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今年が終わる前に

みなさん、お久しぶりです。
ひかりのなかに ヤマシタカホです。

2021年が間近に迫る中、いかがお過ごしでしょうか?
私はというと、私生活はボロクソのごっちゃごちゃですが
バンドの方では日々慌ただしく、そして充実した毎日をありがたいことに送らせてもらってます。

今年の振り返りをどこかで必ずしたいなと考えていたんですが
どうも落ち着いて文章を書くタイミングというのが
2020年のうちにもう来なさそうなので、落ち着けている今に書き記しておこうと思いnoteを開きました。

今年が始まってすぐの頃は、まだライブ、イベントをやっていて
遠征も何度かしてました。作品でいうと放課後大戦争とトーキョー最前線のちょうど中間地点で、少ない持ち曲の中
来たるデビュー日に向けての準備と、ひかりのなかに をもっと知っていただくための活動を並行して行ってました。
それからすぐに周りの状況は一変して
ずっと憧れていたメジャーデビューという夢が叶う瞬間は
目の前を通過するだけの出来事になって
それからは初めての出来事に困惑するばかりの毎日。
電話口で話すラジオ出演や
変化のない毎日の中でも曲を生まなければならない難しさ
画面越しでしか見えない誰かの言葉や
キャンセル告知ばかりのSNS

ウンザリしながらもここでくたばるわけには行かず
自分が、ひかりのなかにができることを探していた上半期でした。

夏頃になっても状況が変わるわけでもなく
そんな中で始まった連続配信リリースは
今となっては絶対になくてはならない出来事だったなと考えています。

なんだか人前に立つということもなくなってしまって
一体誰のために、どうして曲を書くのか、という漠然としていて
答えのない疑問を、解決してくれたのは連続配信リリースの存在でした。

ひかりのなかに というバンドが投げかけるものに
どんな形であれど誰かからの言葉は、報いのようで、
疲弊して切れかけていた細いつなぎめを縫い合わせるように
書けなくなっていた曲も、書けるようになっていって
全ては6ヶ月完走しきるため
そしてこの経験がひかりのなかに を次のマスへ進むための力になるように、と
ただひたすらに曲を書き、配信のライブをしていました。

向こう3ヶ月分のレコーディングも終え
少しずつライブも増えて、遠征も決まっていった夏の終わりに
配信リリース後の新曲の段取りも決まり、あとは曲を揃えるだけ、というタイミングで訪れた「メンバーの脱退」というとても大きな決断は私にとって今年いちばんの出来事でした。

普段、ひかりのなかに を知って、見てくれている方から何度か
「二人の脱退を止めなかったのか?」というお言葉をいただきます。

単刀直入にいうと、止めませんでした。

辞めて欲しかった、だとか
もう仲良くなくなった、だとか
そういう感情的な部分での脱退ではなく、あらゆる可能性を鑑みての決断を下したと思っています。

バンドというのは他人同士が集まって、同じ意志を持ち、それぞれを支えあいながら同じ道を歩く、というとても難しい集団です。
冷たく聞こえるかもしれませんが、友達とか、メンバーとかの前に他人なのです。
その他人同士で、同じ意志を持ち続けていたからこそ成り立っていたものが
そのうちの誰かが、少しでも揺らいだり、はたまた「もう辞めたい」と思い始めた時点で、同じ意志で歩いてゆくことができなくなると同時に、
バンドを続けていく選択を強いることは
誰かの、ひかりのなかに でいうと「私の」エゴになるのです。

それに私たちはまだ20歳にも満たない、まだ何にだってなれる時期で
決断を先延ばしにすればするほど、何にでもなれる期限はあっという間に過ぎて
限界を迎えた時には後戻りができなくなってしまうくらいなら
今、このタイミングで迎えることを受け入れる以外術はないと思いました。

そんなこんなで当初よりもずっと早いスピードで、身の回りの環境は変化して
12月の半ば、やっと新体制の形も整い、やっと安心できています。
きっと大丈夫です、どこまでもやってやりましょう。

来たる2021年、私はついに成人を迎えますし
バンドは5周年目に突入します。
新しいこと、ずっとやってみたかったこと
行きたかった場所、たくさんのものが待っていると信じたいです。

みなさんの来年もきっと素敵な年でありますように

これからも何卒よろしくお願いしますね


それでは


写真:キティちゃんもどきのサイコ寿司屋さん

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