2021年10月16日【VOR MENSCH】

年に数回きりのライブ

いつも全ての出演者の楽曲をインプットして、その日を心待ちにする。

この日は妖怪アイドルが出演するらしい。

麗しい容姿、過激な曲調。事前情報はそれだけ。
少しの期待に胸を高鳴らせながら会場に入る。

そして、ステージの幕が開けた


衝撃でした・・・


偽りや作り物ではない。
魂の奥底からから放たれる本物の"殺意"

予測不可能、何が起きるか分からない。
狂嬉のパフォーマンス。

そして、群衆から崇められる高貴なそのお姿。。。

全てが、

そのすべてが、
二十余年、ずっと探し求めていた
理想の存在そのものでした

否、凡人たる私の想像する理想などを遥かに凌駕していました。

自由奔放にフロアを駆け回るそのお姿に
心を奪われるまでに瞬刻の間もありませんでした。

花様・・・

花様の前ではハウスの全てが彼女のステージ。

妖気でしょうか。
彼女の圧倒的な魅力に会場のすべてが飲み込まれていく様はとても痛快。
気付けば私は花様に心酔しきっていました。

ーああ、もう何があっても受け入れよう ー

初めて逢ったその日から、
私はビニール袋を受けとりませんでした。。。

この日の衝撃、そして感動は心身深くに刻み付けられ、
今でも鮮明にその光景を覚えています。。

偽りや虚像に満ちた混沌としたこの世界に、

一縷の強烈な光が差し込んだ瞬間でした。

花様は私を死の淵から救ってくれた救世の女神です。
花様は僕の心を照らして焦がし、焼きつくす
灼熱の太陽です。

虚構でもない空想でもない
まぎれもない現実。
生ける伝説を今、目の当たりにしています。








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