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展覧会への単なる感想
展覧会の感想を記事にするのなんて久しぶり。
ものすごい展示だった。快楽、恐怖と不安、苦しみ、そして、はちゃめちゃな面白さ!
「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」に行ってきました。東京都現代美術館です。
高橋の「私観」による戦後美術史は、彼の個人的な出会いから編まれたもので、美術館の語ってきた美術史とは異なる趣を持っています。
美術史が好きだったり、サブカルチャーに足を突っ込んだ経験がある人に特におすすめしたい。
ただ、刺激の強いものが半分くらいを占めるので、向き合い続けていると大変体力を消耗します。
でも空腹で行くと、作品の世界により浸れるような気がして私は好きです。
他の展覧会で観たことのある作品もあって、あれもこれもそれも高橋さんのものだったんだ…とはなった。すごい人だ。コレクターの展示であるという性質は一旦のぞいて、心に残った作品を忘れないように書いていく
感想
空山基氏
メタリックは女性の体をとても美しくロボットのように魅せる。そこにある凹凸を包み隠さずに
日本で最初のメタリックは、螺鈿細工だったりしない?って最近思ってる。
撮影禁止だったので、二つ前の個展のリンクを。
合田佐和子氏
どの作品も瞳が悲しい。押し込められていて、どこにも行けない。
しかし艶かしさが行き過ぎると、案外そうでもなく感じるのは不思議だなと思った
こちらは回顧展の図録リンクを。
会田誠氏
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ニューヨークの街と空襲
天明屋尚氏
描く道具を変え、モチーフを一部変えて過去の作品を現代に生き返らせるのが面白い
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やなぎみわ氏
作り込まれた構図の写真に強く惹かれた。
いつも笑顔のエレベーターガールが憂鬱な表情を見せることで、そのギャップに特別感を覚える
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[どなたの作品かをメモし忘れてしまいました。あとで必ず追加します]氏
制作過程として、まず少女の人形を作り、それを絵に描いているという。
手間がすごい。
肉と骨、質感。
骨への安心感。
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鴻池朋子氏
2020年9月のアーティゾンでの個展、「ちゅうがえり」から気になっている方。とても鴻池朋子さんらしい作品があって嬉しくて、楽しかった。
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雑談
この時点で作品たちの圧がとてつもなくて、30分くらい椅子で休憩したりしている。ありがたい話です、ほんとうに。
作品に対する感想とはズレるけど、好きな美術館の近くには住みたくないように思う。
観ることではなく、つくることを生活の一部にしたい。
それに、少し遠くまで出向いて出会う作品の方がなんだかワクワクする。
閑話休題
梅沢和木氏
最近よく見かけるバグやグリッチ表現か?と思いきや、自らの筆跡をPhotoshopで加工して作品に使っているそう。好き。
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川内理香子氏
内臓のきらめきについて私も最近考えていたので、ヒントをもらえた。
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最近焼肉食べたとき、ハラミが美しすぎて思わず撮影。宇宙があるみたいにきらめいてキレイ。普段見ることのできない内蔵だけど、私の体内もこんなにキレイだといいなあ、と思った
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[どなたの作品かをメモし忘れてしまいました。あとで必ず追加します]氏
金木犀の葉の葉脈を加工して繋げた織り物。
圧巻
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149945304/picture_pc_39f6fdad6b3795e801fcf4a3d7abccae.jpg?width=1200)
ここに載せたような作品がある一方、何度観ても、アーティストのルーツを知っても、分からない作品はあると思う。
実を言うと、草間彌生氏やアート・コレクティブ Chim↑Pomの作品がまだ分からない。私にはまだ早いのか。10年後観たらどう思うかな。
会期11月までなので、観に行ってみてください。他にもここに載せきれない、というか載せづらい作品がたくさんあるのでぜひその目で
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