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青江さんと390日目(過去と今を繋ぐ)

こんばんは、青江です。ヘッダー画像は、今よく聴いているアルバムです。
ユースムースアヴェニューが2007年にダウンロード限定でリリースした「THE LONG AND WINDING DOWNLOAD」というフルアルバムなのですが、ネットで検索しても

こんな感じの表示が出てリンクに行けないのですが、「iTunes Store」で検索したらまだ買えるみたいです。まだお待ちでない方はぜひぜひ。
今回一連の「四畳半」「五畳半」を一緒に作ったヤマサキテツヤ氏のサウンドプロデュースなのですが、やっぱり名盤だったなと今でも年一くらいは聴きかえします。
当時はまだダウンロード販売がまだまだ一般的ではなかったので、お客さんによく
「iTunes Storeってなに?」
と聞かれたものでした(笑)若者はえ?まじで?と思うかも知れませんが、今調べたら初代iPhoneが2007年1月の発売だったのでまあそらそうですね。ダウンロード販売限定は日本でもかなり早い方だったような気がします。
収録されている12曲は今でも自信がある楽曲ばかり。しかし演奏やコーラスの難易度が高く、ライブでやった事がない曲もいくつかあります。「恋のゆがみ」とかは16年経った最近やっと、なんとか歌えるようになったかなあという感じ。青江の細々としたキャリアの中で、オーパーツのような存在です。
なんでそんな事になっているかというと、当時のバンドの勢いや野心、なによりテツヤさんのサウンドアレンジによるものが大きいと思います。当時は今以上について行くのに必死でございました。そのおかげで曲を書く際の勘所はかなり鍛えらました。あざっす。

まあそんな感じで、時を超えたフェイバリットアルバムであると同時に越えなければいけない壁みたいな存在の一枚。…ダウンロード限定なので枚ではないかもですが。
30代の頃はちょっと元気がない時などにこのアルバムを聴きながら「この頃を超える曲が書ける気がしない…」
と落ち込み、焼酎を氷の入ったグラスに入れ、炭酸を注いでかき混ぜて、レモン汁を少し入れて、ナッツ類を頬張ったりしてたものです。
酒を美味しく飲もうとするくらいには元気ですね(笑)

「五畳半」が完成して少し経ったのでまたこの「LONG〜」を聴きかえし
「これを超える曲が書ける気が…」
と落ち込みつつ「五畳半」を再生しました。
しかし「My Sweets Road」のイントロのファンファーレを聴いた瞬間、2007年と今がバチっと繋がったような感覚になり、やっとこの地点に戻ってこれたのかなあと、少し嬉しい気持ちになったのでした。うんうん、まだまだ青江は良い曲を書けるのだ!

と、ここまで書いて、頭の中の青江Bが
「良い曲って?具体的には?」
と言ってきました。(青江は今少し酔っ払ってます)
そうなんですよね、ミュージシャンがよく言う
「良い曲を書きたい」というのは、オカンに
「晩御飯何食べたい?」と聞かれて
「美味いもん食べたい」
くらいのふわーっとしたやつなんすよねえ。それはイカん。せめて食感や風味くらいのヒントがないと、オカンも困ります。

うーん、そうですね
「痛みを伴いながら人生を肯定しつつ、一聴してそれとはわからないややこしい面白さを備え、そこに豊潤なハーモニーが鳴り、踊り出したくなるグルーヴがある。そしてめちゃキャッチー」
とかですかね。知らんけど。

というわけで「五畳半」まだまだよろしくお願いします。ぜひご愛聴くださいませ。


今日もありがとうございました。
ではでは、また明日。

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