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[40本目]辻出紀子がいなくなって22年が経った

今年も11月24日という日がやってきました。自分にとっては忘れられない、忘れてはならない日です。

1998年11月24日、三重県伊勢市で辻出紀子が失踪しました。辻出紀子は大学時代のサークル仲間で、特別に仲がよかったというわけじゃないけど、お互い自由人でサークルの中では浮いていたこともあって、色々な話をしていた。お互い出版社の就職を目指していて、彼女はちゃんと地元伊勢の出版社に就職したけど、自分は就職を目指して上京。最後に彼女と交わしたのは、東京で就活頑張るみたいな話だった。結局、自分は出版社には就職はできなかったけど、、、。あと、伊勢に遊びに行くって話していた気がする。愛知に住んでいた頃から、伊勢神宮には何度も行っていたけど逆に伊勢神宮以外にはほとんど行ったことなかった。他にもいいところがたくさんあるからって言われたんだよな。伊勢のことめっちゃ詳しいだろうし、なによりも好きだったんだろうなぁ。

失踪の件については、ネットに様々な情報が飛び交っているけどWikipediaがよくまとまっていると思う、というか自分自身はこの事件についてそこまで詳しいわけじゃない。2001年に彼女の撮影した写真を展示する写真展をお手伝いして、それ以降、毎年11月24日は彼女のことを考える日になっている。22年経っても彼女は行方不明のまま、どこに行ってしまったんだろうなぁ。

この事件を知った当初、彼女はどこかで生きてるんだろうと考えていた。なんというか、彼女の学生時代の様々なエピソードを思い出せば出すほど、何かに巻き込まれちゃって行方が分からなくなったんだろうと考えていました。なんというか、危険より好奇心が勝っちゃう人なんですよね、その様も含めて魅力的な人でした。22年経った今も、やはり彼女はどっかで生きてるとしか考えられないんだよなぁ、そういう人なんですよ辻出紀子って人は。

とはいえ、22年は時が経ちすぎだ。彼女のことを探し続けている両親のことを考えると、なんとか元気な姿を見せてもらいたいと願ってやまない。自分ができる事は彼女のことを1人でも多くの人に知ってもらい、気にかけてもらうことだ。ぜひ、この文章を読んだ方は、辻出紀子という人のことを知っていただき、ちょっとでいいので気にかけていただきたいのです。いわゆる公式的な情報は三重県警のWebサイトに掲載されています。それ以外のネットの情報は、まあ、想像の域を出ないものもたくさんありますが、そういうことを理解した上で読んでいただくのもありかもしれません。まあ、さすがにあの半島にもいないだろうし、あの島にもいないと思うけど、、、。

世の中わからないモノやコトが多すぎるし、そのほとんどはわからないままで終わってしまう。でも、彼女についてはわからないままでは終わって欲しくありません。重ねてになりますが、彼女のことを知らなかった皆様にお願いです、辻出紀子のことを気にかけていただければ幸いです。

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