので、逃げは決まらない。前半は結構積極的に数人の選手が代わる代わるアタックしていく。中盤に中だるみがあり、終盤は活性化する兆しがみえたあたりで悪夢の落車...。花田選手を探しに最後尾まで下がったタイミングで落車が発生し、後方に位置していたが、前方はよく見えず状況は把握できていない。
レースに出ていれば加害者にも被害者にもなる可能性があるので、誰が悪いとかという話ではないが、技術の向上で未然に防ぐことは可能。どんな手段でも構わないと思うが、そういった技術訓練を行う時間、機会を設けてもよさそう。経験年数とか関係なく定期的にやりたい、というかやる(やってる)。

落車現場を通過するたびにホイッスルが鳴らされ気が滅入るが、レースはというとラスト数周。残されたメンバーはレースを続行する資格がある。ひとまずチームメンバーがかなり動いてくれている。こちらは3回アタックしたのみで十分に脚が残っていて、相変わらず花田選手マーク。彼の今日のコンディションを知らないので、ある種の賭けだった。しかしラスト2周でスルスルと前に上がりはじめ、やる気を感じる。そのまま4〜5番手まで上がり最終周会に。まこっちがラスト牽引して交通整理。お疲れ様。
このコースは力がないと前に残れないけど、残ればそのまま着順になる。あー5番手か、と思いながら最後の上りで起死回生を狙うが、イン側から入らざるを得ない位置どりで万事休す(詰まっちゃうんですよ)。花田選手にインを先に取られブレーキをかけながらスプリント体制へ。結構全力で踏んで花田選手に並びかけるも、逆にインタープロの小山選手にまくられて6位。残念。東京都チャンプは3位の選手だったが、あれには届かなかったな。
下総のゴールスプリントは楽しい。次の機会は位置どりを修正して狙っていこう。

シューズを貸してくれたハンさんに改めてお礼を。善業?もあったか優勝しててかっこいいね。文句なし。

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チームメイトのもやっしーさんとは、同じバイクメーカー、同じ身長、ほぼ同じ体重なんだけど、強さやフォームも違えば根本的に体組成が全然違う。彼氏は生粋のBreakAwayタイプだけど、こっちはへなちょこinterval系ってのもあるか。見習って鍛えよう。まだ強くなれるはず。

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