Y.Ippei

大分県中津市生まれ。おもに批評を投稿します。2024.4-

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記事一覧

台湾紀行

1GW前半に台湾へ旅行した。 行きは4月26日(金)22:10成田発の、ピーチ航空の便だ。婚約者Mとともに、最前左側の席にすわった。正面ガラス越しで、ふたりのCAが終始笑顔で…

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「マイ言語」に生きるロラン・バルト:『零度のエクリチュール』論

はじめに ロラン・バルトの『零度のエクリチュール』は、一九五三年に出版された彼はじめての単行本である(以下『零度』と略す)。ひとことでいえば、文学作品がいかにし…

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2か月前
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note開設にあたり

私は2022年2月にTwitterで、「力について」というタイトルで連載をはじめた。批評を書きたくて、批評を書くための訓練として、「力について」をはじめたのだった。2021年末…

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台湾紀行

台湾紀行

1GW前半に台湾へ旅行した。

行きは4月26日(金)22:10成田発の、ピーチ航空の便だ。婚約者Mとともに、最前左側の席にすわった。正面ガラス越しで、ふたりのCAが終始笑顔でおしゃべりしていた。

深夜に台北桃園空港へ着き、セブンイレブンで悠遊カードという交通系ICカードを買う。私はセーラーマーキュリー、Mはバッドばつ丸のものをえらんだ。ふたりは3:00の深夜バスに乗り、台南のさらに南にある高雄

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「マイ言語」に生きるロラン・バルト:『零度のエクリチュール』論

「マイ言語」に生きるロラン・バルト:『零度のエクリチュール』論

はじめに ロラン・バルトの『零度のエクリチュール』は、一九五三年に出版された彼はじめての単行本である(以下『零度』と略す)。ひとことでいえば、文学作品がいかにして価値をもちうるかについて論じた本だ。

「エクリチュール」というフランス語はふつう「書き言葉」と訳される。ジャック・デリダは「パロール(話し言葉)」の対概念としてこの語を導入したが、バルトの場合そうではない。

 バルトは、「言語活動にお

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note開設にあたり

note開設にあたり

私は2022年2月にTwitterで、「力について」というタイトルで連載をはじめた。批評を書きたくて、批評を書くための訓練として、「力について」をはじめたのだった。2021年末にフリーターをやめ就職しているが、時期としてはそれとかさなってもいる。

2年がたった。

そのかんに私生活としては、2022年5月に3年ぶりの帰省(就職して親と和解したため)、同年7月に脳挫傷での入院(以来酒は飲めなくなっ

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