インスタのストーリーについての話

巷のうわさで、聞いたのだがツイッターにフリート機能なるものが追加されたらしい。僕自身ツイッターは公式アプリのあまりのクソっぷりに辟易して、Featherクライアントを使っているので、スクショで見たくらいの情報しかないが、どうやらインスタグラムのストーリー機能に近いようだ。
投稿が24時間で自動で消える機能でUIもそっくりそのまま。これはもうインスタのストーリー機能である。
Twitter社によると(以下抜粋、原文ママ)「Twitterは、オープンな会話の場を提供することを目的としています。いま世の中で起きていること、いま人々が語り合っていること、それこそがTwitterです。一方で、ツイートはあまりにオープンなうえ消されることなく残り続けるものであるため、勢いに任せて投稿することを躊躇してしまったり、「リツート」や「いいね」をたくさん得ようというプレッシャーを感じるという声も寄せられています。」
これを解消するためにもっと手軽に投稿しようよってのがフリート機能が追加された理由らしい。確かにTwitterって最初こそmixiやアメブロとかと比較して投稿しやすいツールであったような気がするが、バカッターとか嘘松とか炎上で盛り上がるようになってからは、親指1本でデジタルタトゥーが入れられるタトゥーショップとしての大きな側面を持っている。

実際、自分もツイッターとインスタグラムは全く投稿をしないが、ストーリーはちょこちょこあげてしまう。インスタグラムなんか安易に投稿しようものなら「インスタ映え警察」が目くじらを立てて、こんなものインスタ映えじゃない!と平気で親しい友達から外されてしまうのでストーリーに挙げることくらいしかできない。

で、今回はインスタその親しい友達という機能についての話がしたくてこれを書いている。ちょっと長い導入であった。

インスタの親しい友達。ストーリーを投稿するとホーム画面の上のほうに丸くアイコンが出てくるが、そのアイコンが緑で囲まれていたとしたら、おめでとう。君は親しい友達の仲間入りである。
僕はフォローもフォロワーも150人いないくらいなのだが、鍵をかけているので、親密度に多少の濃淡はあるが友達しか関わりがない。だから何の気なしにストーリーを見ているときに緑色が見えるとちょっとぎょっとする。

「こいつ親しい友達ほど友達か?」と。

そんなに友達が多くない人間なので、SNS上で親しい友達認定をされてしまった日には親しい友達然とした行動を取らなければならないのでは、という強迫観念にかられる。もう気になってしょうがなくて1度聞いたことがある。「親しい友達の定義ってなに?」すごい嫌な哲学家である。回答はこうだった「職場の人以外をみんな親しい友達に入れている」。なるほど投稿の中身で変えるのか。
確かに会社の大して仲良くないちょっと上の人から「インスタやってんだフォローさせてよ」って言われたら血の気が引く思いをする。断るほどの心の強さもない。
ちなみにその聞いた人は、有給を取って遊びに行ったときなど投稿しづらいのがきっかけだったらしい。なんとも風通しの悪い時代錯誤な職場である。

とにもかくにもインスタの親しい友達は中身で変えているということが分かった。ただSNSの投稿する内容をきれいに2分割して、全員に見せられる、特定の人にしか見せられないというのを判別するのはすごい難しい気がする。

ただ人間生きていれば常に選択の連続である。
グレーがあればいいのだけど、そうもいかない。
黒か白。海か山。夏か冬。男と女。親しい友達か親しくない友達か。
インスタグラムを通してまた一つ人は成長するのである。


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