映画メモ:『クレオパトラ』(ネタバレ)

●このメモは、備忘録として映画やドラマを見ながら趣味で書いていたものです。
●他者に公開することを前提としない自分用記録だったため、単純な箇条書きばかりで可読性は低くなっています。
●ネタバレ全開ですので、その旨ご了承ください。また、時々私見も混じっていますがそこはどうかお気になさらずに。

Cleopatra 1963年アメリカ ジョセフ・L・マンキウィッツ監督

・シーザーがポンペイウスを撃破した。ポンペイウスはエジプトに逃げた。エジプトでは内乱。クレオパトラと弟プトレマイオスが統治権を争っていた。シーザーをプトレマイオスが迎える。クレオパトラは王の命を狙い、逃走中。ポンペイウスの首と指輪を土産として見せる。シーザーは部下に、ポンペイウスの遺体を探し、丁重に葬るよう命じる。このシーザーかっこいいな。
・シーザーにクレオパトラからの贈り物が届く。アグリッパ、ルフィオらに退出を願う。絨毯として送られてきたのは、クレオパトラ本人。あくまで高貴な話し方。あなたを救えるのは私だけです。私を王位につけてください。ローマはエジプトの富によって大きくなった。わしの娘はポンペイウスを深く愛していたのだ。その後、部下と話してるシーザーを覗いているクレオパトラ。フラピウスを呼び、倒れるシーザー。発作らしい。
・入浴後シーザーがくると、私の入浴はローマで噂になっているらしい、失望させてはならぬ、と再度入浴する。アキラスがあなたの30倍の戦力で攻めてきます。4つの門をどう守るのですか。クレオパトラの側女にキスをする。
・シソジェネスといるクレオパトラ。大図書館が焼かれた。シーザーを責めるクレオパトラ。代々の近親相姦による欠陥人間が。キスをする。
・投石機を潰そう。亀甲隊を出せ。盾で上面、前後左右を固めた歩兵軍団。翌朝、ルフィオとミスラダティスに挟み撃ちをさせる。
・プトレマイオスの側近を死刑に。プトレマイオスと教師テオドトスは追放。アキラスの元へ行け。そして、クレオパトラ女王に。シーザーはローマに帰らねばならない。東と北を攻めなければならぬ。あなたの書いたガリア戦記を読んだわ。カルパニアと結婚して12年なのに子供がいないのか。ブルータスが子だという噂もあるが、それは違う。クレオパトラが誘惑し、愛を交わす。アレキサンダーの墓の前で泣いた。それは歳を取りすぎたから。アレキサンダーは制服後32で死んだ。シーザーは52。彼の残した夢を継ぎ、世界をひとつにするのです。そなたは政治と欲望を混同している。もう子がいる。あなたの息子よ。
・妻のところにアントニー。クレオパトラの噂はすでに届いている。エジプトの宗教で結婚した。ローマとエジプトの国交のためだろう。あなたは忠義の上に優しいのね。
・イシスの息子が生まれると怪しげな儀式。子供が産まれたらシーザーの足元に届けよ。抱き上げ、息子が生まれたと叫ぶ。シーザリオン。ここまでで約1時間20分。ローマの元老員。ブルータス。シセロ。オクタビアン。皮肉な反応が主。
・シーザーはローマに帰る。さらば小シーザー。クレオパトラとキス。いつ迎えを出してくださる?
・シーザー、ローマに凱旋。絵のような画面が動画に変わる演出が美しい。元老員は終身独裁官の称号。3年待った。ローマ人にとっては元首とは違う。王を嫌う。市民の尊敬と栄誉を受ける存在が独裁官とルフィオが説明。クレオパトラ、ローマに到着。ものすごいパレード。色の香や群舞、宮殿が歩いてくるがごとき壮麗さ。ものすごい人数に引かれる巨大なスフィンクス。その上にクレオパトラと小シーザー。確かにこれはものすごくお金がかかってるなあ。シーザーと互いに歩み寄る形。クレオパトラが頭を下げる。
・小シーザーに王らしさを教えるシーザー。独裁者が単なる称号ならいらぬ。それならば軍人でいるほうがよい。わしをローマの皇帝にせよ。議員はみな去ってゆく。シーザーの妻は、アントニーに心は変わらないかと聞く。議員はブルータスに、ローマを救えと迫る。あした王になる動議が出される。独裁官の指名権で議員を増やしてきた。わずかだが過半数を超えている。アントニーも、アレキサンダー以上の皇帝になれるという。レピドゥスの軍勢は15軍団。今後のことを話し合う。ブルータス側も準備を進めている。カルバニアも元老員に行くなと言ってきた。不安を訴えるクレオパトラ。怯えたと言われるわけにはいかない。元老員へ。また怪しい儀式で占い。神々も死ぬ。予言の炎の中、シーザーが元老員に入る姿。ナイフで刺される姿。ブルータスにも刺される。シーザーの遺骸は火葬。アントニーは追悼演説をし、オクタビアンを後継者とした。クレオパトラはもういる理由がないとエジプトに帰ろうとする。アントニーはアレキサンドリアでと再会を約する。
・インターミッション。
・アントニーは2年後にオクタビアンと共闘し、暗殺者たちを追い詰めた。ブルータスも死亡。アントニーは月桂樹の冠をつける。オクタビアンはシーザーの名を継いだ。病気。アグリッパが側近。君と私とレピドゥスで三頭政治を続けよう。オクタビアンがレピドゥスを追放。バルチアは強敵。ローマは資金不足で給料を払えず、脱走兵が増えている。エジプトに頼れというのか。クレオパトラを連れてこい。クレオパトラは領土から出ないと主張。クレオパトラは船の上はエジプトの領土だとして問題を回避。巨大な船。タルソスの海まで来た。今度はアントニーも折れる。3年ぶりの再会。クレオパトラはオクタビアンが作らせたシーザー金貨を首飾りにしている。船内で宴。孔雀も運び込まれる。バッカスのためのエロティックな踊り。バッカスの座を奪うアントニー。その間にクレオパトラが消えている。クレオパトラを追う。寝所。思いを打ち明ける。いつまでもシーザーにはなれない。あなたはいまだにシーザーを。お酒と自己憐憫に酔って八つ当たりするの? キス。事後の睦言。どれだけシーザーを羨んだことか。私は12歳であなたに恋をしたのよ。
・アントニーを笑う元老員。オクタビアンが笑いものにし、警戒を訴える。アントニーはローマに帰らないつもり。ゲルマニクスが来てる。なぜ会わないの?アントニーはローマへ行くことに。オクタビアンは歓迎の準備。シーザーの妹オクタビアン。
・クレオパトラに伝令。アントニーはオクタビアンと和解。さらにオクタビアと結婚した。クレオパトラは、ひとりにしてと言う。嘆き、暴れるクレオパトラ。
・アントニーはエジプトに使者を送るが、ことごとく追い返される。ドミティウスもそのひとり。アントニーみずからクレオパトラの前へ。嘆願者らしくひざまづきなさい。協定を結ぶ条件は、小アジア、ローマの約1/3を譲りなさい。改めてふたりだけで口論。結婚はオクタビアンの差し金だ。あなたは奴隷になったのよ。結婚し、シーザリオンを国王にしてと要求。結局、クレオパトラの要求通りに。オクタビアンは民衆に戦争を望ませようと言う。クレオパトラは300隻の軍艦を建造し、それで戦争を止めるという。シソジェニスが間違いだと指摘。私をローマに派遣してください。
・オクタビアンがシュプレヒコールを上げている。そこにシソジェニス。オクタビアンは槍を投げ一撃で殺す。開戦。アントニーは海戦を指示。軍艦に乗り込む。船の上で鼓舞。クレオパトラの船もオクタビアンを追撃。水上の砲撃戦。アントニーはオクタビアンの船に乗り込み、対決。追い詰めると偽物。クレオパトラの船では、大きな作戦マップに船の模型を置いて(燃えた船には実際に火をつけて)戦況を見ている。アントニーが戻ってこない。アントニーの船の模型も燃える。クレオパトラはアントニーが死んだと聞いて退却を指示。アントニーはそれを見て自分の兵士を見捨ててクレオパトラを追う。オクタビアンに勝利の報が届くも、船酔いでぐったりして動けない。
・アントニーは失意に沈んでいる。クレオパトラを避け、口をきこうとしない。あなたが死んだと思ったのよと泣き崩れるクレオパトラ。そうだ、私は死んだとクレオパトラの前から去る。オクタビアンは、和戦の条件にアントニーを差し出せと言う。拒む。アントニーは取り引きに応じろと言う。鬱々としたアントニーを殴る。殴り返すアントニー。
・エジプトの敗色は濃厚。アントニーは小部隊で戦いに向かった。クレオパトラは息子を逃がす。アレキサンドリアを墓にすると決めた。女官ふたりだけを残す。お慕い申しておりました。わかっていたわ。
・夜明け前に起こせよとアントニーが言って、目が覚めると誰もいない。死体。遠くに見える敵の大軍。ひとり騎乗して向かう。大軍に突っ込む。誰も戦おうとしない。シーザーの錫をを捨て、立ち去る。クレオパトラがアレキサンドリアで死んだと聞いて自ら死のうとするが、死ねない。陛下はお待ちです。アレキサンドリアの門は閉ざされているが、引っ張り上げる。苦しむだけよ。眠らせなさい。最後の眠りだ。先に行くよ。長くは待たせないわ。キスを。最後の息で。最後に思いを打ち明けたヤツは毒を呑んで死んだ。アントニーが死んでますだと?恐れおののきながら言え。オクタビアン。大英雄の死を口にする時は叫べ。絶叫しろ。
・オクタビアンとクレオパトラ。死なせはせぬ。ローマに共をしてもらおう。属州として統治は許す。自殺しないと誓うか。息子の命に賭けて。シャーミアン(黒髪)とアイラス(金髪)。オクタビアンに手紙を書く。あの人が初めて私を見た時の服。遠くから見ても私だとわかる黄金の服。さて、イチジクの味をみましょう。籠の中に蛇。長い夢のよう。それも人の夢。これからは私の夢。見終わらぬ夢。オクタビアンの手紙。願わくばアントニーの隣りに埋葬して欲しい。ふたり死んでいる。シャーミアンも最後の言葉を言って死ぬ。もっとも高貴な女王様にふさわしい、と。

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