見出し画像

初心者向け。ハンドメイド品販売の写真の撮り方3

やっていきます。

前回の記事では
オススメ2選のアプリをご紹介しました。

今日は

〝カッコいい写真ではない、売れる写真を。〟

について解説していきます。

先ず最初に、販売するにあたり

写真って、美しい写真とか

カッコいい写真を撮らなきゃ売れない??

と思われがちですよね?

ですが、商品の通販は

カッコいい写真〟=〝売れる写真〟とは
限らない。


・売る為の商品写真とは?

具体的に何が違う(売れる写真はこうである)
っていうのを列挙していきます。

①背景がシンプル
②単体で撮れているか
③多角から見せているか
④Instagramとの違い


といった内容ができているかどうか。

①は背景がシンプルか?

これは冒頭(前々回)に記述した内容と被りますが

背景がシンプルが大前提、

例えば

背景は至ってシンプル
背景にラグを敷いた写真。
ブランドであれば
雑多な背景でも売れるが
初心者はシンプルな、背景から始めよう。


比較するとわかりますが

上は至ってシンプル。

下はラグを敷いております。

この場合、上の写真の方が
売れ行きが比較的良い傾向にあるのです。

それは何故か。

VP(ビジュアルプレゼンテーション)づくり
と言って

例えば
ショッピングセンターにて、お店の前を通りがかるとき
(雑貨屋さんなど例外として)


ショーウィンドウやエントランスが

雑多なお店では、色味やモノの情報が多すぎて

何を〝ウリ〟にしているのか分かりにくく
スルーされてしまうのです。

その為、商品を引き立たす為に

不必要な情報は取り除き

シンプルなデザインや商品展開の方が

訴求力が上がるからです。

背景は極力シンプルさを狙いましょう。

・3の法則

これも少し専門的な話となります。

3の法則。

お店ならショーウィンドウ

通販ならサムネイル(一枚目の写真)

が3の法則に適っているかどうかもカギです。

3の法則とは?

色味が3色以内に抑えられているか
(人は4色以上ある区画に対して〝多い〟と感じるようです、3色までが抵抗なくモノを見れる傾向がある)

三角形の形にしてあるか
これは商品的に難しい場合があるのですが
可能な限り3角形が作れる形状のモノは
3角形にして展示すると良いのです。

写真のように
少し対象物を斜め置きにして

対象物の頂点に鋭角がくるように。

可能であれば
2枚目のキーホルダーの様に
広い底辺をつくるようにする。

こうすることで、安定感が生まれ
抵抗感がなくなるそうです。

※ちと写真のものは
強引に3角形に持って行ってますが
アパレルのウィンドウで良くやる小技です。

その他、Zの法則や左から右にかけて
サイズ(大きさ)を上げる

など色々とありますが
この3の法則はブツ撮りで、使えるので
ご参考下さい。

②写したい商品が単体で撮れているか?


ここは基本なので
サラッと。

ここは既に大半の方はメルカリなどで
できているかと思いますので。

販売したいアイテムの
サムネイル(1枚目)は

単品が基本です。

同じ黒系のアイテムでまとめた
写真。
これが1枚目だと
どれが販売アイテムなのか?
それもセットなのか?
一瞬の迷わせが
購入者へのストレスになるので注意。
コチラをサムネイルで使うのが
基本。
ひと目みて、何の販売かすぐ判るように。
そしてカバンの訴求力が上がるので、効果的。


例のカバンの写真ですが

サムネイルにするなら

下の写真ような単品を使いましょう。

③多角から見せているか

メルカリを含めた
最近のフリマアプリや

ハンドメイド販売サイトは

写真が10枚以上掲載することが可能です。

※昔は4枚だけでした泣

その為
商品の様々な角度から

撮れているかもポイント。

10枚掲載できるサイトであれば
なるべく10枚全てフルで使うように。

例えばコチラ

財布の10コマを載せたサイトの写真。

ここでポイントが。

多角と言っても
むやみに違う角度から

撮影すれば良いというワケではないのです。

それは

その商品のチャームポイントも
しっかり撮れているか?

ということ。


改めてコチラをご覧頂きたいのですが

このアイテムには
強調したい点、特に見てほしい点など
チャームポイント
がたくさんあります

例えば最低でもこの3つがそうです。

チャームポイント

①フタのポケットにある刻印
(刻印つくるのにお金かかりました笑)
②左の小判カン
(ウォレットチェーンもつけたいという購入者層に見てほしい)
③右下のボタン
(何の変哲もないようですが、素材が真鍮。真鍮好きの方からこのボタンを指定されます)

これらチャームポイントは


購入者側よりも

販売側や作家側が一番

わかっている点でもあるのです。

しかもこの点は

①アピールして購入者側に伝える、訴求する

②それが共鳴して頂けた方に購入して頂く

③その作家のこだわりに強く共鳴して下さる方が
ファン=顧客となる

という大事な構図になるので

写真撮影では

作家であるご自身がどこをアピールしたいか
どの角度からそれを撮ればよりアピールできるか

を意識しましょう。

④Instagramとの違い

これまで

自分自身で色々な写真を載せてきたり

色々な作家さんの写真やブランドを見てきたのですが

Instagramの写真と通販サイトの写真は
ウケ方が別である

というものです。

例えば

Instagramでは
コチラの写真が


多くのビュー数を稼いでいますが


一方

通販サイトでは

コチラの写真で多くのご注文をいただいております。

ちゃんとした比較検証などは
行っておりませんが

Instagramでは多く頂くいいね

と通販サイトで多く頂くお気に入り

ではやはり訪問して下さる客層が
違うということも認識する必要があります。

・Instagramは
何となく見つけて、
あとから欲しいと思って頂くパターンが

・通販サイトは
元々購入するつもりで
多くの類似した商品から見つけて頂く
パターン

訪問のきっかけが違うのです。

今回はとりわけ、Instagramの撮り方や
フォローワー数増加のコツを載せているわけではない為
Instagram術はありませんが

これだけは確かです。

〝Instagramのフォロワー数が少なくても
通販サイトのフォロワー数は伸び、売上も作れる〟

僕自身がそうだからです。

まずは
通販サイトに向けた写真づくりから注力して
リアル物販で売上を作りましょう。

続きは次回。

では。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?