大陰唇縮小手術の記録(きっかけ〜手術当日まで)

はじめまして、えなと申します
92年生まれ　会社員　アトピー持ち

かきむしって肥大した大陰唇を、縮小する手術を受けたので記録します
患部の状態や手術について詳細に書いたので、手術を考えている方の参考になれば幸いです！

手術を決めたきっかけ

元々アトピー持ちで、陰部にかゆみがあった
2年前に脱毛を始めたら、かゆみが悪化した(カミソリの刺激＆毛の生え始めのチクチク感でかゆい)

下着をはいたときに接する部分すべてがかゆく、特に夏場は汗と蒸れで、耐え難いかゆみに襲われた…

かゆみがあると気が散って、集中力が保てず、イライラする
かいてしまうと余計にかゆくなるし、どんどん見た目も悪くなる
何よりも、我慢できない自分に対する嫌悪感が募り、憂うつな時間が増えていった…

2022年7月コロナにかかりホテル療養をしたとき、エアコンの温度調整がうまくいかず、蒸れによる激しいかゆみで飛び起き、手術を決意…

患部の状態

かきむしったせいで大陰唇が肥大、元の大きさの倍以上に膨らんでしまった

小陰唇と太ももとの密着部分が増えて、かゆみの範囲が広がっていった
特にクリトリスの横は肥大が酷く、かきむしってクリトリスと大陰唇の間が裂けたときは、痛がゆくてしんどかった…

見た目は、直立して前から見たときに”モコッ“と膨らんでいて、恥ずかしかった
通常前から見た時、股はＹの字になるが膨らみすぎてUを描いていた

表面はシワシワ、色素沈着がひどく、家庭用脱毛機が反応しないくらい黒かった
(家庭用脱毛器は手穴の黒さに反応して光を照射するので皮膚が黒すぎると反応しない)

先生いわく、かきすぎて組織が固くなっているらしかった

1回目の来院(カウンセリング)8月下旬

看護師さんから、手術の注意事項など、一通り説明を受ける
はじめから手術を受ける気があったので同意書へサインし、手術の予約した

最後に、手術を担当する女性の先生が出てきて患部を見てもらった
大陰唇の内側を切り、外側の皮膚を内側に持って来て、縫合すると説明を受けた

前金5万円をカードで支払って帰宅
時間は1時間くらい

2回目の来院(手術)10月上旬

【手術準備】
下半身の衣類を全て脱ぎ、ボタン止めできるタオルを腰に巻く
両足を開いた状態で仰向けに寝る
足は片方ずつ専用台に乗せてベルトで固定
両手には低反発のボールを持たされた
タオルで顔を覆われたので何も見えない

【先生の登場】
始めに患部のデザインを決める
専用のペンで大陰唇に線を書き、切り取る部分の説明を受ける
カウセリング時と同じように、内側の皮膚を半分取り取り、外側の皮膚を中央に寄せて縫うことに

【麻酔】
局所麻酔を片側6.7回ずつ打つ
かなり痛く、打つたびに走るたびにボールをぎゅっと握りしめた
力を抜いた方が痛くないらしいが、力まずにはいられなかった(笑気麻酔をケチったことを一瞬後悔した…)
看護師さんが肩をポンポンして落ち着かせてくれた

【メスで大陰唇を切る】
カッターで紙を切るのと同じように、上から下へメスがスライドしていく
大陰唇の上部(クリトリスの横)辺りの麻酔の効きが完全ではなく、感覚が残っているまま切り始めたので冷や汗かいた
中部〜下部は麻酔がしっかり効いているので痛みなし

左側上部の効き目が弱く、麻酔を追加
メスを縦に２回入れて、大陰唇の余分な組織を引っ張りながら切り取る

【縫合】
このときも大陰唇の上部に若干感覚があり、いつ痛みが来るかとヒヤヒヤした
実際はチクチクしたくらいで大した痛みは無かった
とても丁寧に縫われている感じがした
縫われている間は放心状態で、横になっているのに立ちくらみしているような感じで、頭がグラグラした

【手術終了】
軟膏を塗ったガーゼを患部にあてがう→ガーゼをあてがった状態でショーツ型のナプキン→ガードル(スパッツ)→スキニーパンツを着用
しっかり圧迫することが大切
麻酔が効いているので痛みはないが、早い方が良いということで座薬を注入

【待機】
30分ほど院内で待機して止血の状況を確認する
ガーゼに付いた出血量を見て判断、新しいガーゼと入れ替えて終了
手術と合わせて1時間30分くらい

【手術後の患部】
縫い目が大陰唇の中央部分なので目立つ仕上りとなった
通常は小陰唇と大陰唇のくぼみに縫い目を持ってきて、見えにくくする事が多いみたいだが、私の場合はかぶれている部分取ることを優先してもらった

手術の感想

初手術だったので局所麻酔は、かなり痛く感じた
感覚があるままメスが入ったときと、大陰唇を切り剥がしているときは、かなり動揺した
(大陰唇を切り剥がされているときは、皮を剥がされる鶏肉の気分だった…)
痛みよりも、精神的疲労を強く感じた手術だった

手術後の患部を見たときは、痛々しいが痛みを耐えた達成感があった
切り取った大陰唇は、幅1.5センチ高さ4センチくらいあった
黒くてシワシワの部分が切り取られていて嬉しかった！

先生は、カウンセリングのときからかなり小声で、口数も少ない人だったが、「綺麗に仕上がりましたよ。縫い目は中心ですが、かぶれている部分取ることを優先させて、小陰唇側のきれいな皮膚を使って縫い合わせました。」と納得できる言葉を残してくれた。

これからの快適な生活への期待感が得られた。

合計　183,700円(保険適応外)
前金　50,000円　当日　133,700円
全額カードにて支払い

今後も経過を更新していく予定です。