小宇 応援報告 5 ◆『冰雨火』中国ドラマレビュー
今回のトップ画像は 冰雨火 オールキャストともいえるこちら ↑↑ ですが、不思議に思っていることがあり。
それは後列一番右のお方。阿洪というキャラクターのようで、微博には配役画像やクランクアップなど画像が結構たくさんアップされているのだけど実際の出番はほとんどなく。玲玲が萌萌を追ってクラブに潜入した時にすこーしだけ出てきたくらいかな?
編集に編集を重ねて世に出た今作なので、その経過でカットされてしまったのかも、、
それはさて置き、前回に引き続き個人的的 "泣きポイント" 2回目です。
例の衝撃的な、哀しみの、いたたまれない、あのシーン。
今回もネタバレです。未視聴の方はご注意ください。
杨熠 倒れる(ep28)
嵊江での荷渡しは、まさかの刘恺华 登場で混乱に陥り大失敗する。万叔、姜磊らは逮捕され、小宇はけがを負う。kの密造現場も摘発される。
その間、小宇に頼まれて杨兴权の元を訪れていた杨熠。二人で食事中、現地から杨兴权に受渡し失敗の報告電話が入り、それを杨熠に聞かれてしまう。彼にバレたことを悟る杨兴权。
帰ろうとする杨熠を呼び止め「何を聞いた?」と問い詰める。
「芝居がうまかったな。陈宇も林局も騙していたんだな。」と杨熠。口論。「忘れるな、俺は警察官だ」。
連行しようと詰め寄った彼を、、なんと!背中に隠し持っていたピストルで至近距離から撃ってしまう杨兴权。階段を転がり落ちる杨熠。それでもポケットからスマホを出して電話をかけようとするのを冷酷にも蹴り落として、、止めの一発、、、(思わず口元を両手で押さえ身動きできないわたし。そして涙。)
余りにも、余りにも、冷酷ではないか。血も涙もない。仮にも親子の関係ではないか。非道極まりない。
しかもその後、証拠隠滅のため遺体を山林に放置するという鬼畜行為。
哀れ杨熠。あんなにいい人なのに。いい警官、いい同僚、いいお兄ちゃんだったのに。少し優柔不断で時々周りを困らせるところはあるけど、その分優しくて。養護施設で一緒に育った玲玲を実の妹のように優しく接していたシーンが思い浮かんで、泣いた、、、。最期が悲しすぎる、、、。
嫌いです、杨兴权。他の悪役には憎み切れない事情や人情があるが、この人だけは一片たりとも同情の余地はない。人ではなく鬼だ。利己的な理由で実子だけでなく林德赞を20年も騙し、法を犯し、最後まで改心することなく悪の限りを尽くした人物。登場人物で心底嫌いな人なんてめったにいないわたしだけど、この人だけは無理。
そしてこの事件に続くこちらも!
小宇、車中で号泣シーン(ep28)
これは王一博ファンの間では有名な、彼の23歳のバースデーに撮影されたシーン。悲しい場面なので監督が配慮して別のシーンへの変更を提案したのだが、彼は大丈夫ですと予定通り撮影したという。
その日の公式微博にはこの画像と共に「普通だけれど非日常的な一日」と記されている。心に残る撮影だったのね。
さて。
嵊江の捕り物で負傷し入院していた小宇は、杨熠が殉職したことを林局から伝えられ、呆然自失。自分が杨兴权を訪ねろといったばかりに、、と突然の深い哀しみと同時に自責の念にさいなまれる。
その後、林局運転の車で移動中に玲玲から電話がかかってくる。
「どこにいるの?あなたがいたら何も起こらなかったの?」と問われ、溢れる涙を抑えられない小宇。声を抑えて静かに涙を流し続ける。
手で口を押さえて泣き声を聞かせないように我慢する表情が辛すぎる。運転席の林局も同じく目に涙を溜めている。観ているこちらも涙を堪え切れない。
ほほを伝う涙。必死に涙を抑えて「帰りを待っていて」と絞り出すように一言だけ。
そして電話を切って泣き崩れる小宇。林德赞も涙を流す。
撮影後「カット」と共に監督は賞賛の声を上げたという。周りのスタッフもしばらく泣き止むことができなかったらしい。その後のインタビューで傅东育監督が「生まれ持った才能だ」と絶賛したこのシーン。
俳優 王一博が役者として一回り大きく成長を遂げた瞬間だった、と思っている。
一視聴者としても、彼のファンとしても、この演技は本当に、本当に、素晴らしいと思う。哀しみ以外の何物でもない場面ではあるが、その遣る瀬なさや自責の念をストレートに飾らずに表現した、胸を打つ演技だった。
この作品の白眉といえるのではないだろうか。
当該シーンの公式画像がないので、別シーンの運転中 小宇を貼っておきます。カッコいい~~
冰雨火のスタイリングは私服も制服も最高です。
ではまた!