見出し画像

Un homme et une femme

https://music.apple.com/jp/playlist/un-homme-et-une-femme/pl.u-ZmbDzXpi0Gxxa0

41 クレモンティーヌ with Le Velvets/男と女(Un homme et une femme)

クロード・ルルーシュ監督の映画「男と女」(1966年、フランス)の主題歌として有名なフランシス・レイの名曲”Un homme et une femme”を同国のクレモンティーヌがカバーしたのは27年前(1994年)。最近はアニメ系ソングのボサノバで出稼ぎの多いクレモンティーヌが日本のボーカルグループ”Le Velvets”とともに3年ほど前に新録したセルフカバー(?)が本映像。1994年盤と異なり、日本を知りぬくアンニュイな大人の佇まいが、当時のイケイケなカバーと異なる奥行きを楽曲に与えており、クレモンティーヌの成長を垣間見ることができる。

42 エンニオ・モリコーネ & チェコ・ナショナル交響楽団/デボラのテーマ(映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」より)

昨年惜しくも逝去されたイタリアの巨匠エンニオ・モリコーネの映画音楽の傑作の中で、強いて5曲選ぶとすれば必ずこの曲を入れることにしている(「ニューシネマパラダイス」「ミッション(ガブリエルのオーボエ)」「海の上のピアニスト」「続・夕陽のガンマン(Ecstasy of Gold)」)。映画はロバート・デ・ニーロが演じるユダヤ系ギャングの半生を辿るもので、アメリカ社会の人種や世相とも絡み非常に難解なうえに、上映時間が4時間近くと苦痛に近いものがあり、中学生のくせに劇場に足を運んだ私は途中から「これはフィルムコンサートだ」と割り切って音楽を楽しむことに徹することで難局を脱したという経験がある。

43 スコット・ウォーカー/I Threw It All Away

「かつて手のひらに山があった/そしてそこには川が日々流れていた/自分が持っていたものに決して気がつかない/それをすべて捨ててしまうまでは/Love is all there is, it makes the world go ’round/Love and only love, it can’t be denied/No matter what you think about it/You just won’t be able to do without it」

44 サラ・ヴォーン/ラヴァーズ・コンチェルト

タモリ倶楽部「空耳アワー」で"Keep this day in your heart eternally"という部分が「金粉してるよ〜ハゲてんのに〜」に聴こえるものとして紹介されたことはさておき、三拍子ワルツの「バッハのメヌエット」を四拍子にアレンジしたこの曲は数多のアーティストがカバーする世界的スタンダードナンバー。個人的にはサラヴォーンと薬師丸ひろ子がおすすめ。

45 アコースティック・アルケミー/Homecoming

ナイロン弦のグレッグ・カーマイケルとスチール弦のニック・ウェブを中心に結成されたギター・デュオのアコースティック・アルケミー。スムースジャズという言葉がまだない'80年代からのキャリアでこれまで15枚以上のアルバムをリリースしている。ニック・ウェブが事故で急逝するという悲しみを乗り越えて今なお新作を発表し続けており、本作はニック・ウェブありし日の前期アコースティック・アルケミー最後のアルバム"Reference Point"からの代表曲。出張中の飛行機の中で初めて聴き、サンバなリズムに乗って奏でるツインギターにいたく感動した。デパートとかラジオの天気予報とか空港とか気を付けて聴いていると、世の中のいろいろな場所で流れているアコースティック・アルケミー。CD全部買い揃えたことは秘密。

46 ビクターヤング/遥かなる山の呼び声

この歌を聴くと、北島三郎さんが歌う「おじゃる丸の歌」を思い出すのは私だけか。

47 レミオロメン/茜空

日比谷野外音楽堂は日曜日の夕方にライブが開始することが多く、夕闇迫る青い夕焼け空が正面のビルに生えて、音楽の感動を一層美しいものに変えてくれる。コロナが明けたらぜひ日比谷野外音楽堂に行きたい。この映像を見てそう強く思う。

48 ピエール・ポルト/Fridaynight Fantasy

金曜ロードショーが日本テレビのドル箱番組だった昭和の時代。水野晴郎さんの「いやー映画って本当に素晴らしいですね」という決め台詞とこの音楽は夜更かしして映画を最後まで見てしまった小学生には水戸黄門の印籠並の重みがあった。

49 朝倉さや/やさしい応援歌

民謡日本一を受賞した朝倉さやさんが山形から上京して数年、インディーズで地道に頑張っていたが、ラッパーのGomessと組んだ「Riverboat Song~future trax(最上川舟唄)」が2015年日本レコード大賞を受賞。その翌年に晴れてメジャー・デビュー。2017年に東京キネマ倶楽部のライブは特に感動的でYouTubeに全曲Upされており見てほしい。山形と静岡と埼玉でレギュラー番組を持ち、密かに次世代ブレイク・アーティスト筆頭と思う。この人が山形弁で歌うスピッツの楓やスキマスイッチの全力少年も最高に楽しい。

50 Symphony Orchestra of The Józef Marcin Żebrowski Music School/映画「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー

ポーランドの交響楽団"Symphony Orchestra of The Józef Marcin Żebrowski Music School"がCzestochowa Philharmony Concert Hallで開いた2017年5月の演奏から。本当に良い曲が多い映画。一番好きなのは”My Favorite Things"と"Climb Every Mountain"。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?