【シャニマス】『アイムベリーベリーソーリー』感想

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取るだけ取って寝かせておいたアイムベリーベリーソーリーやっと読破した…!。

シャニのシナリオ、場面切り替えや色々比喩や抽象的な表現が多いので、読むのには神経研ぎ澄ませないと理解できないから集中して読める気力ある時にしか読めない…。シナリオはいつももれなく素晴らしいのは分かってるんだけど、中々腰が上がらなくて一か月近く寝かせてしまった…。



今回は真乃、摩美々、霧子、智代子、恋鐘と SHHis のお話をとある一つのソシャゲシナリオを挟みつつ織り交ぜていくシナリオで、このシナリオと各自の心境が見事にリンクしていて何度も唸ってしまいました。



あいを失った寡婦は、レッスンがうまくいくように祈った真乃と恋鐘を不思議そうに見ていたり、単なる職業体験先の事なのに一生懸命に花を探す皆を理解できない様子の美琴なんじゃないんだろうか。

にちかのドリンクを常温と冷たいものの2種類用意するなどの差し出す心配りや美琴がやるなら一緒にゲームをしたいという仲良くなりたいという気持ち、『あい』を幾ら受け取っても寡婦のように何も心に響かない美琴。

でも自分でにちかのレッスンを見て、はじめは間違っていた時に止めていたのに次第に間違っていても止めずににちかの成長を待って見守るようになっていくうちに、美琴の中でも『あい』なのかはわからないけどなにか生まれたんじゃないだろうか。

もしかしたらきっと先程理解できないと眺めていた真乃達の様子に何かしら影響を受けたのかもしれない。それは美琴がアイドルとして足らないと自覚していて、アイドルとしてもっとも求められる人の気持ちに寄り添う力=『あい』であり、今はまだわずかな『あい』だけどこれからもっと自分の中の『あい』に気づいていくんだろうか。



今回のシナリオのアイドルは特に『あい』に溢れてるアイドルが多かったイメージある。特に摩美々、智代子(推し)のお話が好きでした。この二人の絡みイメージ出来なかったけど、なるほどこうなるのかー。

はじめは『さすが、放クラの~』としか智代子を受け入れていなかった摩美々。でも智代子が摩美々が職業体験先に遅刻してきた理由を心情込みで丁寧に察して、摩美々なりに一生懸命に遅刻しないようにしたんだよね?と気持ちに寄り添った智代子に『流石、放クラの~』とずっと言っていた摩美々が『さすが、智代子~』になったのは人に壁を作りがちな摩美々としてはかなり智代子に踏み込ませたなという印象だった。

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しかも『うちの4人と同じくらい、お節介』って摩美々の賛辞としては最高に褒めてるやつ…!。そう智代子はいい子なんですよ…。

その後の『間に合わなかったとしても職業体験だしって思ってた部分もあったかもしれないから甘んじて黙って怒られてた』潔い摩美々も、それを受けて『私も職業体験前に遅刻するリスクのある予定を入れるか迷ってしまったから同罪かも』と自分に厳しい智代子もどちらも気高い…。

その後の摩美々がバケツを持たせる『意地悪な子』を請け負って解決しようとするけど片側は持ってあげるっていう優しさ…。摩美々も結構な気遣い上手なので、実はこの二人は気遣い上手という共通点があるのかもしれない。そんなことを感じさせるシナリオでした。

その他にもアイドルでなくなった時の自分を見つけた霧子とか、アイドルとしても自分なりのあり方に目覚めた真乃とかもっといろいろあるんですが、そろそろ力尽きそうなのでこの辺りで…!

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