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たかが…されど…

成人が18歳になるのに合わせAV出演強要を防止する法整備を議論している中で「AV禁止」というなんともやり過ぎとも思える議題が持ち上がった。議員の1人はサスペンスドラマにおける殺人シーンを例えに出してその意義を主張していたが、なんとも苦しさがあるように思える。

三上悠亜さん、紗倉まなさんなど名だたるAV女優がいるが、決してネガティブな理由とは限らない。自分から願って業界に飛び込んでいる人だって多いだろう。議題になってるのはあくまで「違法で無理矢理な勧誘を防止する」ことであって、「AV禁止」という全部が悪のようなことは議論が飛びすぎてはいないだろうか。「どこ行ってんねん!」と言いたくもなる。

下ネタ系を愛してたり、仕事にしてる芸能人は多いし、アナウンサーさんの中でも「エロい」ことを大きなキャラクターとしてる人もいる。ケンコバさんや笑福亭鶴光さん、有吉さんのラジオを始め、下ネタを軸、あるいは下ネタの多い番組もまだまだある。さらにはそれ専門のお笑い賞レース『下ネタグランプリ』があったりするほどだ。

公にするのが憚られたり、人によっては引かれたりすることの多い「AV」などの下ネタ系の話題ではあるが、それを性犯罪と絡めて全否定されるのは悲しいもんだ。違法なことを排除すりゃいいだけなのにここまで議論が発展して男性陣が何も言わなかったのだろうか。しかも、ちゃんと仕事として生業にしてる人はけっこう多い産業でもあるのに。

ぶっちゃけ、僕もAVにお世話になってる1人。ただ、詳しい話をすると際どくて見てらんない表現になりそうなんでこれ以上は控えるが、仮にこういうことが現実になってしまえば、正直辛いかも。ダメダメ言われてしまうとそれはそれで人間性とかいろいろダメになってしまいそうな気がする。なかなか怖い話になってしまっていることには憂慮せずにいられない。
「たかがAV、されどAV」

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。