令和だからSEED観た
種映画から入ってアニメ本編観た。感想をまとめただけなので散文です。
自称中学二年生なので、気まぐれに映画を観ることもある。なんとなく直近のタイムラインで名前を聞くものを適当に観るのがコツだ。だから種自由を観にいった。先にゲ謎とか実写ゴムイ観ろよ。それはそう。でも結果として種自由がメチャクチャ面白かったのでヨシ!
そう、種自由がメチャクチャ面白かったのである。笑い所が多すぎて映画館で心理戦になるくらいに。面白かったので本編も観ることにした。この時点では公式まとめを見て何も知らずに映画を観に行っただけの中学二年生・軽率行動である。
話は変わるが、俺は曇らせが好きだ。かわいい女や男が何一つ報われないまま心をすり減らしていくさまが大好きだ。メッチャ萌える。最高。
閑話休題。
種観た。
うぉ、それは流石に曇らせすぎ……
イザークがシャトルを狙撃するシーンは流石に一時停止した。あのシーンに関しては本編完走した今でもマジでないと思っている。
それにしても全編通して常に丁寧丁寧丁寧にキラの精神を磨り潰すものである。俺は曇らせ好きだから耐えられたけど曇らせ好きじゃなかったら耐えられなかった。なんで報いがことごとく新たな曇らせを呼ぶんだ? 制作はサディストなのか? 最高。ありがとね。
あとレスバ仮面ことクルーゼに追突して轢かれた。俺は世界に対する復讐者が大好きなんだ。曇ったものは痛々しくてかわいいから。
種感想はこれで完。
運命も観た。
うぉ、それは流石に曇らせすぎ……
曇らせって200種類あんねん いくとこまで行きかける復讐者、大変かわいくて良いネ。キラが禍福は糾える縄の如く曇るならシンは本人に見えてる世界が世界なので順当に曇るタイプ。曇らせにも多様性の時代です。これが令和か(18年前の作品!)
ステラの死あたりからシンがほぼ常に泣き叫びながら戦ってる感じがして本当に良かったです。そうだ、全部呪え……
一番良かったのはフリーダム撃墜後の空虚泣き笑い、次点でインパルス攻撃するときステラとマユの幻覚が見えてインパルスがフリーダムに見えてるとこです。もっと曇っていいぞ。
本題に入る前に運命感想は一旦完。
さて、自称中学二年生が本題に入るまで約1000字かかったが、本題の話をしようと思う。 前提として俺はTOAのファンチなのだが、これは主に俺が反出生主義だからだ。必要によって生まれる命など碌なことがないと思っているからだ。映画では「人は必要から生まれるのではなく愛から生まれる」なんて話もあったが、今回は必要以下の話だ。
下には下があり絶望は底なしである。
レイ・ザ・バレルが死んだ。
↑こっちが本当の今回のタイトル。タイトルで釣ってすまんかった。
僕はレイ・ザ・バレルちゃん!などとはしゃいでいた頃が懐かしい。今更18年も前のアニメのネタバレもへったくれもないが、レイは死ぬ。死んだ。
正直、あまり受け入れられていない。何故死んだのか理解できていないからだ。
死ぬべきキャラ、という語り方はあまりしたくないが、アニメにおいては死ぬことに意味があるキャラというのがわりと多い。SEEDシリーズも作劇上意味のある死が多く描かれる。冷蔵庫の●●というやつだ。
一方、レイの死にはそんな意味すらない。まるで作品終了間際の在庫セールめいて崩壊していくメサイアで心中に巻き込まれるように死んだ。寿命が近いからって。もうこの時点でわりと困惑が勝る。
いや、100億歩譲って死ぬのはいいんだ。テーマからして明らかに生きているべきだろうとは思うが。死んだのはまあいい。
ただその生があんまりだと思ってしまう。ある意味最後まで議長の道具であることに殉じた形だ。
必要から生まれ役割に殉じて死んだルークより下があるとは思わないじゃん?(ドッワハハ レイの人生、なんだったんですかね? 君はC.E.なんかに生まれてくるべきじゃなかったよ(良心)
まあ必要ですらないのに生み出されて理由も無く死んだレイはある意味誰より人間らしい扱いなのかもしれない。人の業だね~(悪魔的爆笑)
は~あ。やっぱC.E.ってクソ! クルーゼもそう思う? うんうん、わかるよ~!
【完】
憎しみだけで語るには好きな要素が多すぎる。悲しいね。
ほんとうに【完】
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