BMうずまきカップ Ver.旧裏 -ぎんいろのはね争奪戦-(2022/11/12)レポ
しばらく休止していた関西旧裏オフですが、主催してくださっているソラさんにより、勤務されているカードショップ「ビッグマジック大阪なんば店」さんの場を借りての店舗大会という形で開催。
ソラさん主催とあって、久しぶりに参加される方々もおられました。
大会ルール(概略)
受付時に5枚の「ぎんいろのはねチケット」を配布され、1試合につき1枚のチケットを勝ったプレイヤーは負けたプレイヤーからもらう。
ガンスリンガー形式。
イベント時間12:00~17:30(途中一時退出可)
デッキは3つまで使用可能(デッキリストは事前に掲出)。
新殿堂ランク準拠、時間無制限。
同名の新裏面で再録されたカード、英語版のカード(再録含む)は使用可能。ただし店舗での大会となるのでコピーの代用カードは不可。
環境予想
新殿堂、ということで他殿堂と比べて制限のゆるいカード(というより新殿堂で軽すぎたから後に作成された殿堂で厳しくなっているカード)が多く使われそうです。主に下記3つ。
ポケモンぎゃくしめい
ミニスカート
コダック(ジャングル)、ゴース(拡張シート)
また、今回ガンスリンガー形式であることを考慮すると早く勝てるわるいクロバットやエンテイも強そうなので、有力な主なデッキタイプとして思いつくのは
ポケモンぎゃくしめい4投+わるいクロバット
コダック(+わるいゴルダック)+ミニスカ+わるいクロバット
ミニスカor錯乱ジム+エンテイ+ファイヤー
(なお、わるいオニドリルは現物で4枚揃えてるひとはそんなにいないと思うので対策すべきデッキとしては考慮からはずしました。)
真スライはトレーナーロックに対処できず、鋼ラッキーやワニカメの大暴走構築はミニスカートに致命的に弱いし時間もかかり、ガンスリンガー形式の環境的に真価を発揮するのは厳しいと予想。
カスミウィニーについては、クラシックレギュレーションで行われた2016年の公式イベントとは違い負け数もカウントされるので、無理そうなら即サレンダーして次の試合に、というわけにはいかずヒトデ投げ大会にはなりません。
有力なデッキとして挙げたデッキはある程度旧裏を遊んでいる方々なら想像がつくアーキタイプで、
メタる側に回りたい捻くれ者の自分では使わないことにしました。
使用デッキ
新殿堂については2019〜2020年あたりで色々と考えていたこともあり、結局既に組んだデッキタイプに落ち着いてしまったので新しいデッキはなく微調整だけ。用意したのは以下の3つ
①わるいヤドキング
コダック(ジャングル)の「ずつう」→ミニスカによるトレーナーロック
アンノーンEにより相手のミニスカに対応
バリヤード(ジャングル)でエンテイファイヤーに対しても戦える
②カツリザノズク
カツラのヒトカゲ、ホーホーがコダックの「ずつう」に対して抵抗できる
ヨルノズクの「みやぶる」でわるクロ系統のデッキを事故らせる
苦手なキングドラは時間がかかるので使用者が少ないと予想
(真スライに強い)
③グドラベトンLO
ピチュー(neo1)型とベトベトン(化石)型の2パターンありますが、今回は環境に多いであろうわるいクロバットを意識してベトベトン。ヤミカラスでのロックは少ないと予想し入れ替え札は少な目でそのまま倒される想定
ゴースの「こわがらせる」で序盤さえ乗り切れれば速攻系のデッキは諦めて、投了してくれてたら早く終わったりしないかなという願望
大暴走軸と戦えるにせオーキドはかせ入り
用意したデッキはどれも特別早く試合を終わらせられるデッキという訳ではありませんが、自分で考えて作った新殿堂環境で勝てるデッキなので、これでどこまでやれるか挑んでみました。
対戦レポ
1戦目:VSアンドリューさん
(オーダイル(PF1)+カメックス(第一弾))
使用デッキ:わるいヤドキング
先攻で「ずつう」→ミニスカしつつわるいゴルダックの理想の展開で相手の動きを止めて、オーダイルとカメックスそれぞれ出されながらも倒しきり取得サイド6-2で勝ち。
2戦目:VS人生甘くんさん
(エリカのウツボット+ベロリンガ(ジャングル)(ポケモン回収+スーポケ回収ガン積み耐久))
使用デッキ:グドラベトンLO
事前に練習してわるいオニドリルデッキを用意していることは知っていたのでおそらく違うデッキを使ってくるだろうと思いましたが、まさかの耐久同士の対戦。
ベトベトンで「かおりのわな」を封じ、キングドラとベロリンガの殴り合いが続く。相手が回収系を使い切りベロリンガを退かせず、エイパムがバトル場に出てこれないところで攻撃をやめる。最後はくすぐりにせオーキドを決めて勝ち。
3戦目:VSぷーさん
(ミニスカエンテイファイヤー)
使用デッキ:カツリザノズク
以前にミニスカエンテイファイヤーをわるいヤドキングで倒したことがあるので使ってこないかと思ったら使ってきました。
カツラのファイヤーをポケモンぎゃくしめいで呼び出して「メラメラ」したりして上手いことはめてカツラのリザードンの「かえんひこう」でベンチを狙う。サイドが取り切れなそうになりデッキ切れ狙いにシフトし、相手のポケモン回収がデッキの一番下にあったお陰で相手のデッキが切れてギリギリ勝ち。
4戦目:VSタコトプスさん
(ハンドフルコンボ(わるラフ偽装))
使用デッキ:カツリザノズク
ゴースとナゾノクサが見えて、わるラフポルターかと思い盤面形成を急ぎつつポケモンぎゃくしめいでナゾノクサを倒す。かなり有利に進めるものの、あと一手で勝ちのところでゴーストの「ナイトメア」のねむりとベイビィ判定で攻撃が5ターンぐらい通らず逆転負け。
わるラフ意識させて急いでデッキ掘らせてから、クイズや性格判断、くすぐりにせオーキドでLO決めるデッキでした。個人的に今回のイベント通して一番新しい可能性を感じたデッキで、後に自分でもこれを参考に少しアレンジして使うことになります。
5戦目:VSクロさん
(コダックわるクロ)
使用デッキ:グドラベトンLO
こちらの先行でゴース(拡張シート)があるもののエネとドロソがなく、返しに逆にコダックにロック決められて負け。夜廃3枚がミニスカートでデッキに帰ったあとまた2枚引き直して流石にお手上げ。
6戦目:VSあたまつくつくさん
(ハガネール各種)
使用デッキ:わるいヤドキング
鋼エネの付いたひかるハガネールが倒せず、バリヤードと睨み合ったまま相手のデッキ切れまで粘り勝ち。
7戦目:VSグースさん
(ブラッキー(neo2))
使用デッキ:カツリザノズク
こちらのやりたい動きができて相手に何もさせず勝ち。
結果
結果:5-2(勝ち越し3で「ぎんいろのはね」8枚)
(5位/23人)
1位は12枚がふたりで、白音紅さんとおすしさん。
3位は11枚がふたりで、スイカさんとかなたさん。
続いて5位の8枚でタコトプスさんと私でした。
上位の方々の主に使ったデッキをみていくと、
・白音紅さん
エンテイ+ファイヤー(ミニスカート、錯乱ジム)
・おすしさん
やさしいランターン+わるいクロバット(ポケモンぎゃくしめい×4)
・スイカさん
ドンファン+わるいクロバット+ミニスカート(+ゴース(拡張シート))
・かなたさん
コダック(化石)+ミニスカート+わるいクロバット
と有力だろうと思っていたデッキが順当に勝ちを重ねたようです。この辺のデッキを止めてくれる高耐久系統のデッキが時間がかかる都合使われづらいルールなので、そりゃそうだよなって感じです。
もちろん各使い手のプレイングもあるでしょうが、環境に合わせたチューニング、デッキ選択も含めてある程度理解して環境に対応できる人が結果を残した形だと思います。
振り返り
個人的な結果でいうと、
マッチングのタイミングの関係で上位の4人とは当たりませんでした。それのお陰で負け数を増やさずに済んだのか、それとも倒して差を詰める機会を逃したのか、どちらにせよせっかくだから当たりたかったです。
イベントの時間5.5時間の間、少し休憩したのもあり自分の試合数は7試合。一方上位勢はその倍以上の試合数をこなしています。勝率で言えばそこまで差はありませんが、イベントルールに適したデッキ(サクッと勝てる)かどうかの違いですかね。ガンスリンガー形式なのに3戦もデッキ切れで勝ってるんだからしょうがない。
デッキ3つ準備していいルールは新鮮で、長丁場でも飽きずにできました。ひとつのデッキを使い続ける人が多いなか(というか資産的に3デッキ分持ってる人たちがおかしい)、自分は3デッキ均等に使っていました。3つの中ではカツリザノズクが一番環境に適している気はするので、集中的に使うのも手だったかもしれません。
以上、イベントレポートでした。
「BMうずまきカップ」は過去レギュをいろいろ扱っていく大会となっており、旧裏の大会も今後開かれる予定。次回のBMうずまきカップ Ver.旧裏は23/03/18開催。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?