美容師と占い師の共通点~リピーターを獲得せよ~
いきつけの美容院はありますか?
かつて私には、何年も親子でお世話になっていて、めちゃくちゃ懇意にしていた美容師のご夫婦がいました。
そのご夫婦は、私の親世代で、
お孫さんがちょうどうちの子どもたちと同年代だったので、
子育てにとても理解があり、すごくやさしくて、
それでいて、ご主人の口が悪いのが面白くて、
行くたびに話が弾んで弾んで仕方なかったんです。
おまけにカットの技術も申し分なくて、極めつけに価格も安いという…
本当に、ずっとずっとお世話になっていたかった、素敵で大好きな大好きなご夫妻だったんです。
ですが、昨年、ご主人の目のご病気のために引退されてしまいました(涙)。
(最後に行ったときは、思い出話なんかして、普通に泣いちゃいました。)
*
そのあと通っている美容院は、近くて、子ども料金が安めという理由で行き始めて、
まぁ、特別に気に入ってるわけでもないけど、ほかに変えるほど不満なわけでもない、みたいな感じなんですよね。
別に、もっといいところが見つかれば、いつでも変えちゃうぞ、くらいの。
でね、
なんの話をしてるかというと、
美容師と占い師って、共通点が多いなぁと思うんですよね。
・来店したお客様が、帰る頃には笑顔になっている。
※専門スキルを提供して、お客様がスッキリ笑顔になるのがやりがい
・専門技術もさることながら、トーク(コミュニケーション)の相性が大事。
※仮に技術がイマイチでも、「話しやすい」「人当たりがいい」「相談に乗ってくれる」などの理由でリピート指名される可能性あり
・お客様に気に入ってもらえれば、店を変わっても一生ついてきてもらえる
・常連さんであっても、余裕で浮気したりもする
※他の店に行って、また帰ってくる的な
などなど。
美容院て、いきつけを決めてない人もいるかもしれませんが、
どこかしらには定期的に行くわけじゃないですか。
占いに行く習慣がある人も、そうなんですよ。
気分や運気のメンテナンス的なね。
髪は一生伸び続けるし、悩みも一生尽きないので
占い師も美容師も、末永い商売繫盛のためには、リピーターをつけてなんぼなわけなんですよね。
相性がピッタリなら、一生ついてきてもらえる可能性も大ですし、
いちおう、リピートはされていても、
いつよそへ行ってしまうかも分からない場合もありうる。
では、リピートされるにはどうあるべきか??
っていう。
そこへいくと、今、副業占い界隈でトレンド(?)になっている、
「初めての鑑定でも、だれかれ構わず、必ず全員にアップセルをオファーする」やり方ってどうなんだって、
改めて思っちゃうんですよ。
だって、ですよ?
たとえば美容院で、こちらは髪を切りたいだけなのに、
毎回毎回、必ず
「次はパーマもどうですか?きっと似合いますよ」とか
「今日はヘッドスパもしてみませんか」とか
「このシャンプー、限定販売ですけど買いませんか」とかとか
今欲しくもないものをセールスされまくったら
やっぱり嫌になりませんかね??
もちろん、
お客様の髪への悩みをヒアリングしたうえで、
髪質改善のために何かの施術を勧めたり、
新しいヘアスタイルを提案するなら全然OKだし、
悩み解消のためには、むしろセールスしたほうが親切なわけなんですけど。
そうではなくて、一方的に
あれはどうか、これはどうか言われたら
普通に嫌ですよね?
フラットな感覚で考えてみてほしいのです。
*
もちろんね、
「一生のリピーター?
いやいや、そんなもんは要らんよ。
稼げるだけ稼ぎきって、さっさとファイヤーするんじゃい!!」
というならば、それはそれで話は別ですよ。
そういうスタンスならいいんです。
ただね、
本来は
「相性の合うリピーターさんに愛されて、心からやりがいを感じて楽しく占い師を続けたい」人なのに、
教材に書かれているノウハウを鵜呑みにして
「アップセル決めなきゃ。どうやったらアップセルって決まるんだろ。」
みたいな思考になっちゃってるとしたら、
それは軌道修正すべきかなとは思うのですよね。
だって、小難しくアップセルなんて考えなくても
リピートされれば充分なんですもの。
もっと鑑定のクオリティに集中すべきですよ。
こういった歪(ひずみ)に
実践している本人も気づいていないのも問題だとは思うのですが^^;
仮に、
「リピートされる愛され占い師」路線を目指すのであれば
「一生付き合いたい美容師さんてどんな??」
逆に
「こんな美容師さんは嫌だ。どんな??」
で考えると、ちょっと分かりやすいかなと思って、
そのような切り口で解説してみました。
何かしら気づきになれば幸いです。
ありがとうございました。
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