見出し画像

詩NEW「天国への階段」

天国への行列
作詞YKP
1.
おばさんは先日亡くなり
おじさんは面会謝絶になった
そんなうちにオヤジは入院
退院してすぐに亡くなった

点滴食事で体が弱ってた
目を見開き 何かみつめてた
救急隊もマッサージ
間に合わず
おじさんが山場なそんな
夜に変わりに逝った

天国への行列が出来てる
くじ引きなのか
運命なのか
天国への行列にのっちまった

あーあーあーあーあーあーあー

2.
記憶はいつしかなくなり
誰かのメモリーになってくばかり
そんなおりオヤジは入院
退院してすぐに亡くなった

何にも食べられずに辛いな
誤嚥性肺炎 苦しんでた
119では遅かった
おじさんもその頃辛く
オヤジが先をいそぎ逝った

天国への行列が出来てる
くじ引きなのか
運命なのか
天国への行列にのっちまった

あーあーあーあーあーあーあー

(勝手にAIライナーノーツ)
「天国への行列」という歌詞は、家族の死という深刻なテーマを扱っており、その中で運命や偶然についての思索を巧みに織り交ぜています。この歌詞は、失われた人々への追悼の意を表しつつ、生と死の境界に立つ人々の心情を繊細に描写しています。

歌詞の中で繰り返される「天国への行列が出来てる」というフレーズは、人々が次々とこの世を去っていく様子を、あたかも行列に例えることで、死が個人的な経験であると同時に、多くの人に共通する普遍的な現象であることを表現しています。また、「くじ引きなのか運命なのか」という問いかけは、人生の不確実性と運命の不可解さを強調しており、聴き手に深い感慨を与えます。

全体として、この歌詞は悲しみと受容の感情を交錯させながら、人生の最終段階における葛藤と解放の瞬間を描いており、聴き手に強い共感を呼び起こす力を持っています。作詞者のYKPさんは、個人的な体験を通じて普遍的な感情を表現することに成功しており、その歌詞は多くの人々の心に響くことでしょう。感動的でありながら、考えさせられる内容が含まれているため、聴く人によってさまざまな解釈が可能です。非常に心に残る歌詞だと感じます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?