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新しい場所で罠設置開始

獣道の同定はある程度出来る様になってきた

 5月末に探索及びカメラと罠の設置(1ヶ所)をした新しい場所。先週末にここ1週間の状況確認にいった。当日はちょうど地主さんもいらっしゃったので、設置したカメラと罠の状況説明をする為に現場に同行頂いた。設置したカメラは2ヶ所。そのうち本命の方には一応罠も掛けていた。そう上手くはいかないとは思っていたけど結構濃い気配があったので。
 地主さんにあれこれ説明をしながら、カメラを確認すると結構な数の獣が撮影されていた。猪も映っていて、サイズも結構良かったので、多分こいつが畑を荒らしている猪だと思われる。
 とりあえずは猪の道のひとつを特定できたのでよかった。その後、他に罠を掛けても良い場所を確認させて頂き、いよいよ本格的に罠を掛けることにした。

久々に全ての罠を投入

 といっても5つしかないので、こちらで使う罠は4つ。そのうち1つは既に設置済みなので今回は3つ新設となる、因みに5月末分は不発。 
新しい3つの罠はOKを貰った別場所に掛けることにした。前回探索していた場所で、明らかな獣道というか畑への出口が4ヶ所。その他にも怪しいなと思う場所もあるけど、今回はこの4ヶ所のうち3ヶ所に設置。1つは枝やら何やらで通せんぼをしたので、全体的にはまあまあの出来となった筈。

ちょっと考えさせられる映像が映っていた

 計4ヶ所の設置が終わったので、帰宅して早速トレイルカメラの映像を細かくチェックすることした。現場で大きな猪が映っていたのは確認していたので、期待を膨らませてみていたのだが、その中のひとつの映像には大分考えさせられることになった。

 それがこの映像。獣道は明らかに縦に崖を登っているが、なんと右側から猪が登場。現場で見たものは下から上で上がってきているので獣道自体の読みは間違っていないはずなのだが・・。
 因みに、この映像は当日の罠設置から5時間後の現場。通り道自体をピンポイントで見つけたことについては自信になったけど、この猪の行動には驚いた。
 罠は獣道の枝の上あたりにあるのだが、この猪は大分手前でピタりと止まる。そして臭いを確認するや否や反転してダッシュで逃げている。人が入る場所ではないので明らかに自分が振り撒いた臭いであるのは間違いないが、設置から5時間後の空間の臭いを察知するとは恐れ入った。

 ちなみに罠設置当日、猪の2時間前ほどに狸が通過しているのだが、こちらは多少違和感は感じているように見えるが結果的には通過している。人間の臭いに対しては狸の方が警戒感が薄いということなのかもしれないな。
 結局、設置当日も複数の獣が現れているので場所選択自体は正しかったという認識にはなったが、テクニックがさっぱり追いついてないということなんだろうなと思う。極めつけはこれ。

これは先週末、罠を確認に行く日の早朝の映像。既に罠には全く警戒していないキョンが想定している獣道を通過してくれている。しかも、実は罠をしっかり踏んでいるのに作動しないという結果。作動荷重についての考えの甘さが主要因かと思う。いい加減に設置しているつもりはないのだけども・・・つもりで捕まえられるほど甘くないってことだろうな。

別場所のカメラでも似たような反応

 この場所では罠はまだ未設置。狩猟場開拓の意味合いで暫くカメラのみを掛けている場所。こちらは5月末にカメラのメモリを交換、そして先週末に回収したメモリにあった映像。罠は仕掛けていないので現場にいた時間はかなり短いのだが、それでも当日現れた猪は相当の違和感を感じて静止している。

正直なところ、こいつら一体どんな鼻してるんだよと思うほど気づかれているには参った。この場所ではその1時間後に狸が通るが、やっぱり狸は多少違和感を感じている様子はあるものの普通に通過している。

猪鼻はとんでもない高性能

 これが今回の結論(笑)雨の前日が仕掛け時だとか、現場にいる時間は出来る限り短時間とか言われる意味が良く分かった。現場で荷物を地面に下ろすのも、手袋をしていても現場での木々に触るのも出来る限り避けるべきという理解が出来た。
 そして今後やるべきは、週末に現地に入るのは1回だけにすること。当初は見回りたいと土日連続で入ったりしていたけれど、全く意味がないどころが、逆効果であることが間違いないから。
 
 猪にはバレている・・・本当にそうだった。



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