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駿河屋高槻トレカ館旧裏ジムバトル20/06/28使用デッキ「ミュウツーエリウツ」

20/06/28に行われた高槻旧裏ジムバトルに参加しました。前回の2/2(実質1月分)から約5ヶ月ぶりの開催で久しぶりに対面での対戦でした。使用したデッキと簡単な対戦レポートです。

【デッキレシピ】

殿堂:「高槻殿堂」準拠
2 エリカのマダツボミlv.13(ジム拡張1)
1 エリカのマダツボミlv.15(エリカ)
1 エリカのウツドン(エリカ)
1 エリカのウツドン(ジム拡張1)
2 エリカのウツボット(エリカ)
3 ミュウツー(コロコロプロモ)
2 ヤドン(化石)
2 ヤドラン(化石)
1 タケシのディグダ(ジム拡張1)
1 ヤミカラス(neo1) ★
1 ピィ(neo1) ★
ポケモン:17枚

4 オーキドはかせ
4 ウツギはかせ
4 マサキ
2 クルミ
2 スパイ作戦
2 ポケモン交換おじさん
1 礼儀作法
1 エリカのお付き
2 夜の廃品回収
1 ワープポイント
1 ふうせんのみ
2 ポケモン回収
1 ロケット団の特訓ジム
1 超エネルギーリムーブ ★★★★
1 突風 ★★
2 リサイクル
トレーナーカード:31枚

2 草エネルギー
6 超エネルギー
4 レインボーエネルギー
エネルギー:12枚

【デッキコンセプト】

ミュウツーの「エネルギーきゅうしゅう」で加速して2ターン目から40ダメージで攻撃します。ヤドランの「へんなこうどう」、エリカのウツボットの「かおりのわな」、超エネルギーリムーブでサポートしつつ、倒れそうになったら草とレインボーエネルギーをエリカのマダツボミに「ようぶんきゅうしゅう」で移してポケモン回収で回収します。

最初はエリカのウツボットがメインで攻撃するつもりでエリウツライン厚めの草エネ主体で考えていましたが、ミュウツーに超エネが貼れないことがあるのと、ミュウツーで殴っても40点出ることに気づいたので超エネが多い構成になりました。


…というのが構築当初の考え。ただ、戦って見ると3エネで40や50ダメージの技で攻撃しているだけでは勝てない相手もでてくるわけで、そんなときにはデッキ切れ(LO)勝負に持ち込むことになります。
この戦略に対して、虹エネがあることによるヤミカラスの採用、超主体にしたことによるヤドンの「ごみあさり」でのトレーナー使い回しが上手く噛み合いました。これには過去のヤドンに関しての考察と使用経験が役立ちました。

・デッキ切れを狙うにあたって

殴るプランについては特に語ることは無いので、LOプランについて。デッキ切れで勝つためには、相手にサイドを6枚取られる前にリソースを尽きさせる、具体的には攻撃するためのエネルギー、あるいはサイドを取り切れるだけの攻撃ターン(=山札の枚数)が足りない状態に持っていきます。emptyさんの記事(カラッポメモ:ドンベトンのラッキーLO)に旧裏のリソースについて的確な説明があり、引用すると

リソースが足りなくなる一番の要因はオーキドはかせ

であり、相手自身に消費を促す必要があります。その為、

圧力をかけることで相手に展開を強要し、オーキドはかせを使わせた上でLOを狙う

というのが重要になります。
このデッキではミュウツーが最速2ターン目から40打点、更にエリカのウツボットがベンチ呼び出しだけでなく自身が50打点となって相手の展開を強要します。

もう一点必要なこととして、相手のデッキ切れ対策、大抵は相手のエイパムによるデッキ回復、を止められる必要があります。
このデッキでは相手のバトル場に別のポケモンを固定し、「もちさる」を使わせないことで止めます。

・対ベトベトン
殴り合いでサイド取りきれるなら突風からミュウツーで倒します。デッキ切れを狙いにいくLOプランなら、バトル場ヤドンにして突風でベトベトンを呼び出し「ごみあさり」で即回収。相手が入れ替え札を使い切るまで繰り返します。逃げるのはロケット団の特訓ジム、超エネルギーリムーブで止めつつ、夜の廃品回収を使いエネルギーをデッキに戻し続け毎ターン「ごみあさり」します。

主なベトベトン入りのデッキ
・グドラベトン
スタジアムが採用されることが少なく、ロケット団の特訓ジムが維持できるためやり易い。キングドラが30点しか出せないため、不意にベトベトンに退かれてもヤドンが倒されないので怖くありません。仮にベトベトンを立ててこない場合はエリカのウツボットで50点で攻撃しながらヤドランで回復します。「かおりのわな」により複数のキングドラをまとめてポケモンセンターで回復することができないので、ダメージレースで勝てます。
・ドンベトン
ベトベトンもドンファンもタイプ相性有利で弱点でワンパンできる上、エネルギー枚数が少な目のデッキで超エネルギーリムーブがぶっ刺さる。

・対ピクシー
ピクシーの前にヤドンを出すと、超エネの無い相手なら「ごみあさり」し放題。ベトベトンの場合と違い「かおりのわな」が使えるので、突風を回収する必要が無く余裕があります。
その他、逃げ2以上、技が3エネ起動の相手なら超リムでエネ剥がして基本的には同様。

【個別解説】

・エリカのマダツボミlv.13(ジム拡張1)×2、エリカのマダツボミlv.15(エリカ)×1、 エリカのウツドン(エリカ)×1、エリカのウツドン(ジム拡張1)×1、エリカのウツボット(エリカ)×2
サポートでありながらアタッカーでもある。3-2-2ラインで、ドローのためにスパイ作戦で捨てることもあるので、2体立てるのは難しい。進化ラインのどのカードも優秀でそれぞれ役割があり、エリカのお付きでもサーチできるため散らして採用。
ミュウツーについたレインボーエネルギーを「ようぶんきゅうしゅう」で移すのがメインコンセプトなので、エリカのマダツボミはlv.13のほうが2枚。1ターン目から最悪超エネルギーでも技が打てるlv.15が1枚。

エリカのウツドンは、「かおりのわな」を封じる為に出てくるベトベトンを技で呼び出せる「さそってとかす」と、超エネ込みでも技が打て鋼に対して毒を入れられる「ねむけどく」を持つのを1枚ずつ。

・ミュウツー(コロコロプロモ)×3
初手で欲しいので3枚。殴って良し、マダツボミにエネを渡しても良し、超エネルギーリムーブのエネコストを確保して良し。2,3枚目はスパイ作戦で捨てていいです。

・ヤドン(化石)×2、ヤドラン(化石)×2
序盤はヤドランの「へんなこうどう」でミュウツーやエリカのウツボットのダメージを50点肩代わりしてくれる。レインボーエネルギーのダメージも気にしなくて良くなるのが強い。

ポケモン回収で戻した後、今度はヤドンにエネを貼って「ごみあさり」を狙います。この頃には回収したいトレーナーがトラッシュにあり、攻撃できなかったり40以下のダメージしか出せない相手の前に出ていきます。

・タケシのディグダ(ジム拡張1)
ディグダがゲームのDLCの鎧の孤島で話題になってたからという適当な理由で入れた。一応ミュウツーの攻撃が通らない超抵抗を持つ無色ポケモンの弱点をつけますが、役割対象のピクシーを倒す必要が無いプランができたので、たぶん抜けます。

・ヤミカラス(neo1)×1
技を使うならレインボーエネルギーが必要。「くろいまなざし」で相手の入れ替え札使わせるだけで十分で、最終的に逃げエネが足りない相手を退かせる手段を無くすのに効いてくる。ミュウツーが機能しにくい超タイプへの対策でもあります。

・ピィ(プロモ)×1★
事故ったときに礼儀作法や交換おじさんから持ってこれるドロー。デッキに1ターン目に取れる強い行動があまりなく、初手にバトル場に出していいカードが欲しかったので採用。高槻殿堂では殿堂1点なので、新殿堂より採用しやすくて良いです。

・スパイ作戦×2
初手でミュウツーで回収する用のエネをトラッシュできるドロソ。終盤には相手の残りの入れ替え札等を確認でき、プランがたてやすくなる。

・ロケット団の特訓ジム×1
逃げるコストを重くして、「かおりのわな」で相手を入れ替えながらエネを消費させたり、攻撃を遅らせる。「ごみあさり」で回収できるものの、スタジアムがある相手との貼りあいを考えると2枚欲しいかも。

・ 超エネルギーリムーブ×1
殴るプランで序盤のテンポを取りつつ、相手のリソース消費を促す。ヤドンとリサイクルで複数回使用でき、コストのエネはミュウツーで確保できます。

・突風×1
「かおりのわな」を封じるベトベトンを意識しての採用。ヤドンで回収できるのも利点。

・草エネルギー×2、超エネルギー×6、レインボーエネルギー×4
序盤ミュウツーの「エネルギーきゅうしゅう」の安定のため超多め。また、「ごみあさり」しつつ夜廃で超エネ3枚をデッキに戻す動きのためにも超エネはこれぐらい必要。エリカのウツボットの技を使うにはレインボーエネルギーが必要ですが、3ターン目に必須ではないので揃えられます。

【対戦レポート】

2020/06/28:参加者10人

1回戦:VSタコトプスさん
(サナギラス+にせオーキドの逆襲)
エリカのマダツボミ2枚スタートで、ドロソが無い事故ハンド。エリカで引かせて貰えたと思ったらエリカの香水で爆発ジム踏まされ、更ににせオーキドの逆襲とロケット団のおねーさんで手札が3枚に。その間もサナギラスでひたすら「すなあらし」を使ってきて全員ダメージが貯まっていくがポケモン回収で倒されるのを回避。エリカのマダツボミの「のびるつる」でベンチを倒して何とかサイドのウツギを回収する事に成功し、ようやくまともに動き始める。ウツドンの「さそってとかす」でヨーギラスを倒し、ヤドランと超リムで万全な状態でウツボットが無双して勝ち(6-3)。

2回戦:VSマコマートさん
(カツラのリザードン+わるいデンリュウ)
カツラのヒトカゲの「メラメラ」主体の長期戦型のデッキで、ゆっくりした展開。「かおりのわな」で呼ばれ続けるのを嫌ってわるいデンリュウは立てない方針の様子。こちらはロケット団の特訓ジムを貼り、「かおりのわな」でメリープやピチュー(イントロneo)を呼び続けエネを消費させつつターンが経過。カツラのリザードンが登場し、「かえんひこう」でベンチが狙われますがコインに助けられます。超エネルギーリムーブでエネを剥がし、動けない間にリサイクルやヤドンの「ごみあさり」で夜廃や超リムを回収してLO対決になります。1度は相手のエイパムに夜廃の回収を許しますが、カツラのリザードンをバトル場に呼んでエリカのウツボットとヤドン1体ずつ犠牲にしながらもエイパムに退かせず、デッキ切れで勝ち(0-3)。

3回戦:VSだいこんおろしさん
(超グドラベトン)
相手の先攻でコダックで「ずつう」。こちらはマダツボミの「のびるつる」でコダックにダメージを与えられず。ベトベトンを出されるも相手はシードラがなかなか引けないようで、ナツメの眼とウツギをかなり消費。相手のナツメの眼のおかげでミュウツーを引き込み、マダツボミ①逃げ→マダツボミ②逃げ→ミュウツー「エネルギーきゅうしゅう」でエネを付ける。コダックを殴れるようになり2ターンかけて倒したあと、ウツドンの「さそってとかす」、突風でベトベトンを呼びつつ、あえて倒さずミュウツーで「エネルギーきゅうしゅう」してエネを貯め、入れ替えカードを消費させる。
途中エリカのウツボット、ミュウツーに3エネずつついてキングドラと殴りあう体勢になるも、ポケモンセンターを使われた上にウツボットが倒されて断念。ヤドンの「ごみあさり」からの突風で再度ベトベトンを呼ぶと、相手は逃げる為のエネを貼りはじめる。ロケット団の特訓ジムを貼り、2エネついたところで超エネルギーリムーブしながら、毎ターンヤドンで夜廃、超リムを回収。相手はベトベトンを退かせることができず、そのままやっても打開策はなくデッキ切れの前に投了したため、勝ち(1-2)。

4回戦:VSふとさん
(ドンベトン)
先攻タケシのディグダの「ふいをつく」表で相手のベトベターに20ダメージ。相手はクルミとマサキ合計4枚とウツギ博士を使っても追加のたねポケモンを引かず、「ベトベト」のコインが裏。「ミニじしん」で倒して2ターンで終了して勝ち(1-0)。

結果:4-0で優勝
サイドに重要カードがいかなかったのと、リサイクルのコイン運が良かった。あと、スイカさん(メガバナ)に勝ち筋がほぼなかったので当たらなくて良かった。

【使った感想】

・ヤドンによるコントロールの初見殺し性能が高い
序盤スパイ作戦でデッキを掘ったり、ミュウツーで攻撃しビートダウン系のデッキとして動くので、最初はヤドランの「へんなこうどう」の為に採用されているように見えます。中盤あたりでヤドンのトレーナー回収に気付いた頃にはリソースを大分使った後で対処出来ずそのままLO、という感じ。
これができるのも、エリカのウツボットがアタッカーとしての性能と相手に展開を強要できるカードパワーがあるからだと思います。

・序盤の動きがミュウツー頼り
草エネが少ないので、エリカのウツボットラインで攻撃しなからバトル場を進化させていく、という動きができません(レインボーエネルギーだとダメージが辛く、貼りづらい)。初手ヤドンだと攻撃できないし、ミュウツーを出せたとしてもエネルギーをトラッシュに置く手段がないと攻撃し始めるまで3ターンかかります。2ターン目までにオーキドはかせかスパイ作戦を引けてエネを捨てた上で「エネルギーきゅうしゅう」ができるかに序盤の動きが大きく左右されます。

苦手な相手

・超エネルギーリムーブで攻撃が止まらない高火力が苦手です。特にメガバナはメガニウムの「おいしげる」により2エネで動けるだけでなく、HPが高くポケモンセンターで回復されるため全く倒せません。他にはカメックス「あまごい」やバクフーンの「ファイアリチャージ」など、場にエネルギーを追加で付けられる相手は止められません。リザードンは止まりそうに見えて、別々のポケモンに1枚ずつ貼った後に「ファイアーレイズ」で集められるので怪しいです。

・エネルギースタジアム入りはエネが枯らせないのと特訓ジムが割られます。超エネルギーリムーブを1ターン攻撃を止める為に使い、サイドを取りきる戦い方をする必要があります。

以上、デッキ紹介兼大会レポートでした。次回の高槻ジムバトルは20/07/18(土)13:00の予定。3連覇目指してがんばります。

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