#86 洋服の行方、ウエスの活用
今日は、ウエスがあってよかったな、と掃除をしていてスッキリしたので、ウエスのトピックです。当たり前に取り入れている方は読み飛ばしていただいて、何それ?という方がいらっしゃったら、一読いただけたらと思います!
着ない洋服、どうしてますか?
突然ですが、着なくなった洋服ってどうされてますか?
私はこのところ1年以上着なかった洋服は手放すようにしていますが、最近はまとまって服を断捨離することは減りました。入ってきた服はよく着るものばかり。手放すものといえば、買うのに失敗したかもと思ったもので、それらはキレイなうち、なるべく早めに手放すようにしています。
服の数を絞るようになってからは、お気に入りのものをヘビーローテーションするように。クタクタになったら、畑や田んぼなど泥んこになるときに着て、お別れします。
子どもたちの服も同じです。
まだキレイなものは、メルカリヤフリマ、保育園のお下がりコーナーなどで、使ってもらえる先を探します。おさがりでいただいたときに「着ない」と思ったものはすぐにこんな風に譲ってしまうことが多いです。
一方、着るとなった服は、さすが男子。服も靴も擦り切れてボロボロになるまで着倒すことがほとんどです。譲ることもできないくらい役目をまっとうした服は、最後は使いやすい大きさに切って、ウエスにして使っています。
ウエスって何?
ウエスは、waste(ゴミやボロの意味)が語源らしく、工場などで機械油や汚れを拭き取るための、使い捨ての雑巾のことだそうです。
同居している祖母も「懐かしい」と言っていて、昔はボロと言って使っていたそうです。
取っ手付き収納に入れて食器棚の一角に入れているのですが、これがなかなか便利。ウエスなしでの生活は考えられません。
どんな風にウエスを使う?
わが家では、キッチンタオル(吸わせる)・雑巾(掃除する)・新聞紙(汚れをふき取る)の代わりに使っているイメージです。
では、具体的には。
食器洗いの負荷軽減
なるべく環境負荷の少ない洗剤を使いたいと思ったとき、また排水のことを考えたとき、なるべく油を流したくない。となると、油汚れの食器やフライパン・鍋を拭いてから流しに入れます。油汚れをふき取ってから洗うと、とても簡単に洗い物ができます。新聞がたくさんあるおうちは、新聞を使うこともあるようですね。
若い頃は何も考えずに、楽ならいいと食洗器を使ったりしていました。暮らしを変え、移住してぐんと自然が身近になり(水道だけではない選択肢。浄化槽やバイオジオフィルターの例を見たり)、エネルギーやインフラ(湧き水、電気や燃料のこと)について考えるようになり、買うより作ることが増え(畑、道具、手仕事)、ごみを捨てるよりも循環させることが増えてきて(コンポスト、再利用)、そんな今、排水のことや、ごみをぼんぼん捨てていくことに違和感を感じるようになりました。
モノがあるなら、なるべくならゴミにしてしまうのではなくて、最後まで全うさせてあげたい、と感じるようになりました。
ウエスにして使うというのは、ひと手間かかるけれど、私の感覚としては気持ちがいいのです。
キッチンの掃除
洗い物の手間を減らしたり、排水に油を流さなくてすむ、というほかに、キッチン掃除にもウエスを重宝しています。シンクの拭き上げや、排水口の中のベタベタも、使って捨てていいウエスなら、気軽に使えます。スポンジだと、洗った後にベタベタになったスポンジを、もう一度洗わないといけないですものね。綿のウエスは吸水吸油性もよく、汚れを取りやすいように思います。
ガスコンロ周りの汚れも、セスキ水や重曹水をしみこませて拭いて、スッキリです。冷蔵庫の中で何かをこぼしたとか、子どものベタベタの食べこぼしなんていうときにも重宝しています。汚れを広げずにつまむようにしてふき取れます。
食器を割ってしまって、破片入りかもしれない生もの、とかいうときも、ウエスでふき取って、ウエスごと処分してしまえばケガのリスクも減ります。
キッチン以外の掃除
ウエスは、台所に限らず、色んなところで重宝します。
今日は、トイレを念入りに掃除していて、窓枠の上に積もった埃や窓の外側を掃除していたのですが、ウエスの余白がちょっと残っていたので、せっかくならもう少し掃除しよう、とお風呂場も掃除しようとなりました。お風呂場の窓周りを念入りにキレイにしたらすごく気持ちよかったです。
たぶん時間にしたら10分くらいでしたが、ウエスがあったから、気楽に掃除したんだろうな、自分で思いました(それで今日のこの記事を書こうと思い立ったわけです)。
車の細かい部分(ドアのロック部分の土埃や、トランクの細かいところ)も、小回りがきいて、汚れたらどんどん使い捨てられるウエスは使いやすいです。玄関周りにもなくてはならない存在のウエスです。
ウエスいろいろ
Tシャツやズボンを切って作る、ふつうのウエスに対して、厚手の雑巾ウエスなるものも重宝しています。
使わなくなったタオルは、こんな風にして、箱に入れています。フェイスタオルは1/4に切って、それを折って収納しています。くたびれたハンドタオルも、ここに入れています。
風水的には、布や紙には邪気が宿るとどこかで読んで、以来、確かにタオルは一定期間使っているとくたびれるなという印象があって、年に1回以上は取り換えるようしています。すると、いらなくなったタオルは結構出ます。写真は、いただきものの白タオル。必要量以上は、ウエスにします。
この雑巾ウエスは、惜しみなく使えるのが嬉しい。
そんなに汚れが気にならないうちは、クイックルワイパーの雑巾をはさめるやつにセットして床拭きをして、軽く洗っては乾かしして使ってます。
汚れてきたら、濡らして固めに絞り、洗面所や廊下など気になったところを拭いたら、トイレの床を拭くか、玄関周りを拭いて終わり、となります。
わが家の近くには森や畑があるので風で土埃が飛んでくるし、私は畑もあり、子どもたちはみんな砂まみれ泥まみれで毎日遊んでくるので、玄関はしょっちゅう真っ黒になります。
細かい砂利もなぜかいつも落ちています。
なので、玄関のたたきは、なるべく(できれば毎日)拭くようにしています。
これも、ウエスがなくて、雑巾を洗わなければいけなかったり、使い捨てのものを買うのだったら、その手間が面倒に感じていたと思うけれど、ウエスがあればこそ。掃除のハードルが下がってるなと感じています。
終わりに
今日は、ふだん私が使ってるウエスについて紹介してみました。
処分する服を取っておいたり切ったり、ひと手間かかりますが、最後まで使い切ることで、洋服やタオルの役目を全うしてあげる感じがして、温かい気持ちになります。
どのみち捨てるものを使うので、新しく買ったものを使うのと比べてゴミも減るし、買いに行く手間も減る。じゃんじゃん使えるので、掃除に向かう気持ちのハードルを下げてくれると感じています。
もし、まだ使ったことがない方がいたら、ものは試し。一度使ってみてはいかがでしょうか。
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ではまた明日!
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