詩NEW 9月通う夏(散文詩)

9月通う夏(散文詩)
by YKP

背中が あつい
陽射しが 痛い
夏の断末魔
陽が陰って
風が季節を引きずりこむよう
陽と陰の綱引き

不安定な新学期は
2020年 早すぎて
うだる風に紛れながら
いつしか嵐が
枯れ草のカードを切り出す

煽られ詰られ
揺られ揺さぶられながら
振り落とされないように
人生の馬車に箱ノリ

でも、笑顔は変わらない
下ろしたての靴ズレ
少しゆっくり歩きながら
けど、笑顔は変わらない

日陰によりかかり
秋風にまどろんだ

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