新しい場所でとりあえず結果が出た
■センサー反応の連絡
5月末から新しく罠設置を始め、6月初旬に設置数を5ヶ所に増やし、6月下旬に一部自作罠に変更した場所。
現地調査、獣道探索、設置箇所の検討・設置から1ヵ月ちょっとが経過して、そろそろ答えが出したいと思っていた矢先、現地でフォローをお願いしている方から待望の連絡が入った、それが7月9日木曜の夜。
私が現地に行けるのは最短で土曜、フォローの方もご都合が合わず、やはり最短が土曜、ということで土曜早朝に現地集合となった。
■罠へと向かう
土曜午前6時。予定通り集合後、はやる気持ちを抑えつつ罠へと向かう。慎重に近づいて行くと、設置場所付近が掘り返された様になっているのが見える。実際のところセンサーが反応しているとはいえ、それが猪なのか、キョンなのか、はたまた狸なのかは現地で確認する以外に方法が無い。
猪であってくれ・・という希望的観測は、掘り返されている現場を見て確信に変わった、猪が掛かっているようだ。
■猪の気配はなかった
遠くからは見る限りでは姿が確認できないので、慎重に慎重を重ねて近づいていく。が、いくら近づいても動く気配が無い。最終的に設置場所に到着したが、残念ながら猪が逃げた後だった。設置場所はいたるところが掘り返され、その真ん中あたりに絡まったグチャグチャになった罠があった。
グチャグチャになった罠を解きながら、どうなっているのか確認してみると、くくり部分のワイヤーが切れていた。どうやらワイヤーが切れて逃げてしまったようだ。「猪はワイヤーを切るよ」とは聞いていたが、実際に自分の罠が切られているのを見ると、改めてその凄さに驚いた。
折角、罠にかけた猪が逃げてしまったのは正直、悔しい。後1日早く来ていれば・・とも思ったし、何故切れた!とも思った。しかしこればかりはどうにもならないし、そう考えたところでこの結果はもう変わらない。幸いにも、ワイヤーが切れた以外は全てのパーツを回収する事が出来たのだから、今回はそれで良しとしようと思う。
■猪は掛かっていた
猪が罠に掛かったのは、9日の19時頃。荒天時は猪はあまり動かないと思っていたが、雨中でのヒットとなった。掛かっているのは左前足、掛かったシチュエーションまではわからないが、良い形でのヒットではあったようだ。この場所には2つ掛けてあり、ヒットしたのは上方の罠。センサーの反応は2つ出たのだが、センサー反応の順番的に考えても暴れた猪が下方の罠にも接触したということだろう。下方の罠も弾いていたので、そこは少し悔やまれるところだった。
■勝負はこれから
結果は残念だったものの前回の捕獲劇からは約2ヶ月経過していたので、今回猪を掛けられたことで、改めて辿っている道がそれほど間違っていなかったことを再確認でき、少しほっとしている。
但し、今回も猪が暴れたことで獣道は大分崩壊してしまった。前回は「猪が罠に掛かると獣道がどうなるのか」ということについて全くの無知で、次なる一手を打てるようになるまで2ヶ月という大変長い時間を要してしまった。今回も狙っていた獣道は崩壊してしまったので、次なる一手に打って出なければならないのだが今回は想定内。まあ、逃げられたのは想定外だけども。
二の矢三の矢を放つべく準備は既に済んでいる。今回は罠の荷重調整についても勉強になった部分があるので、次の週末に改めて挑戦していく。
勝負はこれから。
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