見出し画像

平成の大合併

ご機嫌いかがでしょうか。Yukiです。
僕のプロフィール上、出身地は滋賀県長浜市と公言していて、長浜市の魅力をアピールする記事も綴っています。ただ、今の長浜市は「平成の大合併」で大きくなったうちの一部で、それ以前は伊香郡高月町と呼ばれていました。

合併の経緯


平成で2回に渡って合併した長浜市。2006年2月に初代長浜市、浅井町、びわ町を合併し、新たな長浜市が発足、その後2010年の元日、東浅井郡の2町、伊香郡の4町を編入合併して、今の長浜市が誕生しました。これによって、人口は大津市、草津市に次いで多くなり、面積は県内最大となりました。

変化


住所以外に変化したことは様々あります。例えば、公共施設の「高月町立〜」が「長浜市立〜」になっていたり、「高月町役場」が「長浜市役所高月支所」になっていたりなど、行政手続きに関しては当時小学生だったため何も分かりませんが、何かしら大きな変化はあったことでしょう。

出身地聞かれると


出身地を聞かれると、他府県や彦根市より南側、高島市の大津寄りでは「長浜市出身」で通しています。ただ、だいたいの方は合併前の長浜市をイメージしている方が多く、「黒壁スクエア」周辺の街並みが思い浮かぶ方が大半です。違和感を感じることはあるものの観光都市のネームバリューを享受しているといったところでしょうか。

ややこしや


県内在住、出身者だと「長浜のどこ?」と聞かれると「高月町です」と答えることがあるぐらい旧名に愛着はあります。ただ、もしも合併しなかったらいろいろややこしいことになってたかもしれないんですよね。実は旧町名と同じ読みの地名が近隣にあるからです。
「たかつき」と聞くとだいたいの人は大阪府高槻市を最初に思い付きます。滋賀県民でも南側に住んでいる人に「たかつき」から来ましたというと「大阪?」となって、ややこしい事態になります。実際、町内唯一の駅が「高月(たかつき)」という名で「駅員泣かせ」とも言える同音異字の駅です。Wikipediaによると新快速乗り入れを機に「近江高月」への改名も計画されていたとのことですが、看板掛け替えなど費用がかさむという理由でそのままにされ、同じ列車が同じ読みの駅に2度停車するという珍しい事態が長らく続いています。

それでもなお

かろうじて、住所表記には「長浜市高月町」と書いていて、昔の名残が残されています。「長浜市」「高月町」どちらのほうが馴染みあるかと言われれば迷うところです。引っ越してきてから8年は「高月町」に住んでいたわけですが、今では「長浜市」もテレビで紹介されると名前だけでも聞くと嬉しくなります。また、「カメラを止めるな」の上田慎一郎監督や女優の堀田真由さん(テレビでのゲスト出演時に長浜市出身が明らかになっている)、お笑いコンビの「コウテイ」九条ジョーさんなど、活躍している著名人もいて嬉しくなります。
長浜市と高月町どちらも誇れるふるさとです。
こういうの書くと身バレしそうですが、「ふるさとの名」への思いを綴ったまでなのでバレたらバレたで別にいいかなぁと思います。
それでは、また。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。