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題... どうにもできない日銀総裁
◆ 黒田日銀総裁は頭がおかしくなったらしい。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 日銀総裁「緩和を継続」 円安、一段と進行の懸念も ⇒ https://is.gd/1bUQHt ■
日銀の黒田東彦総裁は15日、米首都ワシントンでの討論会で「物価安定目標の達成を確かなものとするため、金融緩和を継続することが適切と判断した」と述べ、現行の大規模な緩和策を続ける姿勢を示した。
米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制のため利上げを継続する構えで、日米間の金利差拡大で円安が一段と進行する懸念がある。
14日のニューヨーク外国為替市場で円相場は一時、1ドル=148円台後半まで下落した。円安は輸入物価の上昇など国内経済への悪影響が指摘されているが、黒田氏は為替のために金融政策を変更する考えがないことを示した。
◆ 黒田日銀総裁の任期は来年4月までらしいが、任期前にクビにすべきだと思います。
黒田日銀総裁は為替の本質が理解できていない。現代は、経済も金融もグローバルな枠組みで動いています。
為替も、あくまでも世界との相対的なものとして考えるべきものなのです。一国の事情で考えてはいけない類のものだと思います。
アメリカをはじめ、各国が利上げしている最中に日本だけが利上げしないのでは、円は紙屑のように扱われることになってしまいます。[ #円は紙屑 ]
私は、長年、金融や株式投資などに関心を持ってウォッチしてきたので、そちら方面の動きには敏感な方だと思っています。
春先には、このままでは円が1ドル140~150円になるのは時間の問題と指摘してきました。しかし、この様子では、160円もありそうな雲行きを感じます。(→ 注1)
為替というのは、動き始めたら止められない。早く対応しないと、必ず“オーバーシュート”するものです。
◆ 1ドル160円は、円の価値が“プラザ合意”の時の半分になってしまうということ。
あの頃(1995年)は1ドル80円を超すほどの円高でした。[ #プラザ合意 ]
そのせいで、輸出企業の業績は壊滅の様相でした。日本の賃金水準は世界一になり、私は、あの当時は、ホームページなどで公務員賃金を下げろとキャンペーンしていました。
円の価値が高くなるということは、日本人の賃金が相対的に高くなるということ。そうなれば、日本で作って輸出するという“加工貿易”が成り立たなくなります。[ #加工貿易 ]
つまり、日本製の価格競争力が大幅に低下します。それに、輸出ということになると、相手国との間で“貿易摩擦”も深刻化します。
ということで、日本の輸出企業の多くは消費地生産を推進してきました。なので、現在では、円高(一定の範囲では)で企業業績が悪くなることはほぼありません。
現在の日本の産業構造では、円の価値は高い方が良い。原材料や食料やエネルギーなどの輸入が安くなる。私は、なぜ、黒田日銀総裁が円安に固執するのか理解に苦しみます。
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●(注1) 1ドル160円ということについては、2022.04.20のブログ『未曽有の超三バカトリオの経済失策のせい』をご覧ください。[→ https://is.gd/FdpZ1E ]
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