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YKJUN18|作品感想

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作品を観て・読んで、「ここ好き」と思ったこととか、「ここ不満」 と思ったこととか。  ★5=期待以上 ★4=満足 ★3=好し悪し半々 ★2=不満が大きい ★1=不満しかない
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MARVEL ディフェンダーズ系作品 各ファイナル・シーズン 短文感想

MARVELのクライム系スーパーヒーローのテレビシリーズでアベンジャーズな展開をするも、残念ながら一斉打ち切りとなったディフェンダーズ系作品の各ファイナル・シーズンの手短な感想。 『ルーク・ケイジ〈シーズン2〉』感想お気に入り度:★★★★・ 4 / 5  地面を這って生きるしかない者たちの物語だ。誰もがハッピーエンドを迎えられない。鋼鉄の男たる主人公のルークケイジですら例外ではない。キャラクターも劇伴も力強いのに世界観は刹那的。シーズン1より断然好き。 『アイアン・フィ

『パニッシャー〈シーズン1〉』感想

お気に入り度:★★★★・ 4 / 5  帰還兵の悲劇に焦点を合わせている本作は、「帰る場所」が物語の主要なテーマだ。帰る場所の無い者、帰れない者、他人を犠牲に自分の居場所をつくった者……登場人物を対比することで、それぞれの人物像を掘り下げる。パニッシャーと彼と手を組むマイクロの相棒劇が特に良かった。 本筋とは別に用意された、アメリカで社会問題となっている銃規制を扱ったエピソードも印象に残る。銃規制問題については、『パニッシャー』と同じくクライムファイター系のヒーロードラマ

『ジェシカ・ジョーンズ〈シーズン2〉』感想

お気に入り度:★★★★★ 5 / 5  スーパーヒーローの物語は、個性的なヒーローと個性的なヴィランが戦うのが定型だ。『ジェシカ・ジョーンズ』は主人公が無愛想で短気でヒーローらしくないところが魅力なのだが、物語の方はシーズン1では結局「ヒーローvsヴィラン」の定型になっていた。しかし、シーズン2はそうではなかった。何故なら、“ヴィラン”がいないのだ。 人間は時に、怒りや正義感などの感情に支配される。その際の行動が思わぬ事態を招く事がある。本作では、そういった事が淡々と描か