Miya

ことばを使ってなにかを作るのが好き。犬とワインと花と音楽と暮らしています。

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マガジン

  • From a Corporate Legal Officer

    企業法務の片隅で思うこと

  • Advent Calendar

    ホリデーシーズンにはどうしたってことばを綴りたくなる

最近の記事

31日間の余白

2024年5月に転職した会社を2024年6月に退職し、2024年7月は会社員としての仕事をせずに生活しました。 会社員(本業)の稼働と生活するための収入がある前提で、個人事業主(副業・複業)として働くパラレルワーカーだった自分が、社会人16年目で初めて自らの個人事業である「余白」だけを武器に生きるという経験。 とてもいい経験でした、という話をつらつら。 余白のしごと、立て込みまくる 暇になると思っていたのです。独立とはいえ、個人事業だけで食べていけるほどの収入はないし、生

    • 「スナックみや」ができました

      2024/7/18の夜に、恵比寿のSTUDIO VIZZ EBISUの一角をお借りして、「スナックみや」を開店しました、という話をつらつら。 「できるまで」は、こちらを合わせて読んでください。 ケータリング、選定基準は「自分が食べて美味しいと思ったもの」 当日お出ししたケータリングは4店舗から集めました。「このお店のこれが美味しかった!」と言ってくださったお客さまのために、全店舗のご紹介です。 Pastavola(月島) オードブル(チーズ、オリーブ、フリッタータ、パテ

      • 「スナックみや」ができるまで

        2024/7/18の夜に、恵比寿のSTUDIO VIZZ EBISUの一角をお借りして、「スナックみや」を開店します、という話をつらつら。 そもそもは社内企画 コロナ禍で入社した前々職の会社は、総務・財務・経理・法務が一つの部門だった。それぞれに横連携が必要な部署なのだが、そもそもどんな人がいて、どんな仕事をしていて、どんな働き方をしているか、見当がつかない。 そこで、「入社したばかりで会社のことがわからないので教えてほしい、ついでにもっと連携を強化したい、こんな時期だか

        • 夏休み前、生き方の再点検

          過去になるタイミングは、人それぞれ 会社員とも余白のしごととも毛色の違う別の仕事で、微々たるお金を稼いでいたことがある。社会人になってから知り合った人に、学生時代、勉強もせず何に時間を費していたか、ほとんど話したことはない。 ライティング、台本なしの司会業、写真撮影etc., 「みやさんって、企業法務の人なのに、なんでXXができるんですか」と聞かれるたび、それができるようになった理由について話をするか一瞬だけ迷って、やめている。 時間軸ではすでに過去の話だけれど、自分にと

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        • From a Corporate Legal Officer
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        • Advent Calendar
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        記事

          天狗にさせてもらった4年間のこと

          いわゆる退職エントリーといふものを、我もしてみむとてするなり。 2024/4/25を最終出社日・2024/4/30を退職日として、某食品ECの会社を卒業します。4年と1ヶ月、大変お世話になりました、という話をつらつら。 学び直しに行ったのに、即・学びを提供する側に回る 法務職のキャリアからドロップアウトし、事業部門側に行ってみて、「やっぱり法務をもう一度きちんと突き詰めたい」と転職。直後、コロナ禍がやってきた。 既に働いていらっしゃる先輩方の胸を借りて一から学び直すつもり

          天狗にさせてもらった4年間のこと

          ユーザーコミュニティの活性化を考える #2

          ユーザーの自助努力で、どこまでユーザーコミュニティは活性化できるのだろうか、という話をつらつら。前回記事に続く #2です。 (特定の企業色が強めかもしれませんが、当該企業から依頼されたものではなく、個人の意向で書いています) 分科会がコミュニティを動かす 2023年7月、クラウドサインのユーザーコミュニティ「Re:Change」に、3つの分科会が誕生。それぞれが定期的なオンラインミーティングを開催し、その活動を開始した。 わたしがリーダーを務める「Re:Change活性化

          ユーザーコミュニティの活性化を考える #2

          せっかち法務、意見書スタイルに物申す

          本記事は、法務系Advent Calendar 2023 ( #legalAC )16日目のエントリーです。妖精さん(キングトロール)からバトンをいただきました(妖精さんさんの方が良かったでしょうか)。 法務の採用って悩みも深いけれど、学びもまた深いのですよね。同じく採用活動に励む身として、共感しながら記事を拝読しました。 こんにちは、はじめまして、Miyaです。EC事業を運営するIT企業の法務部でマネージャーを務めながら、兼副業で法務以外のお仕事をやっています。 昨年の裏

          せっかち法務、意見書スタイルに物申す

          「悩みが深い」って言いすぎる

          答えのないことを考えたり、答えが出てる(っぽい)のにそれでいいのだろうかかってためらったり。そういう時間が全くもって合理的でないことはわかってるんだけど、うまく自分のなかで消化できなくて、人にぶつけてみたり、テキストに落としては消してみたり、その後「いまのなし」ってしたり。 「自分のため」ではなくて「相手のため」を優先して生きてきた結果、重要な局面ほど、自分の判断が正しいのかどうか、客観的な意見が欲しくなる。 だけど、だらだら経緯から喋るボトムアップおばさんになって相手の時

          「悩みが深い」って言いすぎる

          歳をとることの壁をこえたい

          「35歳を超えると、人の価値観ってそう変わらない」 と言ったのは、わたしが勝手に社外メンターとして頼りにしている小川さん。この話をしたのは数年前のこと、自分が35歳になるかならないかの時だったと思う。記憶の中で順番組み替えられてたらごめんなさい。 そのころ、社会人になって初めて管理職のポジションに就いた。自分はよくも悪くもどの会社でもこれまで厳格にマネジメントされてきておらず、「本当はこうやってマネジメントされたかったなあ」という思いを抱えて、マネージャーになった。 な

          歳をとることの壁をこえたい

          花はいつだって心を慰めてくれる

          家の中に花を絶やさないようにしている。鉢物は苦手なので、基本は生花。毎朝花の水を替えて、コーヒーを淹れるのが日課。 花が家からなくなるときは、自分の心が死にかけているときだ。へとへとに疲れていて、環境を整えることに気が向けられないとき、手入れが行き届かずに萎れた花を見ると、本当にごめんね、という気持ちになる。 花が好きで常に家に活けていた祖母の影響も強い気がするけれど、住む街にお花屋さんがあるかどうかを、住むかどうかの一つの基準にしている。 四ツ谷に住んでいた頃、スーパーで

          花はいつだって心を慰めてくれる

          ドッグトレーナーに言われてちょっと泣いた

          3歳になった犬を、最近犬の幼稚園に通わせている。 犬に幼稚園があるなんて、犬と生活していない人には想像できないし、正直「人じゃないんだから、なにそれ」「ペットぐらい自分で育てなさいよ」と眉を顰められるかもしれない。でも、犬を飼っている人間にとっては、自分が家を空ける時間を誰かが犬と一緒に過ごしてくれたり、他の犬がいる環境に慣れさせてくれたり、人間と生活するために必要なトレーニングをしてくれたりする、とても頼りになるコミュニティだ。 犬を迎えに行った帰り際、いつも担当してくれ

          ドッグトレーナーに言われてちょっと泣いた

          「仕事を一切しない日」を意識して作る

          仕事をしない日がない。四六時中、頭のどこかで仕事のことを考えている。 仕事が好きというよりも、仕事をしている自分が好きなのだと思う。仕事をして、自分以外の誰かの役に立っているー喜ばれたり、必要とされているー実感を得られることに喜びを感じるからだ。 同年代は結婚し、出産し、家族を増やし、親族とも交流し、family treeとその周辺の、家族のための交友関係を広げていく。その一切を選ばず(この選択を人によっては「選べず」「びびって」などと言われる。おっしゃる通りなので受け止めて

          「仕事を一切しない日」を意識して作る

          「ミーティングしませんか」の意味

          法務部門とのテキストでのコミュニケーションがうまくいかない相手って必ずいて、何度かテキストでのラリーを繰り返すうち、この言葉が出てくる。 「ミーティングするまでもなく、ちゃんと読んだらわかることだと思うんだけど…」とメンバーがひとりごちることも、少なくない。 メンバーの気持ちは、まあわかる。だけど、自分たちの前提や、相手に持っている期待の大きさを見直してほしいと思うことが、マネージャーになってからは増えた。 何をどうやって伝えるのがいいかな、と、整理のために言語化する。 法

          「ミーティングしませんか」の意味

          忘れっぽい人になりたかった

          「一度聞いたら忘れない」で成功体験を積んできた。相手の名前、誕生日、趣味嗜好、大事にしているものやことは、一度聞いたら絶対に忘れない。 記憶の中にストックしておくと、次に会ったときの話題に困らないし、なにより「そんなことを覚えていてくれた」と、相手がとても喜んでくれる。 自分でもおかしいんじゃないかと思うんだけど、本当にしょうもない雑談のdetailまで覚えていて、相手に驚かれることもよくある。「わたしそんなこと言いましたっけ…ああ、言いました言いました!」みたいな、そういう

          忘れっぽい人になりたかった

          かさつく季節、ハンドケアのすすめ

          どんどん寒くなってきて、乾燥した空気のせいで湿度20%もザラではない、このところの気候。なんとなく慌ただしくて、追い立てられる感じのする師走。 寒くて気持ちが塞いだり、忙しくて気が立ったり…心がかさつく季節は、肌もかさついております。心にも体にも、うるおいを忘れてはいけない。 とはいえ、体全身のケアはなかなかハードルが高い…という方、少なくないと思うのです。というわけでこの冬、一番目につく手のケアに挑戦してみるのはいかがでしょうか。乾燥に限らず、二枚爪やささくれ、ひび割れやし

          かさつく季節、ハンドケアのすすめ

          なぜダメなのかを説明しても、腑に落ちない人たち

          法務部門として法務相談(法律相談)を受けていると、相談を持ってきてくれる事業部門に「なんでダメなんですか」って言われること、少なくない。 「前任者にはダメって言われなかった」とか、「他社は似たようなことやってるのに」とか、まあ言われがちだ。 なぜダメなのかを説明しても、代替案を提案しても、「でも…」「やっぱり問題ないんじゃないでしょうか」みたいなコミュニケーションを続ける人たちに、どう向き合えばいいのだろうといつも思う。ダメだと思う理由を説明しているので、フェアに、ダメじゃ

          なぜダメなのかを説明しても、腑に落ちない人たち