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秋の空〜新たな挑戦の始まり~

皆さん、こんにちは♪ 「#医療系事務職員応援隊」の長幸美です。
私どもの職場では、9月から新たな営業期になります。
昨年度予定していたことができたことできなかったこと・・・様々あるのですが、新たな気持ちで頑張っていきたいと思います。

・・・ということで、備忘録的にできなかったこととともに、これからの取り組みをまとめてみたいと思います。

【前年度のサマリー】
①「#医療系事務職員応援隊」としての活動
本業の方では、診療報酬改定もあったので、週1回のオンライン講座+週2本のコラムによる情報提供を行ってきましたが、医療系事務職員のスキルアップには程遠い内容だったかも・・・

②新規開業及び医療法人化の支援
開業までの道のりは長いのですが、先生方の想いをつなぎ、滞りなく開業までのご支援をさせていただきました。近年は新規というより、既存のクリニックから継承するケースも徐々に増えてきて、地域が違えば手続きが違ってくることもあり・・・その都度確認しながら丁寧な対応しつつ、予定通りの開業ができホッとしています。
けれど先生方にとっては、これからが正念場。コロナ感染による影響もあり、しばらくは伴走し少しずつ手を放していくことになりますね。

③業務改善
先日報道で保健所職員の感染後の証明やフォローアップ、全数把握、等、作業量が増加してきていてパンクしているという内容の報道がありました。
感染対策で、作業や書類関係が膨大になってきているのは、医療機関も同じなんです。これまで以上に共用するものに関しては消毒を行い、定時換気、院内待合の制限をしている医療機関は、携帯電話による呼び出し、予約対応、発熱外来のたびに炎天下の中完全防備をして診療を行う等、医療職も事務職も厳しい対応を迫られています。報告業務も膨大な資料提供が必要なため、その作業は診療終了後、夜遅くまで続いています。・・・そうかといって増員したくても、医療機関で働きたいという人は減っているのか(感染を恐れ退職者もいます)、募集をかけてもなかなか来てくれない状況があります。
このため、事務作業や看護業務等、やらねばならないことと、医事システム等からのデータ出力でよいものと、区分けし、作業量をスリム化したうえで、医療専門職が専門性を発揮してクリニックが一丸となって診療できる体制を構築し、改善活動を行いました。一つの医療機関(クリニック)は、その時に見えてきた中で、診療報酬の算定漏れがみつかり、私の契約料以上の収入確保に成功ましたた。

④医師の働き方改革
県の勤務環境改善アドバイザーの仕事も受けているため、月に1回訪問し、2024年から実施される医師の時間外勤務制限について取り組みを進めています。
国は「タスクシフト/タスクシェアリング」を進めて、医師の医療行為を看護師や薬剤師・放射線技師・リハビリ専門職・医師事務作業補助者にシフトできるように仕組みを変えてきていますが、実際のところ、医療機関は追いついていません。業務をタスクシフトするためには、手持ちの業務が「ねばならない業務」かどうかを見極め、手放していくことやICTを活用することも検討していかなければ、うまくはいかないと思います。
この取り組みは次年度に向けても継続です。

⑤社内連携について
私が働いている環境は、母体が会計事務所のため、士業の方が多く私のような元医療従事者は少数派です。医療機関の先生方と担当者の通訳の役割もあると思うのですが、今年はチームで動くことも多くなり、少しずつうまくかみ合ってきているように思います。

もともと医療機関にいたものとして、医療機関に訪問すると、どうしてもアラが見えてきます。初めての医療機関であっても、何となく風通しが悪い、「血液が滞っている」ところが見えてきてしまうのですが、流れをスムーズに変えていくことにより収益も職員の満足度も上がってくるのではないか・・・。分かってはいるのですが、なかなかそこまで踏み込めなかったというのが反省点です。

【2022年9月度以降に向けて】
①情報発信
Webサイトの見直しを行い、発信内容を整理していきたいと思います。
今年社長に勧められて始めたNoteですが、50本を超えてきました。
週1回、コラムよりももっとフランクに仕組みを考えて連携・つながるということをお話していきたいと思います。

②組織再編
会社の組織が少しだけ変更になりました。このため、私と同立場で対応できる・・・つまり医療機関出身者や広報・つなぐということを効果的にできる方と一緒に考えていくことができるようになりました。別組織の枠を超えて、もっとコラボレーションできるようになるのではないかと思って、わくわくしています。
社内でも、人事や税務担当者とのコラボレーションが増えていきそうです。
コロナ禍で、厳しい状態に置かれている医療機関、VUCAの時代の風に吹かれ飲み込まれそうな医療機関と、協力して一緒に歩んでいくことができるといいなと思います。

③人材教育
昨年はクリニックの中で、診療をストップして丸一日教育日をとり、院長の想いを伝える仕事をしました。現在もサポート期間で少しずつではありますが、変化しているのが楽しみです。
病院在職時代から、近くのクリニックや病院の事務の方々、先生方とお話をしたり教育支援をしたりしていましたが、事務職員のスキルアップは今だからこそ必要なことととらえています。

それに加え、今期からある大学で非常勤講師のお話をいただき、挑戦することになりました。初の試みです。「診療報酬請求学」というコマですが、現在ではレセプト請求だけにとどまらず、様々な活躍を期待されている講座だと思っています。
薬学の知識を持ちつつ医療福祉サービスのマネジメント能力を備えた事務職員、医療機関で貢献できる事務職員の育成を目指すという大学側の熱意に感銘を受けたのと、もともと事務職員の底上げをしないといけないと感じていたこと、病院はしっかりした事務職員がいないと発展しないのではないかと感じていたこともあり、上司と相談の上、受けることになりました。
私ができる内容を伝えると、大学側も興味を持ってくれて任せると言ってくれています。1年生ですので、現場での活躍の可能性や事務職員の醍醐味が伝えられるといいなと思って、わくわくしています。

そんなこんなで走り始めた今季、前期から引き続きの手続き業務もありますが、毎日の業務を楽しんで邁進していきたいと思います。
秋の空を見ながら、さあ、頑張ろう!!
皆さんはどんな毎日でしょうか?楽しくないと継続できません。楽しんでいきましょう!!

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