見出し画像

ひまわりの昼とタビの夜。


ひまわりに弱い人種はいる。

上記の情報を知った私は
「SOPHIA」じゃん~~~!!

と大喜びしてきゃっきゃとTwitterで騒いでいました。
そう、私が思春期から推してるバンドのSOPHIAは、ひまわりと縁深く(デビュー曲のタイトルだったり、ライブ中にひまわりの造花を振ること、モチーフにしていてグッズにしたり)まあとにかくひまわりと言われたら「あ、はい」と反応するパブロフのイヌ状態なのです。
(同時に「青」もモチーフに使われがちなので青いものを見るとわ~~~と集ることが多い)
で、その喜びをTL上で同じくSOPHIAファンのこま🐯さん(@koma_i1)とうさきちさん(@usa0_0usa_kich)と分け合ったところで
「で、マジで行きます?」と言う話になったところ二人も快諾していただけてファッションの旅+アフタヌンティーをすることになったのでした。

灼熱の日VS銀座

数ヶ月前の予約の時にはまさかこんな気温になるのか分からない状態でしたが当日の予報は最高気温37度。
「(やべー……)」と思いつつ待ち合わせ場所で待っているとお二人ともすぐに集まってくださっておかげですぐに合流することが出来ました。
レストランなどが混み合う前に先に軽く昼ご飯代わりに軽食を済まして、そこでは「どこからはまりました?」「次のライブ行きます?」といかにもファンらしい会話をして楽しんでいました。
(ああ~そういやSOPHIAファン同士では固定の友達とつるんでいるから久しぶり……この感覚……)としみじみしちゃいました。

そこから二人からご提案いただいたファッションの旅「ヨウジ系を廻る+ドーバーストリートマーケットへ行く」というモードの突端を味わうことに。
まずはY's。もうすでに秋物に入れ替わっていることに驚嘆する私たち。
「まだ7月ですが?!」
「梅雨も明けてませんが?」
「おしゃれなひとはもう秋を考え始めるのか……」
と、軽くニットを使ったりぶ厚めな生地を見る37度の日。
とはいえかわいらしいブルゾンが1着。ピンクのドクロと黒の龍のリバーシブル。
「これこまさん似合いますよ!」と全会一致で試着して貰うと「え?!えっ、あ、いい!!」と驚きの反応。
9月販売分の商品を展示しているということでまだ販売前……お値段は……かわいらしくないけど「2着分ですよ」と囁くうさきちさんと「とりあえず品番控えて貰いましょう」と囁く私。
JJGは人を囲うのが非常に得意だなと改めて思いました。
でもY'sは柄物とシャツを中心にこまさん似合いそうな雰囲気してた……よき。

ヨウジヤマモトも秋物の新作。ジャケットとかも多かったし薄手のニットも良い感じのがあったので少し気になる。
小物が可愛いことでちょっと気持ちを緩めて貰えて良かった。
モードは小物から入るのもある意味正解経路ですよね……。

あとはセレクトショップを覗いたり。
(アキラナカのセールになってたワンピース可愛かったな、解散後もう一度気に入ったけどサイズが合わなかった……)

そこからは店を移動してリミフウヘ。
私がよく通う店舗だったのでめちゃくちゃ対応して頂いて申し訳ない限り。
お二人とも「これなら……!」と物色していて嬉しい限り。
「リミフゥはね、なんでも洗えて全てポケットがついてるんですよ!」と自慢する私。
秋新作のチェック柄とか可愛かったしコラボ品も良かったな……。

ナゴンスタンス、こまさん好きそう~と言ってたら「あ、実はチェックしてて……」との告白。
可愛い服一杯でしたね~。
私の推しとしてエンフォルドを見に行って逆に私が気に入ったワンピースを見つけてしまうのですがこれはまた後の話。

脳内あきやさんに「ふむふむ、モードでしたら4階も見て貰いましょう!」と言われたので4階に上がってMARUNIで慣らしてシャツの仕上げが可愛いのにキャッキャしてセレクトショップを覗きながらあれこれとチェックし、徐々にモードの方に行くと「なんじゃこれは」になっていくお二方が楽しかったです。
Noir KEI NINOMIYAでおおお……となりコムデギャルソンで芸術だ……となり。sacaiでは図書館柄のシリーズ可愛い!となりどう組み合わせてきたら良いか分からないジャケットに出逢い、JIL SANDERでは落ち着いた雰囲気にちょっと和み、マルジェラでサテンのスパンコールが埋め尽くされた白い鞄に出逢い「ああああかわいい」と持たせて貰えて私が悶絶するなどがありました。(黒サテンも可愛かった、色展開的には紫もあるらしいけど紫持ったら死ぬと思う)

のあたりで大体見尽くしたので、移動して灼熱の地獄の中ドーバーへ。
最初の感想は「すずし!!」でした(ホントちょっとした移動だったのに熱がやばかった今回は)

1階から丹念に見ていくと値札がない可愛いアクセサリー(「寿司屋の時価同じ」)、当たり前に現われる奇抜な服(私選別の名パンチラインをどうぞ「これは腕をどこから出して頭をどこから出すんですか」「よかった洗濯かごじゃなかった」「嵐のデビュー衣装」「人の首を取った服」「その首を集めた分の人間達が来ていたパンツを合わせて縫い合わせたどう履いたらいいかわからないパンツ」「っていうか顔をモチーフにした服多くないですか?」「PRADAとMIUMIUはまだ理解できる気がする」)
屋上の神社で「ファッションと和解できますように」と祈ったところで階下に降りて1階に戻ったのですが。
「百貨店の服はまだ理解が出来る服が揃ってるんだと思いました」といううさきちさんの一言がすごく印象的な出来事でした。

「服を理解する」、「理解が出来る服」とは何か……と考えながら次の移動のために歩行者天国の町並みを歩きながら駅へ。
「めっちゃZIPいる」と話ながら暢気に灼熱に打たれ、駅へ到着して次の場所へ。

胃袋VSアフタヌーンティ

六本木に到着してガイド片手に歩いて行くと到着するはグランドハイアット。
レストランに向かうとちょうど同じ時間帯でアフタヌーンティを始める人たちで軽い行列。
予約を伝えた後で少し待たせて貰ってから店内へ入るとギターとベースの生演奏。
ノンアルのスパークリングワイン(本来はシャンパンです!)とサービスされるお茶を一つ選んでいざビュッフェスタイルの店内へ……。
「とりあえず一周は絶対食べたいですよね」と話し合いながらまずはセイボリーから。
しょっぱい系、美味しいもの多い!突出してたのはクロワッサンサンドにキッシュ。しかしビュッフェは何を取ってきたか一気に忘れてきますね。


ネコは推しメンバーのコラボぬいぐるみです

お次は甘いもの。スコーンが二種類もある!ケーキを盛りすぎて失敗した気配のする皿。


頑張りすぎてぐにゃっとしてる

アイスはココナッツアイスしかなかったけど途中からトロピカルフルーツのシャーベットも復活したので当然二周。

「いやー……一周したはしたでおなかいっぱいですね……」
「生演奏も相まって寝たい……」
「こっちのソファで横になりたい……」

おなかがいっぱいになってからはまた改めてファンならではの話をしたり(グッズTどうするか問題とか昔の会報誌とかFC旅行があった時代の話とかYOUTUBE企画を考えたりとか……色々実現すると良いなあ!!)
楽しんでいる間にあっという間にテーブルチェック。
ちょうど良い量で満喫できるよいビュッフェでした。おいしかった~。

最後にこまさんと私のグッズぬいで撮影会しておわり。


仲良しぃ。

六本木ヒルズ内経由で駅まで行けることをやっと知って涼しく帰り、(モールを覗いていたうさきちさん「ハイブランドでも理解できる服が並んでる」)駅に着いたところで解散しました、楽しい一日を堪能させてもらって本当に楽しかったです。
というのも
私「恵比寿に!!マルジェラの本店があるので!!ちょっとタビブーツ検討してきます!!」
と宣言したのです。ドーバーのマルジェラでうさきちさんとこまさんから「おだまきさんはシルバーのタビの方が似合いそう」と言われてそしたらサイズ展開の多い方の路面店に行こうとしまして決めました。
お二人と別れていざ!マルジェラへ!(お金も下ろしつつ!)

ワタクシVSマルジェラ

最近寝ても覚めても「タビブーツが欲しい……」となっていた私。
何度目か分からない試着を繰り返してはため息を吐いていたのですが
まず路面店の良かったところはサイズが豊富なこと。
あとは店員さんのアドバイスが滅茶苦茶的確でやさしい……。
(黒なら6センチヒールもあるけど2センチ低くなるだけで一気に歩きやすくなるから8センチから買い換える人が多いとか)
でもなんとなく最初に履いたシルバーが忘れられないのです。
店員さんにも「確かにお客様はブロークンミラーの5ACを持たれたりしているので王道の牛革の5ACを選んでないところからもシルバーの方が合いそうだと私も思いますし、履いてるところであがるのはシルバーの方ですね……」とアドバイスされて「そうなんです……」と顔を覆う私。

自問自答する中でいつかはタビブーツ、と思っていましたが最近私は会社の常識を打ち破るように見た目を変えています。
金髪、モード服の勤務。それでも誰も何も言いません。
でもまだ私はぶち破りたい「何か」があるのです。
それは確実に『常識的な範囲内の服装と髪色で働きなさい』と言い続けた家族への復讐心から生まれた気持ち。
常識的な範囲なんて人それぞれだろうがよ!とあの時言えなかった言葉を8センチのヒールでぶちやぶりたいのです。
10年以上前、常識に押しつぶされそうな中で息苦しく生きていた私の生活を救うために。
いつか私みたいな人間がこんな「常識」で苦しまなくていいような時代が来るように。
そのためには「定番品」では足りなかった。もっと奇抜で突飛な飛び道具みたいな相方が欲しかった。それがブロークンミラーの5ACで、アイテム柄のジャパニーズバッグで、シルバーのタビだったのです。

実家だったら絶対に指をさして笑われるか蛇蝎の如く嫌われているかのどちらかでしかないアイテムばかりですが私にとっては重要な相方です。

当たり前が求められる世の中で、金髪のモード服でギラギラのタビブーツ履いて講義している研修講師がいたっていいじゃない。だって、それがわたしがなりたいわたしだもの。

シルバーのタビには裏張りをお願いして、一週間後に取りに行くことに。
しばしの別れですが一週間後からはガンガン履いていきたいと思います。

おまけ:夕方の熱の残る銀座、エンフォルドのワンピース

銀座に戻って気になっていた2つのワンピースを試着。
まずはエンフォルドのワンピース。
プレフォール品でしたがすでにサイズ・量共に少なし……!

エンフォルドではグレーのセットアップを買ってから気になってみていたんですけど
やっぱ夏のグレー可愛いんだよな!!いいんだよエンフォルドのグレーの色合い!!
あと幅は広いのに縦の縫い方ですっとしているのが骨格ストレート的にはありがたい。
着てみて、シルバーのタビとの組み合わせも考えてうむ!と納得できたので購入。かわいいからよし。

続いてAKIRANAKAのワンピース。
セール品だったのですがなかなかのお値段……。
覚悟しつつ着てみたら胸元がきつい!諦めてお返しすることに。
でも物自体はすごくよかったので誰かご縁があると良いなあ……。

というわけで長い灼熱の日の買い物の旅は終わりました。
くったくたで帰宅してご飯を食べてお風呂に入ってもう眠気でやばかったのでそのまま倒れて寝たんですけど「記憶が新しい内にnote書きたい……」って気持ちになっていたので仮眠のつもりで寝て起きて朝四時にこれを記載しております。

タビを手に入れてもっと私がどう変わるのか、何処に連れて行って貰えるのか、円柱のようなヒールで秩序のない世界にドロップキックが出来る日を楽しみにしながら、今一度仮眠しようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?