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自分をどうしようもない奴だと知りながら。

人は日々、多くの選択と行動をとっている。
どんな動機でその行動を選び、実行しているかが、
その人の人格。そう言っていいのではないかと思う。

はたして、わたしの、行動選択の動機はなんだろうか。

自分を面白がらせること。興奮すること。
損をしないようにすること。自尊心を満たすこと。
三大欲を満たすこと。賢くよい人間に見せること。
褒められること。

それらを、人に依存して、実現しようとしている。

自分から、人のために何かをすることは、損をすることにつながるからしない。自分を面白がらせてくれなさそうな人と話すことは、時間の無駄だからしない。

わたしの欲求を満たしてくれない人を、わたしはバカにする。

こんな人、つまらない。
声が大きくて同じことをなんども話していて不快だ。
頭が悪い。育ちが悪い。顔が悪い。
わたしが付き合うのに値しない人だと、ジャッジしている。

わたしはそうやって、多くの人をバカにしている。下に見ている。
そして同時に、多くの人からバカにされているのではないか、
下に見られているのではないかと恐れている。

だから、いつも何かが足りなくて、欲しがっている。
学歴も、肩書きも、実績も、本や知識も、体験も、お金も、人気も、
なにもかも。
面白がらせてくれる人を欲しがり、
興奮させてくれるものごとを欲しがり、
得をしたくて、自尊心や三大欲求を満たすことばかり考えている。
賢くよい人間に見られたがっている。

ここまで書いてきたような状態を、わたしはいいとは思わない。

わたしじしんが、恐れや欠乏の動機で選択している人と、付き合いたいとは思わないからだ。

では、どういう状態ならいいのだろうか。

きっと、自分から場を面白くできて、楽しくなってもらえて、
自分から人を好きになり、伝わらないかもしれなくても、
受け取ってもらえないかもしれなくても、気持ちを伝え、
与えたり受け取ったりする、メリットを交換するだけではない
関係性を築こうとすることだ。

ともに、笑顔になれるような関係。それが豊かさ。

きたる2020年は、恐れと欠乏ではなく、
愛と豊かさを選択し、たくさん行動しよう。

自分を、どうしようもないやつだと知りながら。


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