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最近の高齢者福祉で感じていること

これは、私の個人的な見解で一面に過ぎず。
長い文章にはなりますが、よければ見てね。

コロナさんの流行で、高齢者福祉の形が変わろうとしている。

新型コロナウィルス感染予防という名のもとに、今まで大切にやっていた事は結構できなくなってる。

今まで、超高齢社会(65歳以上の人口が全体の21%以上となる)となりいろんな取り組みをしている中の一つで介護予防(フレイル予防)を勧めていた。
ボランティア活動をして役割を持ってもらったり
閉じこもりを防止するための外出をする場を作ったり
運動して筋力を維持するような集まりをしたり、
それはもういろいろしていたが
全て中止となっている。

そして私たちの地域包括支援センターでは、
訪問や会議は命に関わることや必要だと判断したことのみになってできるかぎり電話やFAXでのやり取り。
地域づくりの地域ケア会議の開催もできない。
家族介護者のリフレッシュの機会も作れなくなってしまった。
これは、全国的におおよそそうなのだろうと思う。

介護保険サービスは通常稼働しているけど、コロナ感染予防という名のもとに、参加しない人も増えている。

通所系サービスやリハビリをお休みする人、ヘルパーを断る人。いろいろ。
デイサービスやリハビリをしなくなると機能低下が進む、自分でできてたことができなくなって介護が必要な状態が進む、お世話をしていた人の息抜きの時間がなくなってしまう。ヘルパーを断って自分の力でできる人はいいが無理をして転倒骨折なんてこともあるかもしれない。
病院にいく必要がある状態なのに病院に行かない人も出てきてる。病院もいつもより薬を出して定期通院の頻度を減らすようにもしている。
家庭内で例えば虐待が起きてしまう危険もあれば、支援者との関わりが途絶えるとそれにも気付きにくい状態になる。。

危機管理ということで、いろんなことをやっぱり考えてしまう。そうならなければいいと思いながら、徐々にそうなってきているとも日々感じている。

4月にアベノマスクがセンターにも届いて地域の担当している方に対しては配ることができた。あわせて自宅でできる運動を書いたチラシと、このままおうちで何もしないと介護の状態になってしまうと自宅での取り組みを書いたものを渡した。

ひとりで取り組んでもらうことというのは、個人に委ねられている状態。
介護が必要な状態の人が自主的にどこまでできるのかと思う。でも、感染予防で本人や家族がサービス中止を選んでいれば、止めることもできない。大半の方は家にいてコロナ関連のニュースばかり見て情報過多になっている。高齢者の感染者が亡くなるニュースが流れるともし自分が感染したら死んでしまうと、どうしても思ってしまう人が多い。怖さで包まれてる気がする。認知症などで何度聞いても忘れてしまう人もいるけど。
普段死にたいと言う人も、生きたいと思ってるって言うのがよくわかる。
正しくおそれる、はいいのだが、福祉業界のコロナ感染予防では、別の問題がいろいろ出てきてる。

何を優先して考えるか?こちらは選択肢を伝えて選択してもらうことのみ。
介護が必要な高齢者を抱えているお家は、ほんと大変な選択を日々されてることでしょう。
介護されてる方は、息抜き、ストレス発散方法を持ったり話を聞いてくれる人を持つことなどが平常時以上に大切になっていると思います。

支援者としては、ほんとにもどかしい。
それと合わせて、自分としてはコロナさんにうつって陽性になって媒介にならないように日々慎重に過ごしている。みんな、福祉の支援者は怖さと共に過ごしてる。
もうしばらく続きそうなこと状態に対して、やることをやるだけで、もう流れるままに進むしかない。

やりたい事はいっぱいあるけど、
何か、変化のタイミングなのだろうなぁ。

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