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日本でポーカーが解禁されたからこそ知っておくべきカジノ規制

先日、カジノ管理委員会から日本のIRカジノでプレイできるカジノゲームの種類について発表があり、カジノ界隈で話題になった。

引用:カジノ管理委員会(https://www.jcrc.go.jp/about/commission.html)

カジノ管理委員会は、特定複合観光施設区域整備法(平成30年法律第80号、以下「IR整備法」という。)に基づき、内閣府の外局として置かれる行政委員会として、令和2年1月7日に設立されました。委員会は、委員長及び委員4名をもって構成される合議体であります。

この発表で朗報だったのは、日本のカジノでポーカーが解禁されたことだ。一時期、日本でポーカーは出来ないんじゃないかという懸念もあったが、昨今のポーカーブームやポーカーの競技性なども後押ししてこのような結果に。勿論、ポーカーのトーナメントも開催できる。

但しあくまでIRカジノ内での解禁であり、当然だが街中のポーカールームで自由にお金を賭けてよいわけではない。

参考:日本で解禁されたカジノゲーム(9種21分類)

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今回発表されたカジノゲームは大きく9種類。今、最も人気の高いテキサスホールデムが解禁されたのは、私にとっても多くのポーカーファンにとっても朗報だろう。いよいよ日本でもお金を賭けてポーカーできる日が現実味を帯びてきたことに、つい胸が熱くなる。

よし、これからもっとポーカーを勉強して日本にカジノが出来たらポーカーで稼ぎまくってやる!なんて意気込んでいる人もいるかもしれないが、実は日本人にはカジノ規制があるためそう簡単ではなさそうだ。

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我々日本人は自国のカジノで遊ぶさい、いくつかの制限が設けられる。カジノは本来、外貨(外国人のお客)を主な集金元と考えていることや、日本人のギャンブル依存症対策の一環でもある。そのためこの規制は日本国籍を持ってない人には関係ない。外人さんは規制なしでいくらでも遊べる。

ではカジノ規制とは一体どんなものなのか、ここでは特に自分たちに関係しそうな規制をピックアップして紹介する。まずは入場料についてだ。

引用:入場料・納付金等

日本人等の入場者に対し、入場料・認定都道府県等入場料として、それぞれ3千円/回(24時間単位)を賦課

結論を言うとカジノへ入るのに1回(24時間有効)で6千円かかる。とても紛らわしいのだが、3千円と記載されてるがよく見ると入場料で3千円、認定都道府県等入場料として更に3千円。つまり計6千円支払う必要がある。日本人はカジノへ入場するだけで、マイナス6千円スタートというわけだ。個人的には2~3千円くらいが妥当だと思っていたのでこの価格設定は高いと思う。

次に関係しそうな規制はこれだ。

引用:カジノ規制

入場回数を連続する7日間で3回、連続する28日間で10回に制限。本人・入場回数の確認手段として、マイナンバーカードの提示及びその公的個人認証を義務付け

そう、入場回数も決まっている。マイナンバーカードでどこまでデータ管理されるか曖昧だが、個人の収支や納税状況などが管理される可能性もある。
入場回数についてはギャンブル依存症対策の観点からも致し方ないと思う。依存症になる人間は自分の意志でどうこうできるものではないので、外部から強制的に制限するしかない。

他にもいくつかカジノ規制はあるが、ほとんどが常識的なこと(反社はダメとか)が多いので割愛する。ホームページのリンクを貼っておくので興味ある人や将来、日本のカジノで遊んでみたい人は目を通すとよい。

これらの入場制限があるおかげで、ポーカー専業で稼ぎたいという人にとっては大きな足枷になると思う。だがギャンブル依存症や就労意欲の低下などを考慮し、ある程度の規制は仕方ないと思う。個人的には規制自体には肯定派だが、入場料だけもう少し安くして欲しかった。

なんだかんだ言ったけど、日本でポーカーが出来る日が今から楽しみ。
※これは2021年4月時点の規制で今後、変更される可能性あり

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