ライブに行って安堵した。

サンシャイン‼︎の6thライブに参戦した。最後に行ったライブはCYaRon!1st。853日前らしい。あの頃はコロナも騒がれ始めた頃で、正体不明のウィルスの扱いくらいでマスクしてる人もまばら。ライブの入口に消毒液だけが何個か置かれていたことを覚えている。結局その後ライブというライブは次々に中止になって、私もそれを最後にライブへは行くことはなくなった。配信では観るようにしていたが、基本片日だけ視聴チケット買って、のんびりしながら観られるしお酒も飲めるし、みたいに配信で満足してしまっていたようにも思う。またその現地から離れた期間が長くなるにつれて、生のライブにいざ行っても楽しみ切れないんじゃないかという不安も少なからず大きくなっているのも感じた。この日もライブ前はわくわくした感情と同じくらい、それ以上にそんな不安もあったと思う。

が、杞憂だった。最高のライブだったと言ってしまいたい。暗転してライブが始まる。スポットの先にいた浦の星交響楽団の演奏が体に響くのを感じた。口の空いたペットボトルの水が波打つのを手の平で感じた。開幕曲のなんどだって約束!では横ぶち抜きのメインモニターが縦に分割して9人をそれぞれに映す。背を向けたメンバーが1人ずつ振り返っていく。かっこよいからなのかよく分からないけどもうここら辺から涙が出た。4thのテーマソングThank you, FRIENDS!!は確かラストに披露していたと思うが、今回は初っ端に惜しげなく披露。決してしんみりとはさせない、前向きな始まりの曲。イントロからアウトロまで音楽がかなり好みで、浦の星交響楽団の演奏でよくハマる。そして未体験HORIZONを披露。これも4thでの約束というか宣言や抱負に対するアンサーにあたるもので、背景含めたものに感動してボロボロ泣いてしまった。とまぁ最初から感極まっていたわけだけど、それだけライブに嵌り込めた自分に安堵できた。

そこから先も感情豊かに一曲一曲と向き合えたように思う。1年生のAwaken the power、3年生の未熟DREAMERはどちらも歌唱者の意味や意義を感じるチョイスだと思うし、続くソロパートではそれぞれの持ち味を使って、広いドームを1人で掌握する様を見せられた。KU-RU-KU-RU衣装でのパートがライブの熱狂を高めていて、何と言ってもDeep Resonanceの生演奏での披露。バイオリン、ギターなど格好良すぎる音楽に、それに乗る小林さんの歌唱も抜群で、この曲を今日の1番にあげる人は多いのではと思う。一方で生演奏の心の羽よ君へ飛んでけ‼︎→Brightest Melodyをあげる人もいることだろう。劇中では羽がバトンとなるように曲が繋がれた描写があったが、この日だけのセトリだろうが、繋がりの見えるような続き方であった。それが生バンって何と贅沢なことだろう。MCでは前回の東京ドームから、今回の東京ドームへたどり着くにあたっての想いを口にするメンバーが多かったように思う。聞いていくと、そうした想いはなんどだって約束!の歌詞に本当に詰まっているんだと分かる。ライブ最後はSUKI for you, DREAME for you!。声出せずとも、手を動かして、ブレードを精一杯振って、想いを出すことができたように思う。

満足した、行って良かったと心の底から感じられた。繰り返しだが、そんな自分に安堵した。生の音達もそうだし、9分割のモニターに魅了されたり、くるるんはスタッフさん1人で凧揚げみたいに動かしてることを知れたり、そんな生だからこそ味わえることはやはり多分にある。それをあらためて知ることができた。やっぱり生音は良い。

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