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青江さんと397日目(ビートルズ、新曲出すってよ)

こんばんは、青江です。ヘッダー画像は、こないだのレコーディングで弾かせてもらったヘフナーベースです。Twitter…、あ、Xにも載せましたね。

ヘフナーベースというのは、ビートルズの元気お爺さんポールマッカートニーのトレードマーク的なベースギターです。よくバイオリンベースとも呼ばれてますね。オトン譲りのちゃきちゃきのビートルズっこの青江ですので今でもヘフナーを見ると「おおっ」となります。嬉しくてついぶりぶり弾いてしまいます。
そんな折、6月頃にこんなニュースが。

さすが元気お爺さんだ!と胸が高鳴りました。しかもAIを使うとは、なかなかのテクノロ爺さんぶりです。

記事でざっくり触れられてますが、どうやらジョンの残したデモテープ(ギターと歌だけとか、そういったメモ的なラフな録音)からジョンの声だけを抽出したそうです。なぜ声だけを抽出する必要があるかというと、ギターと一緒になった状態だと他の楽器を加える時に音のバランスが取りづらくなるからです。
なのでそのデモテープから
「これは声、これはギター」
みたいに分離するのにAIを使ったというわけですね。
イメージしやすいように、先月の青江弾き語りを分離してみました。

これはiPhoneのアプリでやりましたが、元の録音の荒さもあって正式なレコーディングに耐え得るような音質にするのはなかなか難しいです。でもきっとビートルズなら、最新鋭の中の最新鋭的なAIをアレしてるはずなのできっともっといい感じだと思います。
ちなみに、一昨年発表されたドキュメンタリー「get back」

こちらでも最新技術を使い楽器と声を分離し、音をミックスし直したそうです。
昔作られたペペロンチーノを最新技術でパスタとニンニク、唐辛子とオイルに戻し、そこからまた茹で直したみたいな感じですね。こう書くと「それやる意味ある?」となりますが(笑)レコーディング機材の進化があるので、今風の味付けにする的な意図があるのだと思います。今の若者にも食べやすい、じゃなかった、聴きやすい音作り。

という感じでつらつら書きましたが、ビートルズが故ジョン・レノンの声をデモテープから抽出したのは今回が初めてではありません。
95年に発表されたビートルズの大盛りベスト盤シリーズ「ビートルズアンソロジー」の目玉として用意された新曲にもこの手法が使われていました。
それがこの2曲。音質的に、歌声がちょっと独特なのがお分かり頂けるかと思います。

青江は当時中学3年生。ビートルズにハマりきった状態で届けられた新曲に痺れました。曲ももちろん好きなんですけど、レコーディング技術の進化とともに60年代を駆け抜けたビートルズが、まさに当時の最新技術「デモからボーカル剥がし」を使って目の前に甦った事に感動しました。

当時、実はもう一曲レノンの声ぶっこ抜き新曲が作られてたそうですが、出来が良くなくボツになったらしいです。
最初に貼ったニュースの内容ですが、今回リリースされるのがそのボツ曲「now and then」らしいです。
ギターのジョージ・ハリソンもすでに亡くなってますが、彼の演奏はそのボツにした時のものを再利用しているっぽいです。

2人欠けても作る、いくらリンゴ・スターに拒否権が無いとはいえ(笑)すごいなと。ポールの意欲を感じます。
というか、実は病気でもしていて最後の作品にしようとしているのでは…みたいな無駄な心配までしてしまいますね。
30年前にリリースされた2曲と比べてどんな感じになっているのか、とても楽しみです。

最後に余談ですが…
30年前にビートルズの新曲「free as a bird」に痺れたのは上述の通りですが、同時にリアルタイム世代のオトンも
「まさかビートルズの新曲を聴けるとは…」
と嬉しそうでした。
大学生になってから、その元になったデモの入った海賊盤(違法のやつですね)をゲットしてオトンに聴かせた事があります。
今はいい時代で、YouTubeをちょいと漁ればすぐ出てきます。(違法です)

聴きながらオトンが少し涙ぐんでいたのが印象的でした。

Free as a bird
It’s the next best thing to be
Free as a bird

鳥のように自由
それは二番目に素敵な事
鳥のように自由

今改めて歌詞を見て、これは家族を持った人間の目線なのかなと思いました。
涙ぐんでいたオトン。一番目に素敵な事が何か、すでに知っていたのかもしれませんね。

今日もありがとうございました。
ではでは、また明日。

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