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Lv.1●錬金マスターロード majocco FX


錬金マスターロードmajoccoFXは、FXをはじめてみたくて入門書を買ったけど、入門書が専門用語だらけでマジ意味がわからなかった人の目線で、「FX入門」のための入門…つまり「FX入門入門」のお手伝いをする連載です。

FXをはじめて早々、すでにビビっているmajoccoと、FXをはじめた当時散々痛い思いをした、のーでぃ先生と一緒に、ビビるところはビビりながら、安心できるところは安心しながら、お金の勉強をしましょう。







⚔💰 …カネ… ⚔💰

知識もないのに錬金したい。
FX初心者のマネーゲームの旅が、

今、

始まった…



錬金マスターロード
majocco FX

〜若かりしバカ勇者
のーでぃと共に〜


~*.~*.~ 序 章 ~.*~.~



「お金が欲しい」

みならい錬金術士の魔女っ子…majoccoは、心のそこから、カネが欲しいと思いました。

お金が欲しい。

金が欲しい…めちゃくちゃに欲しい…。

すごくとてもたくさん欲しいぞ…
1兆万円ほしい…
稼ぎたい…
1兆万円は無理だと思うけど、たくさんお金が欲しいぞ!!!
海外旅行とか行きたい!!!!!

外国に行ったことない!!!!!

ドーンバーンヤーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そう願っていたある日、majoccoは知ります。
家から一歩も出ずに、カネを増やす方法がある…ということを。



早速、FXとかいう超錬金魔法の修行を始めたmajoccoでしたが、
シミュレーションで、


あっという間に
500万円
溶かしました。


人の夢とは、儚いものです。

【◎まめちしき◎】
※証券会社によって本物のお金ではなく、架空のお金で練習をさせてくれるゲームが用意されています。majoccoが一瞬で蒸発させたのはエア500万円なので、majoccoは、まだ内臓を売らずに済んでいます。
デモトレード(デモトレ)」「FXシミュレータ」などと言います。



失敗があれほど恐ろしかったのに、
majoccoはデモトレードで500万円を溶かし、
すっかり自信を失い、闇の中で途方に暮れていました。
悩んでいました。
怯えていました。

「本物のFXで
すごく失敗すると
臓器を売らなくちゃ
いけなくなるようだぞ…」


臓器を売りたくないmajoccoは、先生を探すことにしました。


こうしてやっと、優しそうな若い女の先生を見つけたmajoccoが、先生と待ち合わせていると、闇の向こうから、声が聞こえてきました。

それはまるで、お金にこだわりのある勇者の格好をしたクマのような声でした。


なんと、そこには、お金にこだわりのある勇者の格好をしたクマが立っていました!


「本当は人間の姿で登場したかったんだ金"(がね)、先生は、人間の絵が描けないんだ。だけどリアルな話、イラストレーターに似顔絵を頼む予算がないから自分で描くしかなくて、仕方なくクマの絵を描いたんだよ!」

クマは言いました。

「というわけで、はじめまして!
ボク、
かねクマ!」

「編集者に適当な名付けをされてショックだよ!でも、エフエックマだと株の話をしたくなった時に困るし、クマネーさんという候補もあったけど、姉さんじゃないのにクマネーさんも変かな?っていう話になってしまって、最後は投げやりに、かねクマでいいじゃんって命名されちゃったよ!最悪。」



かねクマを描いているのは、majoccoが見つけてきた、友達の友達の知り合いの友達の親友の彼女の友達と一度だけ会ったことがある、「20代前半にして株とFXで3桁万円の損失を出した経験もある」という、通訳で、投資家で、大型バイカーで、台湾人で、身長170cmで、モデルの、のーでぃ先生です。本人の設定が多すぎるので、のーでぃ先生には、勇者かねクマくんという着ぐるみの中に入って、この連載を引っ張ってもらいましょう。


失敗経験のある先生がいれば怖くない!
(可能性があるウェイ!)



のーでぃ先生は、若かりし頃、ビギナーズラックで勝っただけなのに、「なにこれ、稼げるんじゃない?」と思い込んで資金を溶かし続けた歴戦のバカ勇者です。
最近はお小遣い欲しさに「おカネもち」などと、餅を模した変な生き物のLINEスタンプづくりにも余念がありませんが・・・



バカ勇者だった頃とは心を入れ替え、FXを勉強し直してからは、落ち着いて勝ちに行ける大人しいトレーダーになりました。



安心してきた。

稼げる気がしてきた。

majoccoは、かねクマくんと共に、
おカネもちへの道をすすむ決意をします———!!






~*.~*.~ 第 1 章 ~.*~.~



あるところに「リンゴ王国」と 「どんぐり帝国」がありました。

どんぐり帝国の勇者は、魔物に攫われた姫がリンゴ王国にいると聞いて助けに行きました。


リンゴ王国についた勇者は急いで魔物を倒しに…行き



…ません。

なぜなら荷物が重くなるのが嫌で武器を置いてきてしまったので


まずはリンゴ王国でお買い物をしなければいけません。
勇者はお店へ急ぎます。


しかしなんと!

リンゴ王国では
「どんぐり」はつかえなかった!!!


どんぐり帝国では、「どんぐり」を使えばお買い物ができるのに、リンゴ王国では、「アップル」を使わないとお買い物ができなかったのです。

勇者は家から出たがらないほうなので、すっかりそのことを忘れていました。

国や地域によって

「通貨」

つまり

使っているお金が違うのです。

ああ、どこかの国の本で読んだことがあるぞ…。
「円」っていうお金は、「ドル」っていうお金の国だと使えないんだって。




というわけで勇者は、銀行で手持ちの「どんぐり」と「アップル」を変えてもらうことにしました。


あれ?

前に来た時は、確か、「100どんぐり」で「1アップル」と交換してもらえたのに、
今は「110どんぐり」を渡さないと「1アップル」に替えてもらえないぞ!
つまり、「アップル」が高くなってる!

へんなの!

と、思いながらも他に方法がないので、急いで交換したリンゴで武器を買って姫を助けに行きました。



数日後…————


勇者は無事に姫を助けてどんぐり帝国に帰ることになりました。

もうしばらくリンゴ王国に来る用事はないはずです。そこで、リンゴ王国で魔物を倒して稼いだ「アップル」を「どんぐり」に交換して持って帰ることにしました。
どんぐり帝国でも、リンゴ王国の通貨「アップル」は使えないからです。



はぁ…しかたない…





勇者が「アップル」を持って銀行に行くと、

今の「1アップル」は、なんと「90どんぐり」になっていました。

あれっ…

このまえ交換してもらった時は、たしかに「110どんぐり」渡さないともらえなかった「1アップル」が、
今ならナント、たったの「90どんぐり」で交換できるのです。

エーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!


つまり、

「1アップル」の価値が

(このまえ交換した時と比べて)
「20どんぐり」も
下がってしまったのです。


あれ?アップルが安くなってる!
せっかくアップルを稼いだのに!

チキショー!!












でも…まてよ?

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