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こんなことしか言えないけど

私は、部屋で作業をしていた
毎週更新することになった事柄と
それ以外のこと、全部バンドのこと

「もうこんな毎日こりごりだ」
と思うフェーズもとうに通り越し
いつか知らぬ、曖昧な「来たる日」の為
それまでにバンドが死なない為
ただ、頭で反芻したり
曲を書いてみたり
淡々と過ごしてやり過ごしてる

そんな中、世の中はゴールデンウィークという週間に入った
本来なら、(その本来ですらよくわからなくなっているが)
この時期は「春フェス」と呼ばれるものが立て続けに行われる。
去年は当然そのすべてが無くなって
例外なく私のバンドも食らった。

そして今年はというと
やっぱり軒並み開催すらしないという選択が多いように思った。
しかし、中には万全の対策で行うフェスもあった。

私は、希望だと思ったが
当然、世間の半数以上が「あり得ない」と言っていた

私は音楽をやっている身だから
どう考えても音楽の味方だし
それはある種、音楽とさほど関わりのない人々からしてみれば
時に暴力となりうる考えなのかもしれない。
これを理解していてもなお
私は無事開催できたことが何より嬉しいと思うし
幻と化してしまった「日常」へ
一歩進めたことが私の何よりの希望だった。

なぜ、こんなにも後ろ指を刺されるんだろう
と思って読んだニュース記事には

ルールを守らない人がいた、という話

これを読んだ私の気持ちは単純で
フェスを支える人の大事な人
フェスに出演する人の大事な人
フェスに足を運ぶ人の大事な人
その誰か一人でも悲しい思いをせずに終わる
そのためにたくさんのルールや制限を設けているのに
自分が楽しくなる為に破るなんて、許せないと思った。

音楽は悪くない。
音楽を来年も、10年後も
その先も楽しむための行動をしてほしい
と切に思う。

バンドが続く為に必要なことは
バンドが解散しないこと、だけじゃない。
バンドを鳴らす場所がなくちゃ意味がない。
その場所はたくさんの願いや祈りが詰まって初めて成り立つ。
そしてその場所はこれから生まれる新たな音楽の夢になる

頼む、これ以上殺さないでくれ
私のバンドだけでなく

私の愛する音楽たちがこれ以上無くならない為にも。


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