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野鳥観察(ウグイス編)

こんにちは。前回は、愚痴を書いてしまったので、今回は平和な記事です。散歩をしていましたところ、「こんなところに?!」という変わり種の住処を持っているウグイスさんに出会いました。

今どき珍しい「有刺鉄線」が張り巡らされたやぶの中に、ホケキョホケキョと見え隠れするウグイスさんです。

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そんなところにいると、トゲトゲに刺さっちゃうよ(;゚Д゚)

よく言われているように、ウグイスさんというのは、メジロさんと間違えて覚えられていることもあります。「え? これがウグイスなの?」という、あの「ウグイス色」のイメージからは程遠いですよね。

『定本和の色事典』(視覚デザイン研究所、2008年)で確認すると「鶯色(うぐいすいろ)」は、別名「鶯染(うぐいすぞめ)」とも言うそうで、「色票」は「9-90-50/C23 M0 Y90 K50」。和菓子屋さんやスーパーで販売されている、「ウグイス餅」を包む「餡」と同じような色をしています。

だから、「ウグイス餅のような色の鳥」と頭にインプットされているので、似たようなメジロと間違えることが多いようです。

ところが、そのように江戸時代ぐらいから「鶯色」という名前があり、かつ実際に想像する「うぐいす餅の餡」っぽい色を指しているのにも関わらず、現実のウグイスさんは、めっちゃ地味です。

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いや・・・どこ??? ってぐらい地味・・・(;´・ω・)

また、大変に不思議なことですけれど、『定本和の色事典』によりますと、「鶯茶(うぐいすちゃ)」という色もあるようで、その「色票」は「7.8-70-60/C0 M4 Y70 K60」。「茶」という言葉から想像するような「土」の色でなくて、飲み物の「お茶」の系統のようです。「深く渋い黄」ということになっていますけれど、ビジュアルはやっぱり「お茶」の色です。ようするに地味な黄緑っぽい色です。

でもでも、そんな風に「色の名前」に取り入れられた「ウグイス」ですけども、実態は・・・

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黄・緑の要素、皆無( ゚Д゚)!!

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THE・地味!!!


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でも、だからこそ、春先に枯れているやぶの中では、すぐに見つからない、まさに保護色として機能しているわけですね。

さてさてウグイスさん。有刺鉄線には、くれぐれも気を付けて、頑張って、いい歌をさえずってチョーダイ(^o^)丿

それでは、明日もお元気で!!

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