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デッキ相性表(2011年3月制限)_解説編2

6.各対面におけるデッキ相性の判断理由

解説編1の続きになります。
解説編2は、TG代行および代行天使(純正)目線(下図黄色のハッチング部)のデッキ相性の判断理由について記載します。


【TG代行編】

・TG代行(○) VS 代行天使(△)

TG代行側がやや有利と考えています。ミラーマッチに近いマッチアップのため、特出すべき点は多くありませんが、TG代行側が有利な理由は主に1点と考えています。

①TGストライカーの存在

トリシューラへのアクセス、ダイガスタ・フェニクスによる大幅なライフ奪取を容易にします。代行天使(純正)は罠ビート程バックが厚くないため、序盤に大きなアクションを取りやすいことも幸いします。また、相手の展開に合わせて相方のワーウルフを繰り出すことでライフを守りつつ、次ターンの攻め手となるこのカードを確保できる点も優位性があると考えます。

・TG代行(○) VS TGガジェ(△)

TG代行側がやや有利と考えています。しかし、メインデッキにおいてはガジェット側の豊富な罠への対応が難しいことも珍しくないため、それほど優位性があるマッチアップとは考えていません。そのため、サイドチェンジを含めて場合になります。TG代行側が有利な理由は主に2点と考えます。

①王宮のお触れの存在

TG代行においてサイドデッキに採用される機会が多いこのカードですが、最も輝くのはガジェット対面と考えています。召喚反応系の罠のみならず、攻め手の血の代償までをまとめて封殺可能です。更にガジェット側がサイドチェンジで投入するカードは、罠カードが大半を占める(連鎖除外、昇天の黒角笛、ダスト・シュート etc…)ため、自然とメタのメタを担います。(一般的にはメタのメタは弱いと言われますが、このような事象においては強いと考えています)
そのため、ガジェット側がサイドチェンジで魔導戦士ブレイカーを投入する場合を考慮しても、非常に効果的であると考えています。
また、採用率が高くガジェット対策に使用されるサイバー・ドラゴン、ライオウとのシナジー効果も期待できます。

②エースモンスターであるナチュル・パルキオンによる詰みが少ない

TG代行は展開系デッキのため、罠カードの採用枚数が本環境の中では比較的少ない部類(平均8枚前後)であること、召喚された際に返し手が豊富なこともあり、積極的な召喚をされにくいです。

・TG代行(○) VS マシンガジェ(△)

TG代行側がやや有利と考えています。しかしながらTGガジェ同様、サイドチェンジありきのため、メインデッキにおいてはあまり優位性はないと考えます。また、マシンナーズ・フォートレスが有している破壊効果とハンデス効果が非常に強力で、罠を当てられずに着地させてしまうと処理に苦労します。そのため、TGガジェよりは苦戦を強いられると考えています。(互角でも良かったかもしれません)
TG代行側が不利な理由は主に1点と考えますが、TGガジェと同様なため割愛します。

①王宮のお触れの存在
詳細はTG代行 VS TGガジェを参照下さい。

・TG代行(○) VS ジャンド(△)

TG代行側がやや有利と考えています。代行者が引けないなどの理由で試合が長引いた際は優劣の逆転も考えられますが、基本的にはTG代行側が主導権を握りやすいと考えています。TG代行側が有利な理由は主に1点と考えます。

①ジャンドの下級主力モンスターに対してTGモンスターが強い

ジャンド側の下級の主力であるライトロードハンターライコウ、カードガンナーに対してTGが無類の強さを発揮します。ライコウはセットカードを割ることが目に見えているため、簡単には割らせて貰えない展開が多く、カードガンナーも戦闘破壊によるアドバンテージが望めないため、一方的にライフを削られる展開になりがちです。
また、トリシューラへのアクセスの良さは言わずもがな、効果を発動させてしまうと敗色濃厚です。


・TG代行(□) VS 六武衆(□)

互角程度と考えています。六武衆は素早くライフを削ることに長けているため、ライフ支出を攻め手とする代行者に対しては優位性があります。一方、TG代行はモンスターによる返しを得意とする手前、シエンによるロックの影響をやや受けにくいです。また、サイドチェンジ後はパペット・プラントとアース(またはTGストライカー)による返しが非常に強力で、ブラック・ローズ・ドラゴンによる強力な返し手を有しています。アースを経由した場合は実質1枚でブラック・ローズ・ドラゴンの召喚となるため、六武衆側はシエンにこだわりすぎないプレイも求められると考えています。
(TG代行がやや有利でも良かったかもしれません)


・TG代行(△) VS 暗黒界(○)

TG代行側がやや不利と考えています。上手くトリシューラを通すことができれば一矢報いることが可能ですが、一筋縄では行きません。TG代行側が不利な理由は主に2点と考えます。

①墓穴の道連れに対するケアが効きにくい

TG代行はモンスターを手札に抱えやすく、ハンドレスにすることが難しいため、先行であってもこのカードのケアが効かず発動を許しがちです。故に手札に抱えているヒュペリオンなどを落とされやすく、貴重なリソースを失いがちです。

②グラファの攻撃力がTG代行上級モンスターの打点と同等以上である

TG代行の切り札であるヒュペリオンおよびトリシューラとグラファの攻撃力が同等かそれより高く(暗黒界の門の発動下)、せっかく立てた上級モンスターの破壊を許してしまいます。(トリシューラの召喚成功時は、グラファも除外されて優勢かもしれませんが…)


・TG代行(△) VS ラギア(○)

TG代行側がやや不利と考えています。ラギアは迅速なビートダウンを得意としており、ライフを削り切られてしまう展開に陥りやすいです。TG代行側が不利な理由は主に2点と考えます。

①ラギア側のモンスターに相性が悪い

TG代行側に採用されるモンスターの多くがラギア側のライオウおよびグアイバと相性が悪いです。特にグアイバによる圧力は尋常ではなく、安易にモンスターを召喚することが許されません。ヴィーナスからのガチガチガンテツは比較的有効ですが、強制脱出装置が複数枚採用されることが多いため、油断はできません。

②スノーマンイーターによる受けが対ヒロビほど効果的ではない
誤解を招かぬように先に説明しておくと、ラギアに対してのスノーマンイーターは大変効果的だと考えています。あくまで同じビートダウンであるヒロビと比較した場合になります。そのスノーマンイーターですが、ラギア側も禁じられて聖杯を始めとする何らかのリバースモンスター対策を講じてきます。また、ジェネティック・ワーウルフが優秀であり、素早く突破される危険も孕んでいます。よって、対ヒロビ時のような絶対的な安心感は得られません。


・TG代行(△) VS カラクリ(○)

TG代行側がやや不利と考えています。カラクリは多彩なサーチ効果による再現性を有したデッキであり、解体新書によるアドバンテージ確保にも長けているため、代行者が引けない場合は途端に劣勢となります。TG代行側が不利な理由は主に1点と考えます。

①カラクリ大将軍 無零怒の攻撃力2800への対応が困難

両デッキ展開系のため、大型モンスターをぶつけ合う展開も珍しくありません。故に無零怒とヒュペリオンをぶつける展開になりますが、攻撃力の優劣が直接優位性へと繋がります。この攻撃力の優劣とドロー効果を活かしたエフェクト・ヴェーラーによる抑え込みが厄介で、ヒュペリオンのみならずトリシューラやブラック・ローズ・ドラゴンといった強力なシンクロモンスターまでも封じ込めます。

【代行天使編】

・代行天使(○) VS TGガジェ(△)

代行天使側がやや有利と考えています。TG代行同様、メインデッキにおいてはガジェット側の豊富な罠への対応が難しいことも珍しくないため、それほど優位性があるマッチアップとは考えていません。そのため、サイドチェンジを含めての判断となります。代行天使側が有利な理由は主に以下の2点と考えますが、TG代行と同様なため割愛します。

①王宮のお触れの存在
詳細はTG代行 VS TGガジェを参照下さい。

②エースモンスターであるナチュル・パルキオンによる詰みが少ない
詳細はTG代行 VS TGガジェを参照下さい。


・代行天使(○) VS マシンガジェ(△)

代行側がやや有利と考えています。しかしながらTGガジェ同様、サイドチェンジありきのため、メインデッキにおいてはあまり優位性はないと考えています。また、マシンナーズ・フォートレスが有している破壊効果とハンデス効果が非常に強力で、罠を当てられずに着地させてしまうと処理に苦労します。そのため、TGガジェよりは苦戦を強いられると考えています。(互角でも良かったかもしれません)
代行天使側が有利な理由は主に1点と考えますが、TG代行と同様なため割愛します。

①王宮のお触れの存在
詳細はTG代行 VS TGガジェを参照下さい。


・代行天使(○) VS ジャンド(△)

代行天使側がやや有利と考えています。TG代行と理由は異なりますが、対ジャンドは有利と考えています。TG代行側が有利な理由は主に2点と考えます。

①朱光の宣告者の存在

モンスター効果を主とするデッキであり、朱光の発動機会にも恵まれるため、最も輝くマッチアップと考えています。ジャンドの特性上、2枚以上のカードによる効果の発動が多く、朱光の発動によるアドバンテージの損害を受けにくいどころか貴重なリソース消費をさせることが可能です。また、後述する大天使クリスティアとの相性も優れています。

②大天使クリスティアの存在

朱光同様、こちらも最も輝くマッチアップと考えています。ジャンドは動きが低速なため、墓地枚数の調整もしやすく召喚タイミングに恵まれます。特殊召喚成功時の効果により朱光を回収することで、ライトロードハンターライコウによる破壊を防ぐことが可能です。

・代行天使(□) VS 六武衆(□)

互角程度と考えています。しかしながら、TG代行と異なり返し手にやや不安を抱えているため、TG代行よりは苦戦を強いられると考えています。しかしながら、TG代行同様、パペット・プラントを採用が可能であるため、このような評価をしました。

・代行天使(△) VS 暗黒界(○)

TG代行側がやや不利と考えています。上手くトリシューラ、もしくはクリスティアを通すことができれば一矢報いることが可能ですが、一筋縄では行きません。代行天使側が不利な理由は1点と考えますが、TG代行と同様なため割愛します。

①墓穴の道連れに対するケアが効きにくい
詳細はTG代行 VS 暗黒界を参照下さい。

②グラファの攻撃力が代行天使上級モンスターの打点と同等以上である
詳細はTG代行 VS 暗黒界を参照下さい。

・代行天使(△) VS ラギア(○)

代行天使側がやや不利と考えています。ジェルエンデュオ、オネストなどTG型よりは優位性のあるカードが多いですが、それを考慮してもやや不利と考えています。代行天使側が不利な理由は主に2点と考えますが、TG代行と同様なため割愛します。

①ラギア側のモンスターに相性が悪い
詳細はTG代行 VS ラギアを参照下さい。

②スノーマンイーターによる受けが対ヒロビほど効果的ではない
詳細はTG代行 VS ラギアを参照下さい。


・TG代行(□) VS カラクリ(□)

互角程度と考えています。TG型同様、無零怒の攻撃力2800は課題ですが、朱光の存在があるため、TG型よりは相性差は無いと考えています。先行展開であっても、簡易融合と3レベルチューナーによるシンクロ召喚を2:2交換に抑え込める点は優秀です。また、エフェクト・ヴェーラーであっても防ぎきれないクリスティアの存在もあるため、TG型よりはプレッシャーを与えられます。サイドデッキのサイバー・ドラゴンなどと合わせることで互角程度の勝負に持っていく事が可能と考えています。

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