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在宅介護の実際・・・⑤

皆さん、こんにちは♪ 「#医療系事務職員応援隊」の長幸美です。
ゴールデンウィークもあっという間でしたね。如何お過ごしでしたか?

連休明けに、父の定期受診(認知症専門医)と訪問診療でした。
長谷川式は既に0点・・・
なまじ身体が動くだけに本人も辛いですよね。
孫のことは全く、それどころか、娘のことも分かりません。おそらく飯炊き婆さんくらいに思っているのではないかと思います。

徘徊は室内出てもテラスくらいになりましたが・・・何せカギが開けれないのでなかなか外には出ようとはしません。しかし、こうと思ったら猪突猛進・・・さすがに猪年の血は変わらないようです。それでも、何が気になるのか、うろうろ・・・夕方特に落ち着かなくなります。

それでも、「プライド」は残っているようですね。

母は長年連れ添ってきた父が少しずつ壊れていく様子が、受け止められないのでしょう。子供と同じように、叱って教えている・・・といいますが、見ていられない状況になっています。どちらのご家庭もそうなのでしょうか?
できなくなってきたことを「なぜできないのか?」「いうことを聞いていない!」と責め、ここに座れ、さあ足を上げろ! なんでも私にさせてから、こんなはずじゃなかった!と言っている様は、本当に聞いていられない・・・だからと言って、手を出せば文句を言うので、たちが悪い・・・と思います。とりあえずは、思うようにさせておこうと様子を見ているのですが、最近は本当に忍びなくなってきました。かえってどちらか施設にお願いしたほうが良いのではないか・・・??

母もつらいだろうと思いますが、父は何も言わないのですが、時として反抗的な態度をとりますので、つらいんだろうなと思います。
いずれはグループホームにお願いすることも視野には入れていますが、母が納得するまで、やりたいようにさせておこうと、あきらめにも近い境地です。こんな状態でも、自宅で過ごすことは本人も望むことなのでしょうか?私たち家族のエゴではないか・・・と悩むことも多いです。

現状排せつはほぼオムツの状態で、自分で行くことはなくなりました。したがって、トイレ以外のところにやっちゃうということも・・・なくなってきました。

食事はというと、糖尿病があるため、また、コントロールが悪いために、かかりつけの先生からは食事制限をするように言われますが、なにせ85歳です。食べたいものを制限することはあまりしたくないと思っていますが、
おやつは大好きなので、母がこっそり食べさせているようですね。
昨日もヨモギ入りの餡餅を2個も食べていました!

食事は、セッティングすると自力でお箸を使って食べています。
しかしながら、最近は途中で満足するのか、食べるのをやめて、ひとつの器に入れ、遊んでいるような状況になります。あまり無理に食べさせることはしないのですが・・・先生からもおかずはしっかり、ご飯は残しても問題はないから・・・といわれていますし、できるだけ高たんぱくのものを・・・と思い工夫はしています。
デイサービスでは、おやつは完食するそうですが、昼食は途中で食べるのをやめてしまうようで、職員さんが声をかけてくださっているようです。

年を取るということはつらいですね・・・
少しずつできないことが増え、認知機能が落ちてくるため、もの忘れもありますし、認知症になると、今やっていたことも、話していたことも、分からないようで、はたから見ると、つらくなりますが、本人はもっとつらいかもしれませんね。
母も、年相応の認知機能の低下があります。
こちらは、本人も分かっているようで、何度も日付と曜日を確認し、私の勤務を確認します。家にいるというだけで安心しているようですが、その分、母は外に自由を求めていくような気がしています。

今、私は仕事も、テレワークで、直属の上司も社長も理解してくれています。このため、家庭最優先で、「ほぼ在宅、時々出社」の状態がもう2年続いています。あと何年続くのかなあ・・・
仕事の合間でも、中抜けの状態で、介護させてもらっていますが、「その分はお客様に迷惑が掛からないように、調整して働いてもらったら、それでいい」と言ってくれています。その分仕事には厳しいのですが、終わらない分は時間外でも対応できるので、何とかバランスを保ち、私も頑張っています。また、それでも(そんな状況の私でも)雇い続けてくださることに本当に感謝しています。
でも、この状況がわからない総務の方にとっては、とんでもない問題児かもしれませんね。会社のルールからは外れてしまうので・・・

これから先、どんな介護生活が待っているのかわかりません。病院勤務時代の知識では想像がつかないのです。
どのくらい継続するのかもわからない・・・不安もいっぱいですが、私の経験はきっとクリニックの先生方の役に立つはず!と信じ、今、この時を精いっぱい生きていこう!と思っています・・・大げさかもしれませんが・・・

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
なんだか、とりとめもないハナシになってしまいましたね。
日頃は、地域の中でサポートしていくということをお話し、提案する立場ですが、今日は、在宅介護の日常的なお話でした。皆様の工夫やアドバイスなど、お聞きしたいですね。


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