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紙袋とポリ袋と記憶

突然ですが、私の家では紙袋やお土産や服屋でもらえるしっかりした袋を大事に取っておく傾向があります。また何かに使えるかも、持ち運びに便利、旅行の服などの小分け用にしたりと何かと便利で取っておいてしまいます。

今回雑多にまとめていたそれらを整理した時に思ったことを私の記憶も交えて、少しまとめておこうと思います。


思い出

昔行ったディズニーランドのお土産の袋を見てお土産に鍵型のキーホルダーを買ったことを思い出しました。何周年かの記念のもので、5個セットだったと思います。それらを友人らに配った気がします。今、自分の分のキーホルダーがどこにあるのか、捨ててしまったのかも忘れてしまいましたが、袋からそんなことを思い出すことができるのかと思いました。

数年前に行った北海道旅行の時、家族へのお土産としてお菓子を買った時に付けてくれた紙袋。友人と一緒に初めてジンギスカンと焼きそば弁当を食べて感動したのを覚えています。お土産を選んだ時、一緒に行った友人とお土産コーナーをぐるぐると回っていたことも思い出しました。北海道の居酒屋で食べたネギマのネギが甘くて感動したのでまた食べたいです。

過去あったこと

小学校の1学年分(1学期分?)の教科書を全部まとめたセットを入れるための紙袋がありました。小学2年用と書かれており、確かに教科書ってまとめてもらって、その場で名前を書いていた覚えはありましたが、こんな袋に入れてもらったっけなぁと思い出せないままです。

子ども用品を取り扱うbirthdayの店の袋も見つけました。恐らく両親が私と兄弟がまだ幼いころに子ども用品を買った時の袋です。小さめの袋で何が入っていたのか、私には予想もつきません。しかし、買ったという事実だけが残っていて自然と幸せだと感じました。もう私も兄弟も成人済みなのにまだ残っているのも不思議なことで、1袋しか見つかりませんでした。

今はもうないもの

昔大好きだったパン屋の袋がありました。10年以上前に潰れてなくなりましたが、祖母の家から帰る時だけ立ち寄って、好きなパンを1人1個だけ買うのが定番でした。私はよくアンパンマンの顔をしたチョコパンを買ってもらって家に帰るまでの車内で食べていました。もちもちとした食感が好きで、家族みんなそのお店のパンが好きでした。不思議と、その食感すら思い出してしまって懐かしくなりました。

もうなくなった服屋のショッピングバッグも見つけました。経営不振が理由で無くなったブランドで、近くを寄れば必ず見て回りました。他にもブランド10周年記念デザインだったり、今のブランドイメージから遠く離れたデザインだったり、ショッピングバッグから色々なことが読み取れました。海外コミック風の袋のデザインだったり、時代を感じさせるものもありました。もう好きなブランドが無くなって欲しいなと思いながら整理をしていました。


あとがき

袋が有料化された今や、私にとって紙袋やショッピングバッグは高級品です。普段1円でも安いものが手に入るようにしているので、袋類を買うよりマイバッグを使っています。

しかし、旅や気に入った袋があるなら買って残すのも思い出になるのかもしれないと感じました。きっと紙袋やポリ袋を残しておきたくなる私だからこその考えかもしれません。