【書評】「FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略」

読了。
何がきっかけで購入したのか忘れてしまったが、机にあったので読んだ。

この手の本にありがちな自己啓発臭がそこそこあって、具体例はきなくさいもの「人工の糖を取らせないようになって子供が賢くなった」「服を6着以外捨てろ」も多かったが、全体としては参考になった(というか個人的に行動賦活系がぶっ壊れているので割と刺さる主張も多かった)

個人的な理解

・人間は想像以上に環境の影響を強く受けるので、意志とかではなく、環境を変化させることが重要

・人間の行動を支配しているのは行動賦活系(報酬を得ようとする系)と行動抑制系(リスクや脅威に対するブレーキ)=ジェフリーアラングレイ博士の主張らしい(調査してない)

・現代の環境は超常的な刺激が多すぎて、行動賦活系由来のよくない習慣でドーパミンが出っ放し(スマホ見るとか)なので、よくない習慣をトリガする環境由来の原因を取り除く必要がある(満足遅延耐性を働かせて、習慣を置き換える=SNS見そうになったらストレッチするとか)

・仕事のパフォーマンスを上げるには高ストレス環境と高リカバリー環境のメリハリが大事ゆえ、あるべきストレスを回避しようとする行動抑制系に対処する環境が必要(先行投資や周囲への宣言、スケジューリングなど後をなくす強制力)

全体的にやたら主張がストイックで、長期的な目標のために感情はいらないみたいな感じはあったので、それはなんぞやという感じもした。


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