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「アポロ杯 一句一遊」へのコメント返し ~夏井Rxの妄想一句一遊・木曜日~

【はじめに】
この記事では、夏井いつき組長が愛媛のラジオ局・南海放送で20年以上続けている俳句帯番組『夏井いつきの一句一遊』をnoteパロディした企画である『夏井Rxの妄想一句一遊』をお送りしていきます。

(↓)元番組についてはこちらの記事から。ぜひ皆さんもご参加ください!

0.オープニング

夏井Rx「note俳句部のRx組組長・夏井Rxです。」

家藤Rx「アシスタントの家藤Rxです。」

木曜日です。コメントが山のように届いていますので、今回は、皆さんからの「コメント」に答えていきたいと思います。

半月前になりますね、沢山のスキを頂いた「兼題:アポロ杯(夏の俳句)」での妄想一句一遊・金曜日に選ばれたことへの喜びの声が届いています。

1.☆ゆず☆さんからのコメント

まずは、沢山の俳句を作って、季語についても勉強中な「☆ゆず」さんからこんなコメントを頂きました。

☆ゆず☆|☆365日家族の話☆介護福祉士☆彡
y=Rxさん、こんばんは💛
『才能アリの俳句』を目指す上でのお手本のような作品!!!
きゃ~💚
嬉しいです✨
秋の俳句作りに向けて、めちゃくちゃやる気が出てきました!!!
ありがとうございます♡♡♡
『才能アリの俳句』、目指します!❤

『めちゃくちゃやる気が出てきました!!!』というコメント嬉しいです。結局は「俳句を楽しむキッカケ」となることが、この記事も含めての主たる目的ですからね。
夏井組長の言葉を借りれば、『楽しくないと俳句じゃないぜ!』ですよ。

季語については、「☆ゆず☆」さんの記事をキッカケに、『勘違い歳時記』なる企画もスタートさせて頂きまして、宣伝もありがとうございます。季語と親しくなることを目的に、これからも記事を書いていきますので、どうぞお暇な時にまたコメントをお願いできればと思います。

この記事の中では、「紫乃」さん(shinoさんが改名)も、私の記事を紹介してくれているつぶやきがあって、大変嬉しかったです。重ねてありがとう。

2.dekoさんからのコメント

続いて、初めてコメントを下さいました「deko」さんからのコメントです。

deko
はじめまして、dekoです。
拙句を丁寧に解説していただき、ありがとうございます。
天の川も七夕も、秋の季語とは知らず、じぶんの無知に、
今、赤面しております。
そうですよね。旧暦で考えないといけませんものね。
これを機会に、以前から少し興味のあった俳句を勉強してみます。
ありがとうございました。

幅広く文章を書いておられる「deko」さんですから、当然、基礎がしっかりとされています。
季語の分類なんていうのは「俳句」という世界でのルールなので、慣れればすぐですし、そうした方のためにこそ「季語の勘違いエピソード」を募っています。ぜひ、私の記事もご参考にしていただければと思います。

天の川も七夕も、秋の季語とは知らず、じぶんの無知に、
今、赤面しております。
そうですよね。旧暦で考えないといけませんものね。

ちなみに、「七夕」が秋の季語となっているのは、『旧暦(=太陰暦)7月7日』だからです。太陰暦では7~9月が秋となっていまして、今年(2021年)で言うと「旧暦7月7日=2021年8月14日」のこととなります。

我々は一口に「旧暦」と言ってしまいますが、厳密に言えば、月の満ち欠け等に基づく「太陰暦」は旧暦です。先ほど言った「七夕」や「中秋の名月」などは旧暦を基準に(本来)考えるものです。

一方で、勘違いされやすいものに、「立春」や「冬至」などの「二十四節気(=太陽暦)」があります。これは、太陽の動きに基づいて名前が付けられたもので、言い回しは古いですが「現在使われている暦法」による物です。

代表的な所だと、「八十八夜」や「二百十日」などは「『立春』から数えて◯日目」という基準ですので、言い回しは古いですが現代の太陽暦の考え方な所を、混同しなくなると、より「俳句」や「季語」への理解が深まると思います。じっくり親しんで行きましょう、コメントありがとうございます。

3.白さんからのコメント

続いて、秋の大会の主催者さまでもあります、「白」さんからのコメント。


やあ、惜しい俳句に取り上げてくれてありがとう笑

そうそう、実はそもそも俺コンセプトとかあんまり読んでなくて、当季の句を提出する意識がなく、五句を提出したのでした😏
多分誰かの記事で(茉叶ちゃんかな)俳句大会があるらしい、んじゃ三つは昔ので、二つは詠むわ、みたいな感じ。思い入れのある句を選んで季節を意識しなかったのが敗因だった笑

そうですね、そうすると敗因は「大会を甘く見ていた」の一言に尽きるかと思いますww いや、逆に言ってしまえば、「大会の要領を読み込み、大会の主催者に『イエスかノーか』を突きつけた」私(Rx)の戦い方もどうだったかという所ではありますがww (アポロ氏の苦闘はこちらからどうぞ)

「稲妻」が秋の季語と分かっていて、敢えてなのか、その真意が読み取れなかったので、経緯が分かって良かったです。

俳句の大きな賞(Wikipediaに記事があるレベルの)を取るような方でも、「夏井いつきの一句一遊」で水曜日に選ばれることがあります。特に俳句は「足元をすくわれる」ことの多い文芸ですからね。

まあ秋の大会は主催者側で、大会要領を決める側ですから大丈夫でしょうけどもww 楽しい大会を期待してます。

4.晴田そわかさんのコメント

続いて、「俳句100本ノック」で猛練習中の「晴田そわか」さんからです。

晴田そわか
y= Rxさん、こんばんは🌃はじめまして😊

私の俳句を紹介してくださり、またご丁寧に解説して頂き
とても嬉しいです♪ありがとうございます(*'▽'*)❣️

私は夏井いつき先生のファンで、俳句はプレバト見てるだけの初心者ですが
にも関わらず、お褒めにあずかり自信がつきました☺️💞

もっと勉強して良い句を創りたいと思います♪

やはり「『プレバト!!』を見てる方」は強いですよ。私もそうでしたもん。俳句なんか全く経験なくても、「プレバト!!」を見ているだけで、何となく分かるようになり、それが句作のベースになっているのですから。

『もっと勉強して良い句を創りたいと思います♪』という言葉を私の胸にも刻んで参りたいと思いますね。

※当時「はじめまして」だったのか、と懐かしく思いながら起稿しました。

5.西野圭果さんからのコメント

続いて、千葉からの参加【西野圭果】さんのコメントです。

西野圭果
ありがとうございました✨
全てに素晴らしい講評で感激しております。何度も何度も読み返してしまいました❣️
自分の句をこんな風に細かく見ていただき益々励みたいと思いました🙇‍♀️
y=Rxさんの選ばれた皆さんの素晴らしい句の読み方も改めて勉強になりました。
ありがとうございました✨

このコメントの翌日には、私の記事を紹介して下さる記事まで投稿して頂いて、重ねて感謝申し上げます(↓)

そこのコメント欄でも、例えば「出井 仁規」さんが『講評を見ていると深いですね。文字からここまでイメージするとは😳短い文字にいろんな描写が詰まっているなんて、今後はまた違った見方が出来そうです』と仰ってて。新しい方にも魅力が伝わっているなら、こんなに嬉しいことは無いですね。

そして、西野さんの『全てに素晴らしい講評で感激しております。何度も何度も読み返してしまいました❣️』というコメントも、ちょうどアポロさんが大金賞に選んでくれた記事で、全く同じ体験をしていたので、その感覚を、他の方とも共有できて大変嬉しかったです。

6.犬柴さんからのコメント

そして、『夾竹桃 被爆電車の走りくる』を詠まれた犬柴さんからは、

犬柴
夜分、失礼致します。
優秀句に選んで下さり、さぶいぼが止まりません。
恐縮です。
電車来たー、被爆しても働き続けているんやね、くらいの作りなのです。
思いついた言葉を並べて、無造作に投げてる(まさに投稿)だけなので、実力者などど仰られたら、今後、公表か怖くなってしまいます🥶
ありがとうございました、精進します🐶🐾

とのコメントが。『思いついた言葉を並べて、無造作に投げてる』と言われてしまうと、ちょっと拍子抜けしてしまいますがww まあでもそれっぽい雰囲気のある単語を羅列しただけでも「名曲」感の出る楽曲とかもありますからねww

ただ、市内で被曝を受けて、皮膚が爛れる火傷を受けたり、あるいは直撃は免れたものの、原因不明の微熱が収まらない市民が『被爆電車の走りくる』と感じているのではないか。しかもその電車が、「実在するものなのか」、「乗客は生きているのか」、「精神を病んで、幻覚を見てるのではないか」といったPTSD、トラウマといった現象を描いている作品なのだと深読みを私がしたのは事実ですので。 そこの評価は変わりません、堂々たる金曜日の作品です。

『実力者などど仰られたら、今後、公表か怖くなってしまいます🥶』に関しては、「大金賞」なるものを取って【しまった】私がさらに「公表が怖い」んで、ご安心(?)下さい。 その不安はきっと共有できると思いますよー

7.IKUKO.T🍅するすみさんからのコメント

現在の名前に変わってのコメントです。

IKUKO.T🍅するすみ
数ある応募作品の中から、私の句も採り上げて頂きありがとうございます。
思いがけない評価に本当にびっくり😲
豊富な知識量と言葉に対する真摯な姿勢に仰け反りながら、記事を読ませて頂いております。

『豊富な知識量と言葉に対する真摯な姿勢に仰け反りながら』なんて評価に私も思わず「仰け反って」しまいそうになりますがww

色んな記事でコメントを下さり、私がフラッとした添削についても色々と、推敲を考えておられるそうなので、「俳句の基礎」をしっかりと学ばれて、その上で自分の書きたいことを表現する練習を積むことをオススメします!

8.「とのむら のりこ」さんからのコメント

そして、前回「天」を取った「とのむら のりこ」さんからも来ています。

とのむら のりこ
「天」

驚いています❣️❣️
恐縮で、わ〜〜どうしよ、となっています😂
このように取り上げていただき、丁寧に講評いただけたことに胸がいっぱいです

あえてママとした意図もくんでくださっていて、感激です✨✨
息子が水から顔を出してる時まで私を探して、「見ていて」と頷く姿を可愛いなと思って、その気持ちを残したいなと思ったのです。

句にしておくと、その時の感情を思い出せるんだなとアポロ杯に参加させて貰い感じました☺️🤲

あ〜〜
もう、ホントに感激して、どう書いたら良いか分からなくなるくらい、感激しています💗🤲
ありがとうございます🌼🌼

『句にしておくと、その時の感情を思い出せる』というのが、非常に非常に大切なことです。だって、俳諧なら江戸以前の、もっと言えば和歌なら古代の日本人の感情を追体験すら出来るのが詩歌です。

日記よりも短くて、言葉として覚えやすいのも、定着する理由ではないでしょうか。ご家族と生活をしていく中で、決して楽しいことばかりではないかと存しますが、その中での『グリコのおまけ』の様に、少し頑張るための力になれば幸いです。夏井いつき先生の仰る『俳句は人生の杖』という言葉をとのむらさんにも、他の方にも代理でお届けしようと思います。

9.アポロさんからのコメント

そして最後に、病床から寄せて下さいました、夏の主催者「アポロ」さんからのコメントをご紹介しましょう。

アポロ
夜学させていただきました。
企画意図を汲んでくださり、感謝します。(^ ^)

秋は「怪我人」と「審査員」の兼務ではなく、「審査員」に専念して頂けることを願いつつ、さあ時間(5,000文字)が近づいてきてしまいました。

【おわりに】

審査員という立場でない一参加者だからこそ、こうして躍動感と柔軟性のあるコメントや交流が出来るのだと思います。

私は、王道ではなく間接的な形で、皆さんの「作句」や「推敲」のお手伝いをしていきたいと思っています。今後もお見知り置きを。

さて、明日の「夏井Rxの妄想一句一遊・金曜日」は、兼題「ルビあり俳句」の優秀句の発表です(古今東西の名人の句を紹介する企画です)。ぜひ貴方もご覧ください。お楽しみに~(2021/09/24公開)


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