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元素どろ団子行ってきた。

「ずとまよ」こと「ずっと真夜中でいいのに。」のライブツアー『元素どろ団子TOUR』。今回のツアーはファンクラブ「ZUTOMAYO PREMIUMずとまよプレミアム」限定でアコースティック形式のいつもとは違ったスタイル。アコースティックよりバンドスタイル好きな僕ではあるが、なかなか面白い仕掛けとかむしろこのスタイルでより楽しめた。

大阪の会場は「Zepp Namba」。南海電車沿いで大阪メトロ大国町駅に近い「なんばのはずれ」に位置する。個人的には初めてだったが、電車沿いなのが分かりやすくすぐ来れた。

開場して入り、ファンクラブページを操作するとステッカーがもれなく付いてきた。どろ団子のような球体でニコちゃんマークが印象的。

今回は「指定席」のみを予定していたが、「指定席」に応募し、落選。どうも倍率が高かったようで追加で「後方立ち見」の抽選でようやく当選。ファンクラブのみとはいえ、「ずとまろ(ファン)」が増えてんねんなぁ。

余談はその辺にして、19時ちょうどにライブスタート。プラネタリウムのような星明かりと下にはろうそくの明かり。ピアニスト、ギタリストと来て、ACAねさんがランタンとともに入場。

最初に来たのは『グラスとラムレーズン』。知らない曲だったが、「白虎隊」というワードで漁ったらこの曲。多分バラードばっかやろなぁと思ったら

3曲目で『お勉強しといてよ』という曲がきた。「焼き焼きだ」「ヤンキーヤンキーだ」と合唱するところがある盛り上がる系だが、ピアノとツインギターで完全損なわない形に仕上がってる。

投書レンジ企画。

MCでは「魚介だしのラーメン」を食べた話で始まって、「投書レンジ」というラジオのような企画。質問には最近ハマってるゲームの話や海外ツアー待ってますというラブコール、さらには即興の音楽芸も披露。

MCの後には、最初期にやっていたというカバーを2曲披露。

  • 君の知らない物語/supercell

  • シャルル/バルーン

前者は聴いてみるとタイトルで分からなくても「あー!あの曲!」ってなる。後者は知らない曲だが、須田景凪さんのボカロP名義というのは知っている。ここはそういう系統に強い妹に聞いてみよう。そして、原曲聴いてみよう。

その後にはアコースティックらしくACAねさん単独での弾き語りもあって、『サターン』と『秒針を噛む』前半部分を独奏。

いろいろやって、ラストには『残機』。ピアニスト「キッシー」さんがAメロで軽快なダンスしてて面白かった。その上、この日1番と言えるACAねさんのハイトーンでハイパワーな声が響いて涙がほろり。この声あってこその「ずとまよ」なのだから。

アンコールもあって、ここでは『脳裏上のクラッカー』を披露。ピアノソロ、ギターソロに続けてACAねさんの「扇風琴」ソロ。まるで「強炭酸水」のような強く刺激的な歪みでアコースティックらしからな感じ。でも、「ずとまよ」ならではのこの楽器を出してのアンコールも相応しい。

『残機』を超えるハイパワーな声で完全燃焼して、終演。ステージ前に出てきたACAねさんは生声で

どろ団子のように粘り強く…(中略)…何卒です!

とメッセージを送った後に一発クラッカーを打ち鳴らした。

終演後にはステージの見学ができた。撮影禁止ではあったが、鳥のゲージを模したACAねさんの舞台にはソファ「投書レンジ」冷蔵庫、フライパン、中華鍋などの生活感あふれるものが飾られていて、ライブで使ったパーカッション機材もある。遠いところで見てたからこんな特大サービスはありがたい。それに終演後のアナウンスはACAねさんの生声というのもさらなる大サービスだった。

暗がりで分かりづらかったが、こんなんやった。

ここでは1人1個缶バッジももらえた。暗がりでよく分からず、ギリ見えた感じいろんなデザインがあったように思う。

フォトブース。

アコースティックとはいえ、「ずとまよ」らしい面白い演出仕掛けが多かった。バンド編成ではない必要最低限の状態だからかACAねさんの声をすごく堪能できて涙も出てきた気がする。

ライブフォトとスクイーズキーチェーン。ライブフォトのこの角度1番キュン🫰

バンド編成の方が好きでこっちで泣くことも多いが、いいとこ取りのような「元素どろ団子」は非常に良いライブだったし、期待値通りだ。

今年で5周年イヤーの「ずとまよ」大上映会に「マルイ」コラボ、ポップアップストアなどこれからが楽しみだ。

ACAねさん、これからも何卒です。

そんな今宵ももちろん「ずとまよ」縛りで帰り道。夜に聴くことが多いからこういう余韻には最適だ。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。